浮気の証拠 PR

探偵の浮気調査能力は舐めない方がいい。細かく書かれた調査報告書を見るたびに思う。

探偵の浮気調査能力は舐めない方がいい。細かく書かれた調査報告書を見るたびに思う。

私は「浮気探偵チャンネル」というサイトを運用しながら、士業事務所や探偵事務所のコンサルティングを行っています。

士業や素行調査等の業界に身を置きおよそ13年になります。
弁護士案件では離婚業界のマーケティングを行い、そのほとんどが浮気や不倫による慰謝料の請求でした。

浮気による慰謝料請求は意外に簡単ではありません。
浮気相手とのメールのやり取りや、一緒に歩く姿を目撃した、ぐらいでは証拠として認められないケースがほとんどです。

一番驚かれるのは、浮気した本人からの自白でも証拠にならない場合があります。
これは愛人側を守り、一番知られたくない部分のみを隠す場合があるからです。

そこで、できるだけ高額な慰謝料を請求する為、弁護士から探偵に依頼する訳です。

「浮気を断定できる証拠集めてきてね」
「費用は回収した慰謝料から払える」
と。

探偵事務所に出入りする私は(プライバシーが守られた形ですが)調査報告書も見させていただきました。
私はいつも調査能力に驚かされていました。

「どうやってここまで調べるんだろう…」と疑問に思うばかりです。
本当に探偵の調査能力は舐めない方が良いなと思いました。

探偵が浮気調査をする場合、どのような調査方法をしていてどのくらいプライバシーが暴露されてしまうのか、一般の人はあまり詳しく知らないものです。

知らない間にプライバシーが調査されて、がっちりと調査報告書にまとめられてしまいます。
探偵のよくできた調査報告書があると、もはや浮気の言い逃れをすることは一切できなくなります。

この記事では

  • 自力で浮気調査はできるのか?
  • 探偵の浮気調査の費用相場
  • 探偵の浮気調査能力

など詳しく解説します。

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自力で浮気調査して証拠を得ることは可能?

自力で浮気調査して証拠を得ることは可能?

(1)浮気調査は何のために行うのか

自力で配偶者の浮気を調査すること自体は、必ずしも不可能ではありません。
しかし、その調査によって証拠が得られるかどうかはまた別の話です。

そもそも、浮気調査は何のために行うのでしょうか?

ただ単に夫や妻が浮気をしているかどうかを知ることができればよく、それ以上は何も求めない、という方はそう多くないでしょう。
わざわざ調べるからには、離婚や慰謝料の請求を視野に入れた上で、仮に裁判となったとしても浮気の事実を立証できるような証拠を入手しておきたいはずです。

つまり浮気調査とは、配偶者が浮気をしているかどうかという事実を確かめるだけではなく、浮気をしていたならそれを立証できる証拠を得るために行われるものです。

(2)浮気調査と証拠

「浮気調査」とは、夫婦の相手方が浮気をしているのではないかと疑われる場合に、相手を尾行するなどの方法によって浮気をしているかどうかを調べ、浮気がなされているならば写真と詳細な報告書により、その事実を明らかにすることです。

「証拠」とは、法的定義としての浮気の存在を証明できるものを意味します。

自力で浮気調査を行うというのは、この証拠を自分の力で手に入れることを意味しますが、何が「浮気の存在を証明できるか」を適切に判断するのは困難です。
なぜなら、自分だけが浮気を確信しているのみでは、他者に対して浮気の事実を認めさせることができないからです。
ここでの「他者」とは、配偶者やその浮気相手にとどまらず、裁判官も含みます。

たとえば、夫の上着から女物の香水の匂いがして、長い髪の毛が一本付着していたとしましょう。
これを浮気の揺るぎない証拠だ、と考える妻がいるかも知れません。

しかし、満員電車や会社などで香水の匂いが移ることは珍しくありませんし、上着に偶然誰かの髪の毛が付着することも不自然とまではいえません。
それだけで浮気が100%あったということの証明にはならないのです。

浮気を疑う側というのは、なかなか冷静になれないものです。
一度疑わしいと思ってしまうと、何もかもが怪しく見えてくるのが人間の心理でしょう。
それゆえ、他者から見たら証拠に値しないものでも、確実な証拠だと思いこんでしまう可能性が高くなるのです。

