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浮気調査(不倫調査)は自分でできる?探偵に依頼した際の費用相場と合わせて解説

浮気調査や不倫調査を考え、現在さまざまなことを考えていると思います。

「最近、パートナーの帰りが遅くなった」

「携帯電話を常に持ち歩き、隠れて会話するようになった」

「異性の私物を持っていた。衣服に香水の匂いや髪の毛が付いていた」

このような浮気や不倫の兆候は、日常生活の中で不意に現れます。最初は「まさか」「考え過ぎだ」と思い込もうとして、けれどもパートナーの素振りはいよいよ怪しく見えてくる。

こうなっては夫婦間の信頼関係も崩れてしまいます。見て見ぬふりをして解決するならいいですが、放っておくと不信感は次第に募り、最悪の結果にも繋がりかねません。

だからと言って探偵に浮気調査なんて依頼するとどのくらいの費用がかかるか分からない、できるだけ自分で調べてみたいと考えているのではないでしょうか。

パートナーが浮気・不倫をしているにせよしていないにせよ、真実を確かめることは大事です。
疑いが晴れたらそれはそれで問題ありませんし、万が一浮気・不倫が発覚したとしても、その後の展開について主導権を握ることができるからです。

このサイトでは、私達が考える浮気や不倫の調査方法と注意点、プロに頼んだ場合の費用、浮気・不倫が発覚した場合の対応など、一通りのポイントを網羅的にご説明します。

注目
パートナーの不貞疑惑、行為のある方の力になれる探偵事務所 4選

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「浮気かも…?」と思ったらまずやるべきこと

「浮気かも…?」と思ったらまずやるべきこと

(1)落ち着いて心の整理をする

最初に意識していただきたいのは、「浮気や不倫を疑った時点で、自分は動揺している可能性がある」ということです。
自分がどんなに落ち着いていると思っていたとしても、心の奥ではショックを受けていることがあります。

冷静な判断や行動をするためには、気持ちを落ち着けることが不可欠です。
自分の不安やダメージを無理に否定しようとせず、ひとまず事実をありのまま受け止めるようにするといいでしょう。

(2)今後の方針を固める

気持ちを落ち着けたら、今後の方針を決めます。

  1. 浮気・不倫を調べるのか見過ごすのか。
  2. 調べると決めた場合、浮気・不倫がなかったらどうするのか、あったらどうするのか。
  3. 浮気・不倫が事実だった場合、離婚するのかしないのか。

このように問題のステージを分けて考えることで、「自分がどうしたいのか」が見えてきます。目指したい未来によって採取るべき手段も変わってくるため、方針決定は重要です。

(3)証拠を確保しておく

「浮気かも…?」と思ったのなら、何かしらの理由があってのことでしょう。

もしその理由が保存しておける類のものであれば、とりあえず確保しておくべきです。
後に浮気・不倫の事実について争ったり交渉したりする機会があれば、自分に有利な証拠となる可能性があるからです。

確保の方法には、現物を保管しておく、画像データを取っておく、といったものがあります。
ただし、後ほどご説明しますが、中には証拠として認められないものもあるので注意しましょう。

(4)焦って追及しない

浮気や不倫の疑いを持ったら、すぐにパートナーを問い詰めたくなりがちです。

ただ、証拠もなしに追及したところで、相手が浮気や不倫を素直に認めるとは限りません。
それどころか、かえってバレないよう巧妙に浮気や不倫をするようになったり、証拠を隠したりするといった問題の生じるおそれがあります。

直ちに真実を確かめたくなる気持ちはわかりますが、後々のことを考えるなら堪えたほうがいいでしょう。

自力で出来る浮気調査方法の紹介

自力で出来る浮気調査方法の紹介

(1)3つの調査対象とは

浮気・不倫の調査については、「何を調べる対象とするか」という観点から、3つに分けることができます。
具体的には、データ、物と場所、人間です。これらに関し、自力で調べる方法を確認していきましょう。

(2)PCやスマホは情報の宝庫

現代では、浮気・不倫の事実を確かめるにあたって電子データの調査は欠かせません。

パートナーが使っているパソコンや携帯電話(スマートフォンなど)には、浮気・不倫相手との交際を示すやり取りや画像、動画のデータが保存されている可能性があります。

たとえばFacebookやTwitterなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、あるいはLINEやカカオトークなどの通信チャットアプリを介して浮気・不倫相手と連絡を取る人は多いと考えられるでしょう。