(3)自力での証拠の取得

Web上では、浮気の証拠集めを自力で行うための方法がいろいろと掲載されています。
それらの方法で証拠を得るのは、完全に無理とまではいえません。

ただ、自力での証拠集めが想像以上に難しく、リスクをはらむものだということは理解しておいたほうがいいでしょう

特に、「一度試しに自分だけの力でやってみて、ダメそうだったら専門家に頼めばいい」と安易に考えることはできない、という点に注意すべきです。
下手に自分だけで浮気調査をしようとして、配偶者や浮気・不倫相手に露見してしまっては、ガードが固くなってしまうからです。

他にも様々なリスクがあり、自力での証拠集めの困難さがうかがわれます。
詳しくは下記にまとめてあります。

探偵の浮気調査の料金や費用相場はどのくらい?

探偵の浮気調査の料金や費用相場

(1)探偵事務所によって料金が全く異なる

探偵事務所に浮気調査を依頼する場合、高額な料金がかかるイメージがあります。
料金が高いことが不安で浮気調査に踏み切れない人もたくさんいます。

では、実際に浮気調査を依頼した場合の料金はどのくらいになるのでしょうか?

実は、探偵の浮気調査の料金は依頼する探偵事務所によって大きく異なります。
同じような尾行調査を依頼しても、10万円台で済むこともあれば70万円以上かかる場合もあります。

探偵事務所に浮気調査を依頼する場合には、まずは料金についてきちんと説明を受けて納得することが必要です。
追加費用の有無や調査の内容などについてもしっかり確認しましょう。

(2)GPS調査だけなら安い

探偵に浮気調査を依頼する場合、まずはGPS調査だけを行ってもらうことがあります。
GPS調査だけの場合には、料金が安いです。

この場合、自動車などにGPS記録器をつけてその内容をチェックするだけなので、探偵事務所としても調査員を張り付かせるなどの手間がかからないからです。
GPS調査だけの場合、費用は5万円前後で済むことが多いです。

よって、GPS調査だけで充分浮気の証拠がつかめたと思った場合や、今はとりあえずGPSで相手方の居場所や素性などを知りたいだけの場合などには、GPS調査だけで済ますと費用が節約出来ます。

ただ、探偵事務所によってはGPS調査だけを独立して行ってくれないところもありますし(尾行調査とセットになっている)、そもそもGPS調査をせずに尾行調査だけをする探偵事務所もあります。

したがって、探偵事務所を選ぶ場合には、調査方法についてどのような工夫をしているかをしっかり聞いて、費用面の両方の意味で良心的な事務所を探すことが大切です。

(3)尾行調査の金額の計算方法

探偵事務所の主な浮気調査方法は尾行調査ですが、尾行調査にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?

この場合の費用は探偵事務所によって大きく異なります。
中には詐欺まがいの高額請求をしてくる事務所もあるので、注意が必要です。

以下では、通常の一般的なケースについて解説します。

① 調査員の人数

探偵の尾行調査にかかる費用は、尾行させる調査員の人数によって異なります。
たとえば通常のコースでは調査員が2名だけれども、事情があって3名、4名に増やす場合などにはその分費用がかさんできます。

調査員が2名の場合、尾行時間が半日程度でも10万円は超えるのが一般的です。
だいたい10万円~20万円くらいが基本料金になっていれば、妥当な範囲内と言えるでしょう。

② 尾行にかかる時間で計算

探偵の尾行調査にかかる費用は、尾行する時間の長さによって異なります。
当然尾行の時間が長くなればなるほど金額は上がります。

たとえば、基本は5時間として延長料金がかかるケースなどもあります。
探偵の尾行中に契約していた時間が経過すると、探偵から依頼者に電話がかかってきて「(料金がかかりますが)延長しますか?」と聞かれることなどもあります。

そのとき、重要な場面をおさえている最中などであれば、延長して浮気の証拠を確実にしておく必要があります。
反対に、何もつかめていないような場合なら、そのままその日は解散してもらうと良いでしょう。

また、良心的な探偵事務所の場合には、延長料金をサービスしてくれるところなどもあります。
反対に、探偵事務所によっては何度も追加調査を勧めてきて、そのたび何十万円もの費用を要求され、気づけば探偵事務所のために100万円、200万円を費やしていたなどのケースもあります。

探偵事務所に依頼する場合にはどれだけ精度の高い調査方法をしてくれるか、それについて良心的な費用設定があるかどうかが重要になります。

浮気調査の期間や時間はどのくらいかかるの?

探偵の浮気調査の期間や時間

(1)浮気調査は時間との戦い

配偶者の浮気を疑う立場としては、一刻も早く浮気の有無を確かめたいものですよね。
手をこまねいている間に、妻や夫が愛人と逢い、互いに不実な愛を囁き合っているとなれば、それは不快で腹立たしいことでしょう。

ただ、そうした気持ちの問題だけではなく、浮気調査には迅速性が求められる場合もあります。
第一に、こちらが相手の尻尾を掴んで離婚なり慰謝料なりの請求を行うのが遅れるほど、相手方に主導権を握られやすくなるという点が挙げられます。

証拠を得られないうちに相手側から別れを切り出されてしまうと、交渉を有利に運ぶことが難しくなりますし、証拠そのものを隠滅されてしまうおそれもあります

第二に、浮気や不倫を理由とする慰謝料請求には時効があり、客観的な証拠を固めないうちに一定の期間が過ぎてしまうと、請求ができなくなってしまうという点が挙げられます。
時効が到来してから「きちんと調査をして証拠を掴み、請求しておけばよかった」と後悔しても遅いのですね。

では、浮気調査自体にはどのくらいの期間や時間がかかるのでしょうか。

(2)浮気の態様と調査期間の関係

当然の話ですが、浮気調査を始めてから配偶者が一切浮気をしなければ、「浮気が行われていた」という証明はできません。

たとえば、1ヵ月に1度の頻度で浮気がなされているのだとすれば、残りの29~30日は浮気が行われていないことになります。
浮気が行われない期間に1週間や10日間ほど浮気調査をしたところで、意味がありません。
せいぜい浮気相手とのメールなどを確保するのが関の山で、密会現場などの「決定的な証拠」を押さえることはできないのです。

つまり、浮気調査にどれだけの期間や時間がかかるかは、浮気の頻度や場所、巧妙さといった態様に左右されるということです。

配偶者が毎日浮気をしていたなら、調査を始めて1~2日あれば決定的な証拠を掴めるかも知れませんし、週一での浮気なら最短でも7日前後はかかるでしょう。
また、社内での浮気なのか、プライベートで家を抜け出しての浮気なのか、といった点でも調査の仕方や難易度は変わってくるため、調査にかかる期間や時間の長さは異なります。

浮気調査にかかる日数は、平均的には3日~1週間程度とされていますが、あくまでも個々の具体的なケースによって違ってくるという点には注意しましょう。

また、1日のうちの調査に費やす時間は5~6時間で、これを複数回にわたって繰り返すというのが一般的です。
24時間をフルに調査するのではなく、外回りの時間や退社後といった、浮気が行われやすいタイミングを見計らって集中的に調べるというわけですね。

(3)浮気調査の期間と費用

仮に浮気調査を自力で行うのではなく、探偵に依頼するとすれば、調査期間が長引けば長引くほど費用も多くかかることとなります。

以下の項目でも解説していますが、探偵事務所では調査員を複数名つけることで浮気調査を進めていきます。
そのため、調査期間を長く取ることで人件費がかかり、調査費用の高額化を招くことになるのです。

ただ、逆に調査期間を短く限定することで費用を抑えることも可能です。
要は浮気を証明するための決定的な証拠さえ得られればいいのですから、浮気をしているのが疑わしい日を選んでしてもらうといいでしょう。

たとえば、不自然な出張が増えているとか、週ごとに特定の曜日は帰宅が遅いとか、そういった兆候がみられるのなら、そういったタイミングを集中的に調べてもらうよう依頼をしましょう。

加えて、配偶者や浮気相手と思われる者の情報は、どんなに些細なものでもきちんと探偵に伝えるべきです。
顔貌や身長、体型や服装といった外観だけではなく、勤め先や用いている車種、その色、生活のパターンや交友関係、行きつけの店といった情報を伝えることで、調査の精度が向上します。

探偵は基本的に浮気の疑われる配偶者を尾行し、浮気の現場を記録することとなります。
誰が尾行対象なのか、対象はどのように行動するのか、といった点を予め知らせておくことで、効率的な調査を行えるようになるため、結果として調査期間も短縮できるというわけです。

このように、浮気調査に要する期間や時間はケース・バイ・ケースですが、依頼する側が一手間かけることで短く済ませることも可能です。
この意味で、自力での調査や工夫がまったく必要ないわけではない、といえるでしょう。

調査期間や時間は下記でも詳しく解説しています。

結局、探偵と自力の証拠集めはどっちが良い?