ただ、それだけにガードは固く、多くの場合ロックされており、簡単にチェックできるものではありません。
また、下手にSNSや通信チャットアプリへログインすれば不正アクセス禁止法違反となるおそれもあるため、注意が必要です。

(3)衣服や車内も入念に確認

データではなく形ある物としての証拠を手に入れたいなら、衣服や鞄、財布、そして自室や車の中を調べるといいでしょう。

浮気・不倫を示す手がかりとなるのは、たとえばレシートやクレジットカードの明細書、ラブホテルやキャバクラの会員カード、置き忘れの異性の私物などです。

衣服や鞄は内ポケットまでしっかりと確かめ、財布はレシートや領収書、カード類をチェックするといいでしょう。

車の中を調べる場合、サイドボードやダッシュボード、灰皿の中、後部座席の下といった、普段なら目の届きにくい箇所も忘れずに確認すべきです。

(4)知人や友人から証言を入手

情報はパソコンやスマホだけではなく、知人や友人経由で手に入れられることもあります。
パートナーと共通の知人や勤め先の同僚、先輩や後輩といった交友関係を当たってみるのも一つの手です。

気を付けたいのが、情報を得るために接触した相手が、パートナーを庇ったり告げ口をしたりする場合があるということです。
もし浮気・不倫を疑って調べているという情報がパートナーに漏れてしまうと、証拠を隠滅されてしまうおそれがあります。

関係者に聞き込みをする場合、特に慎重さが求められるのです。

探偵事務所だから言える「自力での浮気調査」の危険性

探偵事務所だから言える「自力での浮気調査」の危険性

(1)自力で浮気・不倫調査をするリスク

「浮気・不倫調査にお金を掛けたくない」「他人に相談するのは抵抗がある」といった理由から、自力で調べたいと思われるのは無理もないでしょう。
実際、自力での浮気・不倫調査もまったく無意味なことではありません。調べ方によっては有力な証拠が見つかる可能性もあります。

ただ、自力による調査には相応のリスクが伴います。
たとえば、パートナーのスマホにこっそり監視アプリを仕込むのは不正アクセス禁止法違反、パートナーの浮気・不倫相手の家へ勝手に入れば住居侵入罪というように、犯罪として刑事処罰を受ける危険性があるのです。
そして、そこまでしても使える証拠が手に入らず、かえって自分を裏切っていたパートナーや浮気・不倫相手に有利となってしまう可能性すらあります。

(2)具体的な自力調査による失敗ケース

探偵事務所に駆け込む前に自力調査を行い、残念ながら失敗してしまったというケースを聞くことも珍しくありません。

ここでは、自力での調査による失敗にはどのようなパターンが多く、それらの失敗はなぜ起きるのかということをご説明します。

①後をつけたら相手にバレてしまった!

失敗の典型パターンとして、いわゆる「尾行バレ」のケースが挙げられます。
パートナーと浮気・不倫相手の後をつけ、決定的な証拠を手に入れようとするのですが、見つかって言い逃れを許してしまうというものです。

どうして素人の尾行がバレてしまいやすいのかと言いますと、大きく分けて3つの理由があります。

第1に、単独で尾行するために気づかれやすいという点があります。
探偵は2~3人体制でターゲットに不信感を抱かせないように後をつけますが、一般の方だとなかなか誰かに協力を頼むという発想は浮かびにくいようです。
また事情が事情だけに、人手を借りたくないという心理も働くでしょう。

第2に、ターゲットとの距離を掴みにくいという点があります。
尾行には一定のスキルとノウハウが求められます。
遠すぎると相手を見失ってしまいますし、近づきすぎると相手に見つかってしまうのです。
一般の方の場合、見失わないように近づいて相手に気づかれるというパターンが多くあります。

第3に、背格好や歩き方の特徴などを尾行する相手に知られているため、意識されやすいという点があります。
人間の動きは一人ひとり異なりますし、日頃から見慣れたパートナーにとっては、気づきやすいものといえるのです。