プールで浮気

(1)浮気調査を依頼した場合と自力で調査した場合の比較

探偵事務所に浮気調査を依頼した場合と、自力で調査を行う場合とでは、何が異なるのかという点が問題となります。
比較のポイントとして、次の3点が挙げられます。

  • 調査にかかる期間
  • 得られる証拠の確実性
  • 調査に要する費用

それぞれ順にみていくことにしましょう。

(2)証拠を得るまでの期間の違い

前項でご説明したように、浮気調査には時間との戦いという側面があります。
また、それでなくとも浮気の疑いを持ったからには、できる限り早く浮気の確証を得たいと思うのが心情ではないでしょうか。

自力での調査は手軽に取り掛かれる反面、迅速性という点では難があります。
たとえば録音や録画の専用機材を持っており、尾行の経験や技術も有しているという方なら調査も問題なく行えるかも知れません。

ですが、大抵の方はそうではないでしょう。
配偶者を追おうにも見失い、あるいは証拠にできるような記録を残すのも難しく、結局は何日も成果を挙げられないまま……ということは珍しくありません。

いっぽう、探偵事務所に浮気調査を依頼した場合は異なります。
探偵は浮気がなされている疑いの強い日時を絞り込み集中的に調査を行いますので、特定の日を勝負日と決めてしまえば、即日で証拠を確保してしまうこともあります。

得られた証拠を基に、調査報告書という形で渡されるまでには数日程度の期間はありますが、浮気があったのかどうかは直ちに知らせてもらえます

浮気というのは、その有無を疑う段階がもっとも辛いものです。黒だと知ってしまえば腹を括ることもできますが、疑心暗鬼になっているだけで、もしかしたら配偶者は白なのかも知れない、と思い悩むのは苦しいことでしょう。

プロの探偵による迅速な調査は、そういった不安や悩みを取り除いてくれるのです。

(3)浮気の証拠を確実に手に入れたいなら

自力による浮気調査の危険なところは、得られる証拠が不確実だという点にあります。
これは、裁判でも使えるような「証拠」がどのようなものか素人には判断しにくいということと、証拠の記録の仕方にも技術が必要だということによります。

散々苦労してメールのやり取りを確認したとしても、浮気の証拠としては弱いと見なされてしまったり、配偶者と浮気相手の後をつけて写真を撮ったとしても、ブレていて人物を特定できなかったり、ということは往々にしてあります。
それどころか、尾行が相手に見つかってしまったら言い逃れられ、その後のガードが固くなってしまう危険性すらあるのです。

浮気の証拠を確実に手に入れるには、「証拠の質」と「確保の手段」が共にしっかりとしたものでなくてはなりません。

探偵事務所はこの双方を兼ね備えています。
第一に、何が法的にも有効と見なされる証拠に当たるのかを熟知しているため、浮気をきちんと証明できる質の高い証拠を見分け、取得できます。

第二に、どのように記録を残せば事実の証明をできる証拠となるのか、そのテクニックとノウハウを持ち合わせており、専用の機材も所持しているので、安定的に証拠を確保できるのです。

探偵が具体的にどのようにして証拠を得るのかについては、後述します。

(4)調査にかかる費用の差は?

いくら迅速かつ確実な証拠を得られるとしても、その分高額な費用がかかってしまうのではないか、と思われる方もいらっしゃるかも知れません。
実際、自力での浮気調査を選ぼうとする理由として大きいのが、費用を抑えられるという点ではないでしょうか。

確かに、自分だけで調査を進めようとすれば必要最小限の経費で済むのに対し、探偵事務所に浮気調査を依頼するとそれなりに安くない費用がかかるのは事実です。
人件費や機材代に加え、専門家としてのテクニックやノウハウへの対価が必要となるので、無理もないことでしょう。

ですが探偵に依頼するのは、いくら費やしてでも浮気調査を確実に行ってもらいたいから、という理由だけではありません。
実は、探偵に依頼することで金銭的にプラスとなる部分も出てくる、というケースがあるのです。

浮気や不倫の場合、慰謝料を請求することができます。
これは離婚をするかどうかにかかわらず、受けた精神的な苦痛に対する賠償として請求できるものですが、具体的にいくら請求できるのかという金額には幅があります。

慰謝料の額は当事者同士の交渉や、それでまとまらなければ裁判によって決められます。
ここで、「確実な証拠」の存在が物を言うのです。

相手方と交渉するにせよ裁判によるにせよ、自分以外の第三者にも浮気や不倫の事実と、それが客観的にどれほどの精神的な苦痛をもたらすものか、ということを伝える必要があります。
確実な証拠があることで、それらを立証することができるため、慰謝料の増額が見込めるのです

浮気・不倫に関係する慰謝料として、押さえておきたい点が2つあります。

① 離婚に伴う慰謝料請求

まず、浮気や不倫を理由として離婚に至った場合、慰謝料は増額する傾向にあります。
なぜなら、離婚するほどの精神的な苦痛があったと判断されるからです。

この場合、慰謝料は200万円~500万円が相場となっています。
金額に幅があるのは、離婚に至るまでの事情の中で、暴力や暴言、経済的抑圧などがあったかどうかといったポイントにより増減するためです。

② 愛人・不倫相手への慰謝料請求

浮気・不倫がなされた場合、配偶者だけではなく愛人や不倫相手にも慰謝料請求を行うことができます。
とはいえ、これは配偶者と不倫相手から慰謝料を二重取りできるという趣旨ではありません。
慰謝料として受け取ることのできる総額は変わらないのです。

たとえば、慰謝料として300万円が認められたとしたら、配偶者からも不倫相手からも300万円ずつ受け取れるわけではなく、150万円ずつといったように、合わせて300万円となるわけです。

結局もらえる金額が一定なら、愛人・不倫相手へ請求できることに何の意味があるのでしょうか?
これは、請求相手の資産状況との兼ね合いで、保証の度合いを強めるという意味があります。

妻にせよ夫にせよ、あまり財産を保有していない場合があります。
その一方で不倫相手が裕福だとすると、配偶者に請求するよりも不倫相手に請求したほうが、より確実に慰謝料を得られるのです。

このように、確実な証拠があることで慰謝料を多く請求できるようになれば、結果としてプロに浮気調査を依頼した分の費用も元が取れるケースがあるのですね。

それではここからは探偵事務所の調査能力について詳しくお話します。

探偵への依頼の8割は浮気調査

探偵への依頼の8割は浮気調査

日本には私立探偵が意外とたくさんいます。私立探偵というと、どのような仕事をしているものだと思われるでしょうか?
今の私立探偵は、テレビドラマなどとは違って犯罪捜査は普通しません。

家出人探しや、ストーカー対策、盗聴器の調査などを行っています。
その中でもよくあるのが、浮気調査です。

今の探偵の主な仕事は浮気調査ではないかと思われるくらい、浮気調査はメジャーです。
私がお願いしていた探偵事務所の取り扱う案件のうちの8割は浮気調査で、残りは人探し、盗聴器探し、ストーカー調査とのことでした。

それほど多くの人が配偶者の浮気を疑っているということだと考えると、少し複雑な感じもしますね。

ただ、実際に浮気調査がどのようにして行われているかについてはあまりイメージがないという方が多いでしょう。
探偵が本気で浮気調査をすると、プライバシーの大部分が暴露されます。

探偵の浮気調査によって実際にどこまでプライバシーが暴露されるものなのか、これから説明いたします。

探偵の浮気調査方法

探偵の浮気調査方法

(1)まずは車にGPSをつけて行動パターンをチェックする

探偵に浮気調査の依頼をする場合、通常は相手を尾行してもらうことをイメージします。
確かにそのようなケースもありますが、実際にはそれより1つ前のステップがあります。それはGPS調査です。