②現場を目撃できたものの感情的になり……

尾行が上手くいったとしても、その後の段階で失敗してしまうケースもあります。
それが「浮気・不倫現場の目撃による怒りや逆上」です。

いくら証拠集めをするためだと割り切ったつもりでいても、いざ浮気・不倫相手と仲良さそうにしている光景を目にすると、なかなか冷静ではいられないものでしょう。

結果として、決定的な証拠を手に入れる前に踏み込んではぐらかされてしまったり、愛人と別れさせるつもりが逆にふたりの結束を強めさせてしまったり、といった羽目に陥ってしまうのです。

浮気・不倫のような件に関して証拠を手に入れようと思うなら、当事者以外の第三者のほうが冷静で客観的な対応ができる場合があります。

③何度やっても証拠が手に入らない

写真を撮影するにせよ、動画や音声を記録するにせよ、有力な証拠として確保するのは大変です。対象者の顔や決定的瞬間がきちんと示せるものでなければならないからです。

「証拠確保失敗の繰り返し」は、いわば何度も浮気・不倫の実態に迫りながら何もできずに引き下がるようなもので、精神的にも身体的にもかなり疲弊してしまいます。

技術や専門的装備、そしてノウハウを持つプロに任せることで、そうした失敗を避け、証拠を手に入れた後の計画を考えることに注力できるのです。

(3)自力で調査できる範囲とは

安全に自力調査ができる範囲とは、「法令で禁止されていない行為」に他なりません。
しかし、一般の方が合法行為と違法行為をはっきりと区別するのは困難です。
特に浮気・不倫調査は焦りや怒りなどから、法令上許されない行為に手を出してしまいがちです。

自力調査をするにしても、パートナーに気づかれないように、探偵へ依頼する前の下調べ程度にとどめておくのが無難でしょう。

GPSやアプリを使った浮気調査の注意点

GPSやアプリを使った浮気調査の注意点

(1)GPSやアプリを用いる調査方法とは

浮気・不倫調査の方法として、「GPS」やアプリを使うものがあります。
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)とは、簡単に言うと人工衛星から発せられる電波により、地上の対象の現在位置を測る仕組みです。
これを利用すればパートナーがどこにいるのかがリアルタイムで判明します。

またアプリについては、”iCloud”や”Suica Reader”のような、本来は浮気・不倫調査と直接関係ないものを活用する方法と、”Cerberus”や”Prey Anti Theft”のようなセキュリティ目的のものを活用する方法があります。

スマホ内のデータを共有していれば、パートナーが浮気・不倫の証拠となるような画像や動画を保存していないかが確認できますし、”Suica Reader”では乗車履歴などから不審な移動がないかどうかがわかります。

さらに”Cerberus”などのセキュリティソフトを活用すれば、自分のPCからパートナーのスマホを遠隔操作し、通話履歴などを知ることすらできてしまうのです。

(2)犯罪となるおそれも

ただ、パートナーの同意なしで相手のスマホにアプリをインストールしたり、遠隔操作や監視をしたりする行為は、プライバシー権の侵害として民事の損害賠償請求を招く可能性や、不正アクセス禁止法・ストーカー規制法などの処罰対象となるおそれがあります。

ご自身で、犯罪となる行為とセーフな行為の境界が判断できない場合には、手を出さないようにすべきでしょう。

探偵事事務所に不倫調査・浮気調査を依頼した方の口コミ

実際に探偵事務所に不倫調査・浮気調査をした方の口コミを見ていきましょう。

(1)調査の結果浮気を認め夫婦円満となった事例

探偵事務所に調べてもらった結果が出てショックでしたが、主人との会話の中で浮気の調査結果を話しました。すると浮気を認め、その後は浮気など一回もなく、夫婦円満です。迷うことなく、決断することで、今まで以上に仲良くなれるというメリットが出てくるようです。

引用元:みん評

「浮気調査を依頼する人=離婚や慰謝料請求が目的」だと思われがちですが、実際はそうではありません。
調査結果がクロであろうと再構築を目指す予定の人、また離婚にも再構築にも踏み切る決断ができない人など、さまざまな人が探偵社に浮気調査を依頼しています。

離婚・再構築の決断は調査結果次第で変わるため、まずは浮気の証拠を入手することが何よりも重要。
探偵社のなかには「夫婦問題に詳しいカウンセラー」が在籍しているところもあります。
先のビジョンが決まっている人もそうでない人も、まずは相談することからはじめてみましょう。