相手を尾行すると言っても、相手がいつどこで浮気相手と会うのかがわからないと、どこで尾行をしたら浮気の現場をおさえられるのかがわかりません。

1日24時間1週間1ヶ月、四六時中相手に張りついているわけにもいきません。
そのようなことをすると、莫大な費用がかかってしまいます。

そこで、まずは相手にGPSをつけて、行動パターンを把握して、相手がいつ浮気相手と逢い引きしているかの目星をつけるのです。

たとえば、相手が金曜日の夜間に自動車で、とあるアパートに行っていることが多ければ、金曜日の夜間にそのアパートの前で張っていれば浮気の現場をおさえられる可能性が高まります。

このように、尾行調査の目星をつけるために、事前に相手の自動車や原付などにGPSをつけて、数日間その行動パターンを追いかけ調査します。
これによって、相手が1日の間にどこに行って何をしているのかなどがだいたいわかります

(2)GPS調査だけで浮気がバレることも

GPS調査は尾行調査の前提として行う意味もありますが、これだけで充分浮気が疑われることが多いです。

たとえば、相手方が夜中にあるアパートやハイツなどの前に自動車や原付を止めて一晩中出てこず、翌朝や翌日の昼に自動車で出発した場合などには、そのアパートやハイツに一晩泊まったことを意味します。
そうなると、そのアパートに住んでいる人と浮気していることが強く疑われます。

また、たとえばあるアパートに行ってそのままそこで誰かを拾って、ホテルなどに行ってそのまま一晩過ごすこともあります。
このような場合にも、やはりそのアパートに住んでいる人と一緒にホテルで一夜を過ごしたことになります。

さらに、会社を出てそのままホテルなどに行ったり、どこかで待ち合わせてホテルやアパートに行ったりすることもあります。
このような場合も、会社の同僚や待ち合わせの相手と浮気をしている可能性が高いです。このように、行動パターンがわかるとだいたい浮気がわかります。

そして、行動パターンを分析して実際に尾行調査をすると、ほとんど確実な浮気の証拠をとることができます。

(3)隠れ住んでいても居場所がバレる

浮気している人は、隠れ家を持っていることがあります。
たとえば奥さんがいても、外にこっそり女性と会うためのアパートを借りている人などもいます。
相手女性の家に転がり込んで、自宅に帰っていないケースなどもあります。

このように、隠れ住んでいる場合にもGPSがあるとバレます。
さらに、相手女性の家や名義が判明するため、相手女性の素性などもまとめてバレてしまいます。
自分ではうまくやっているつもりでも、探偵が本気を出して調べたら完全に筒抜け状態になってしまうのです。

(4)GPSをつけられても全く気づかない人たち

自分の自動車や原付などにGPSをつけられたら、通常は気づくのでないかと思う方もいるでしょう。

しかし、実際にはほとんどの人が「全く」と言って良いほど気づきません
GPS記録器はとても小さいですし、目立ちません。

たとえば車の場合なら、車の下に入り込んで、貼り付けてしまいます。
車の下までのぞきこんですべてチェックする人など普通いませんから、誰もGPSがついているとは思わないのです。

これは、原付の場合にも同様です。GPSをわかりにくい場所につけていたら、まず気づかれることはありません。
GPS記録器をとりつけるのにさほど時間はかかりませんから、設置しているところを見つかることもまずありません。

よって、GPSをつけても調査対象の相手方は全く気づかず平気で浮気相手と会って不倫します。もちろん、実際にはGPSによって行動パターンがすべて探偵にバレているとも知らないままです。

探偵の浮気調査方法(尾行や張り込み)

探偵の浮気調査方法(尾行や張り込み)

(1)実際に調査員が尾行する

探偵はまずGPSで相手方の行動パターンを調査しますが、これによってだいたいの相手の行動パターンが分析できたら次は実際に調査員が尾行して行動調査をします。
この行動調査も非常に精度が高く、たいていの浮気はバレます。

尾行調査をする場合、通常は2名以上の調査員がつきます。
調査員の人数によって費用は変わりますが、もっとたくさんの調査員がついてくることもあります。

また、尾行の際には適宜写真を撮ります。
調査対象が浮気相手と一緒に並んで歩いているところ、手をつないでいるところ、一緒にレストランやスーパーマーケットに入るところ、喫茶店でお茶しているところなど、どんどん写真に撮られてしまいます。

(2)尾行調査は気づかれないことがほとんど

探偵の尾行調査では、実際に調査員が何名かついてきます。

そんなことをすると目立つので、相手に尾行を気づかれるのではないかとも思われるでしょう。しかし、実際には調査員が尾行していても、ほとんどの人は「全く」気づきません。

実際、日常生活で自分が尾行されているなどと考える人はほとんどいないのです。
現代は情報化社会でプライバシー権やプライバシー侵害、個人情報流出などの問題がさけばれていますが、その割に実際に自分が尾行調査されて浮気の現場を写真に撮られても、たいていの人は全く気づきません。

「まさか自分はそのような目に遭うはずがない」と思い込んでいるのでしょう。

探偵事務所の調査員が尾行調査をしたときに、相手が気づいてまこうとしてきたり、相手が警戒して浮気相手と会わなくなってしまったりすることは、まずありません。自分だけは大丈夫という思い込みが命取りになっているわけです。

もちろん、探偵事務所の調査員はプロなので、見つからないようにうまく尾行していることもバレない原因の1つではあります。
数人が尾行しているとは言っても、いろいろと分散した角度から尾行をしたり、自動車などの乗り物を併用したりもするので、いかにも怪しげな4人組が後からついてきている、などという状況にはなりません。

このように、探偵が浮気調査で尾行をしても、たいていの人はそれにまったく気づかないまま平気で逢い引きをしてしまいます。

(3)尾行調査は全国&海外どこまでもついてくる

探偵の尾行調査はかなり精度が高く執拗です。
相手がどこに行っても、どこまででもついていきます。

全国、場合によっては海外までもついてきます

たとえば自動車や電車などを利用して遠方の他県に行ったり、そのまま現地の民宿に宿泊してしまったりしても、どこまでもついてきて何日も張り付かれます。
結局、旅館で一夜を過ごしたらほとんど確実に不貞の証拠がとられてしまいます。

また、調査対象が2人で食事をしているところ、道路を歩いているところ、アパートの中で2人で過ごしているところ、洗濯物を干しているところなど、外から見えるシーンはあらかた写真に撮られてしまいます。

このようなことから2人の親密性が明らかになり、不貞の色合いがどんどん濃くなっていくのです。

(4)キスしている写真など簡単に撮られてしまう

尾行調査では、極めてたくさんの証拠写真を撮られます。
調査中、四六時中写真を撮られていると考える方がよいでしょう。またビデオ撮影で動画も撮られます。
尾行中の行動はすべて証拠を残されてしまうということです。

たとえば、まず最初に自宅を出て浮気相手のところへ向かうところから写真を撮られます。
そして、浮気相手と会ったところ、一緒に道路上を歩いているところ、手をつないでいるところ、バスを待っているところ、レストランに入るところ、一緒に食事をしているところ、レストランから出てきたところ、ショッピングをしているところ、一緒にお酒を飲んでいるところ、キスをしているところ、一緒にアパートに入るところ、すべての写真を撮られます。

このように、網羅的に写真や動画を撮られることによって、証拠をがっちり固められるのでもはや言い逃れすることは不可能になります。

(5)ホテルやアパートの前で一晩中張り込まれる

探偵が尾行調査をする場合に重要なことは、相手方らが肉体関係をもった証拠をつかむことです。
法律上、浮気とは肉体関係を持つこと(いわゆるセックスをすること)なので、単にキスをしたり食事をしたり手をつなぐだけの写真では浮気の証拠にならないからです。

そこで、探偵が尾行する場合には、必ず相手方らが肉体関係をもったことがわかる証拠の取り方をします。
具体的には、相手方らがどこかの場所で一夜を共にした証拠を狙います。

たとえば相手の女性のアパートで一晩過ごしたり、旅行先の旅館に泊まったりシティホテルに泊まった場合などには、相手方らが不貞行為をしたことがほとんど確実になります。
必ずしも夜ではなく、たとえば昼間の時間帯でもラブホテルなどの場所に数時間入っていれば、それはやはり肉体関係をもったと言いやすいです。

一晩中張り込むと聞いて、「そこまでするのか」と思われるかも知れません。
しかし、探偵事務所が尾行をする場合、一晩中ホテルやアパートの前で張り込むことも普通にあります。探偵の調査能力を軽んじてはいけません。

(6)一夜を共にしたら、言い逃れはできない

探偵に一晩張り込まれて一夜をともにした証拠をつかまれたら、もはや言い逃れはできません。
その間2人の行動記録や写真、動画などもしっかり残っているので、「一緒にいなかった」などと言うこともできません。

このように、探偵が尾行調査をするとかなりの確率で浮気がバレます。

調査報告書の内容は?