(2)後払いにできる探偵事務所に依頼し、慰謝料を獲得した事例

全額後払いOKということで依頼しました。やはりただの主婦に何十万円というお金は、すぐに用意できる金額ではありません。追加料金がないところも助かりました。主人が浮気しているのは確かで、あとは証拠を押さえるだけでした。
いただいた報告書は、裁判にも使えるもので、実際そのまま裁判所に提出しました。慰謝料をしっかり取ってやりました。決定的な証拠があると強いです。

引用元:みん評

探偵社の調査費用は、決して安くはありません。相場は状況や難易度、また探偵社によって異なりますが、だいたい10~100万円が目安です。

まとまったお金が準備できない場合は、完全後払い(ローン返済)が可能な探偵社を選びましょう。
また、探偵社のなかには着手金不要なところや、クレジットカード決済・電子マネー決済ができるところ、さらには自社ローンを設けているところもあります。

「経済的に不安だから探偵には依頼できない」と考えるのではなく、「支払方法を選べる探偵社を見つけよう」という方向へ動くようにしましょう。

(3)探偵に依頼したが失敗した事例

夫の行動を知るために依頼しました。
探偵がカメラを持って夫の後ろを尾行してくれましたが、夫に気付かれました。別の日、ホテルから出てくるところも探偵がホテルロビーで優雅に座って夫をジロジロ見ていたようで、帰宅した夫に責められ修羅場となりました。最低です。

引用元:みん評

探偵社がおこなう浮気調査は、ターゲットや浮気相手にバレることは滅多にありません。

しかし探偵士が未熟だったり、相手の警戒心が強かったり、依頼主周辺人物からのリークにより情報が洩れてしまったりなど、複数の要因が重なることで調査がバレてしまうこともあります。
もちろん、そうならないよう探偵士は最大限の注意と努力をおこなっていますが、「100%バレない」という保証はどの探偵社にもありません。

バレるリスクを抑えたい人は、経験豊富なベテラン探偵士へ依頼できる探偵社や、バレた場合の補償が完備されている大手の探偵社を選ぶのがおすすめです。
もちろん、補償がある場合は内容まできちんと確認したうえで契約するようにしましょう。

浮気調査の費用相場

浮気調査の費用相場

(1)相場は調査プランごとに異なる

浮気・不倫調査に掛かる費用は、総額10万円前後から100万円超まで様々です。
なぜなら、症状が同じでも原因や治療法によって病院代が変わるように、浮気・不倫調査も難易度や調査方法、必要日数に応じて費用相場が異なるからです。

そこで調査プランごとの相場と、それらがどういった事案に適しているのかをご紹介します。

(2)「時間料金プラン」の相場と適した事案

時間料金プランとは、調査に要する人員数と調査時間によって料金が変動するプランです。
浮気・不倫調査をプロに依頼する場合、調査員1名が1時間稼働するときの費用は1万円前後となります。

ただし、通常は調査漏れを防ぐなどの理由から2名以上で取り組みます。
このため、時間料金プランなら1時間あたり約2万円掛かるものと見込んでおくといいでしょう。

1日あたり8時間で1週間の調査を依頼した場合、費用相場は以下の通りです。

2万円(調査員2名の費用)×8時間(1日あたり調査時間)×7日(1週間)=112万円

費用の算出根拠がわかりやすい反面、このように場当たり的な調査を依頼すると、時間や費用が多く掛かってしまいかねません。
そこで「浮気・不倫が特定の日に行われている」「浮気・不倫の行われそうな日時を絞れている」などの事案に適したプランといえます。

(3)「成功報酬プラン」の相場と適した事案

成功報酬プランとは、依頼を引き受ける基本料金としての「着手金」に「諸経費」を加え、さらに調査が成功したとき、つまり浮気・不倫の事実が判明した場合に「成功報酬」を支払うというプランです。
浮気・不倫調査が成功しなければ無料というわけではなく、着手金と諸経費は掛かるので注意しましょう。

着手金の相場は10万円~20万円、成功報酬は30万円~60万円ほどですが、探偵事務所によっても異なります。
諸経費は車両費やガソリン代、高速道路料金、カメラなどの機材代などで、一般的には5万円~10万円ほど見込まれます。

一例としては以下の通りです。

15万円(着手金)+5万円(諸経費)+50万円(成功報酬)=70万円

ここで気になるのは、「そもそも浮気・不倫の事実が存在しなかったらどうなるのか」という点です。
これについては、存在しない浮気・不倫は見つけようがないので、調査失敗という扱いにはなりません。