(1)探偵事務所によって書式や内容が異なる

探偵が尾行調査をするとたいていの浮気が判明しますが、その内容を明らかにした調査報告書はどのような内容になっているのかも説明します。

探偵事務所の調査報告書は、実は探偵事務所によって書式や内容がかなり異なります。
よって、精度が高くわかりやすい調査報告書を作ってくれる探偵事務所に依頼するべきです。

ただし、どの探偵事務所でも、調査報告書の基本的な部分については同じです。以下で概要をご紹介します。

(2)写真がたくさんついているものが必須

探偵の調査報告書には、相手の行動記録と写真がついています。
ここで重要なのは写真です。最近では動画のDVDがセットになっているケースもあります。

いくら行動記録がしっかりつけられていても、写真などの画像がないと証拠になりません。
文章による行動記録だけだと、相手から「そんなことは勝手に調査事務所の人間が言っているだけだ」と反論されてしまうおそれがあります。

また、写真があってもはっきり映っていなかったり数が少なかったりする場合も問題です。
たとえば、一緒に歩いている写真はあってもその後アパートに入る場面の肝心な写真がないことも考えられます。
そうなると、やはり不倫の証拠としては弱いのです。

そこで、浮気の調査報告書の写真は、尾行中網羅的に継続的に撮る必要がありますし、良い写真をたくさん撮ってくれる調査事務所が良い調査事務所です。
良い調査事務所が尾行調査をした場合には、尾行調査中の行動がすべて明らかになるくらい綿密に大量の写真が撮られてしまうので、浮気は確実にバレます。

(2)時間ごとに細かく記載してある

探偵事務所の調査報告書には大量の写真や動画がついていますが、その内容を説明するための行動記録がついています。

たとえば、「2018年〇月〇日 午後〇〇時〇〇分 ~がどこどこの広場にて~と会う」「午後〇〇時〇〇分 2人が食事店に入る」「午後〇〇時〇〇分 2人が店の前でキスをしている」など、すべての写真について時刻を区切って細かく行動記録がつけられます。

このように、写真と細かい行動記録がつくことによって、さらに浮気の証拠が固められていきます。
写真がはっきり写っていてその間の行動記録がきっちりつけられた調査報告書があれば、もはや相手方らは言い逃れをすることができなくなります。

下記は以前取材をさせていただいた原一探偵事務所さまからお借りした画像です。サンプルですが、このように詳しく記載されます。
浮気調査の報告書1

浮気の調査報告書1 IMG_9527 浮気の調査報告書2

(3)地図や行動経路の図面がついていてわかりやすい

探偵事務所の調査報告書に載っている内容は、行動記録と写真などの映像データだけではありません。

相手方を尾行した場所について、どこに立ち寄ったか、どこで一夜を共にしたかといったことがわかりやすいように地図をつけてあります
そして、その地図上に相手方らの行動経路を示して、いつどこに行っていたのかがわかりやすいよう一覧になっています。

尾行調査をする前にGPS調査をしていた場合、引き続きGPSをつけていることが普通なので、その場合にはGPSデータも一緒についてきます。
このように、地図や行動経路の図面、GPSデータなども一緒についてくることで、調査報告書の説得力がより高まるのです。

まとめ

今回は探偵事務所による浮気調査について解説しました。
探偵事務所の浮気調査能力を甘く見てはいけません。

1度探偵に調べられると、かなりの精度で浮気の証拠がとられてしまいます。
多くの人が、自分が探偵につけられているなどとは思っていないので、GPS調査をしても尾行調査をしても、ほとんど気付かれることはありません。

探偵は、調査対象をどこまでも追いかけてきますし、たとえ一晩中でも張り込んで浮気の証拠をてります。
調査報告書も、たくさんの写真や動画、行動記録などが細かく書かれており、浮気している人は言い逃れができなくなります。

探偵事務所に浮気調査を依頼する場合には、良心的な費用設定をしている事務所を探すことも重要です。
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