基本的に成功報酬プランは依頼者が自由に指定できるものではなく、探偵と話し合って決めます。
事前の打ち合わせで、浮気・不倫の事実が存在することが確実だと判断できる場合に、成功報酬プランで引き受けてもらえるわけです。

(4)「パック制プラン」の相場と適した事案

パック制プランとは、携帯電話の定額プランのように、支払う額をあらかじめ決めておいて、それ以上は原則として料金が掛からないというプランです。
たとえば20万円で1ヶ月中15時間稼働、60万円で3ヶ月中60時間稼働というように、料金と調査期間、調査時間を設定します。

相場としては、1時間あたり1万円~1万5000円ほどに設定されています。
時間料金プランの場合、調査員2名で1時間あたり2万円ほどなので、パック制となっている分だけ安くなるわけです。

一例としては、以下の通りです。

35万円(30時間稼働)+延長料金=35万円~

一定期間内に調査が終わらなければ、延長料金を支払うことで調査期間を延ばすことも可能です。
30分単位、1時間単位など、延長となる時間の単位は探偵事務所によって異なります。
また、延長するかどうかは探偵から連絡が来るのが基本ですが、中には自動延長となるプランもあるので、契約の際にきちんと取り決めをしておきましょう。
パック制プランは、浮気・不倫が行われる具体的な日時はわからないが、1週間、1ヶ月といった期間内には行われると見込まれるような事案に適したプランです。

浮気調査費用をできるだけ安くする方法

浮気調査費用をできるだけ安くする方法

(1)浮気・不倫の調査費用は高い?

ここまでご説明してきたように、浮気・不倫をプロに頼めば、費用はそれなりに掛かります。
少なくとも数千円から数万円ですべての調査が完了するというわけにはいきません。
そこで、できるだけ安くする方法はないかと思われる方もいるでしょう。

ただ、ボランティアやアルバイトとは異なり、なかなか人件費を下げるわけにはいかず、また諸経費も削れないところです。
費用を安くしたとしても、調査費用を無理に値切ろうとするのはおすすめできません。
とはいえ、浮気・不倫の調査費用を結果的に低く抑える方法はあります。

(2)適したプランを選ぶ

まず上でご説明したように調査費用はプランごとに異なり、それぞれのプランには適した事案があります。
ご自身の調査してもらいたいケースに合わせてプランを選ぶことで、余分な調査費用を掛けずに済みます。

具体的には、以下のような場合を想定してみましょう。

  1. 浮気・不倫の時間や場所がほぼ判明していて、スポット的に調査を頼みたい場合は
    時間料金プラン
  2. 調査対象者の警戒心が強いなど、調査の難易度が高い場合は
    成功報酬プラン
  3. 1ヶ月に2~3回は確実に浮気・不倫をするが、場所や時間はわからない場合は
    パック制プラン

調査を依頼する前に自分がどこまで事情をつかめているのか確認しておくことで、最適なプランを選べますし、結果として調査期間が短くなり費用も安くなります。

(3)情報をきちんと提供する

調査対象者であるパートナーにもっとも近いのは依頼者ですから、情報も多く持っているはずです。

年齢や髪型、身長、体型といったパーソナルデータから、服装、所有している車の車種や色、交通手段、勤務先、行きつけの店、掛かりつけの病院、利用しているジムといった情報まで、細かく探偵に伝えることによって調査の精度が上がります。
レシートやクレジットカードの明細書などは、探偵が単独で手に入れるのが困難な情報ですから、できれば依頼者が確保しておいた方がいいでしょう。

また、とりわけ重要な情報が浮気・不倫の日時です。
たとえば毎週決まった曜日に帰りが遅いとか、手帳に怪しい印が付けられている日があるのを見たとか、浮気・不倫が行われそうな日や時間に目星を付けられれば、調査の進み具合は大きく変わってきます。
場合によっては、僅か1~2日ほどで決定的な証拠を掴むことができる可能性もあります。
調査に掛かる日数が短くなれば、それだけ費用も抑えられるのです。

(4)調査の依頼目的を決めておく

浮気・不倫の事実を確かめた後にどうするのか。
これを決めておくのも費用を安くあげることに繋がります。
なぜなら、単に浮気・不倫の事実だけ確認できればいいのと、慰謝料請求をしたいのと、離婚まで視野に入れているのとでは、入手しておくべき証拠のレベルや質が異なるからです。
離婚や慰謝料請求は法律上の話になるので、第三者から見ても確実に浮気・不倫が存在していると認められる程度の証拠を用意する必要があります。

他方、結婚生活を続けていく上でパートナーに釘を刺したい、気持ち的にスッキリしたい、といった目的にとどまるのなら、ホテルに入っていく写真のような証拠だけで十分でしょう。
自分がどのような目的で調査を依頼するのかは、契約前の時点で探偵にきちんと伝えるようにしておくのが大事です。

詐欺まがいの費用を請求する悪質な探偵事務所の見分け方

詐欺まがいの費用を請求する悪質な探偵事務所の見分け方

(1)悪質な探偵事務所もある

探偵は正式な国家資格があるわけではなく、いうなれば誰にでも就くことのできる職業です。
もちろん届出や証明書の取得は必要ですが、それらは探偵としての質を保証するものではありません。

中には悪質な探偵事務所もあり、「調査をしていないのに調査をしたと言い張る」「料金の説明をせずに後から高額な費用を請求する」「わざと調査期間を長引かせて料金を吊り上げる」といったトラブルも発生しています。

そこで、費用を安くあげる方法だけではなく、いわゆる「ぼったくり」のような事務所を避ける方法も知っておく必要があります。

(2)手続面がしっかりしているか

そもそも探偵業者は、公安委員会に届出を行わなければなりません。これは「探偵業の業務の適正化に関する法律」(探偵業法)の第4条に定められた義務です。

参照元: 探偵業法 第4条

この届出をしたことで交付される証明書は、事務所内の見やすい位置に掲示しておかなければならないこととされています。「探偵業届出証明書」がきちんと掲示してあるかどうかは、手続を適正に行った正規の業者かどうかを判断する指標となります。

また、届出証明書には8桁の届出番号が記載されており、多くの探偵事務所ではホームページにこの番号を掲載しています。
直接事務所に足を運ぶ前に、ホームページの届出番号を確認するのも有効です。
同じく探偵業法の第8条には、探偵業務に関する契約を結ぶ前と結んだ時に、契約内容などについて記載した書面を交付すべき義務が定められています。

参照元:探偵業法 第8条

契約書や説明書をきちんと示し、渡してくれるかどうかも非常に重要です。
逆にこれらの手続が守られていない探偵事務所は悪質である可能性が高いため、依頼を避けるべきでしょう。

(3)料金設定の明確さと説明の丁寧さ

いくら契約内容の説明がなされても、わかりにくければ困ります。
何にどのくらい費用が掛かり、最終的な総額としてはいくらくらいになるのか、またどういう体制で調査を行うのか、「成功」とは何を指すのか、といった点に関する説明をしっかりと明確にしてくれるかどうかは、その探偵事務所の姿勢をよく表します。
特に成功報酬制を採る場合、何が「成功」に当たるのかという解釈の行き違いによるトラブルも生じることがあるため、確認は怠らないようにすべきです。

また、説明が丁寧かどうかは、調査結果報告の質とも関わります。
契約前にわかりやすく説明してくれない業者が、調査結果の報告を丁寧にしてくれるとは考えにくいでしょう。
報告の仕方について聞いたり、報告書のサンプルを見せてくれるように頼んだりするのも、悪質な探偵事務所かどうかを判別するテクニックの1つです。

(4)実績とサービス内容

探偵は、その業務の性質上、あまり大々的に実績を誇示することはできません。
依頼者のプライバシーに関わる内容が多いからです。
ただ、公開できる範囲での「依頼者の声」や事案の解決実績は、確認しておくことをおすすめします。悪質な探偵事務所なら、実績を示すことができません。
加えて、途中経過の報告やアフターケアといったサービス内容もチェックしておくといいでしょう。
悪質な業者は、費用の割にサービスが充実しておらず依頼者とのトラブルが発生する、というケースが多いものです。

他には、事務所の規模や歴史(どのくらい長く続いているか)、業界団体(一般社団法人 日本調査業協会など)に加入しているかどうかといった点も、様々な情報と併せて悪質な業者を見抜くポイントとなります。

「浮気調査 = 離婚」と考えるべきではない

「浮気調査 = 離婚」と考えるべきではない

(1)浮気や不倫があれば即離婚?

浮気調査や不倫調査をする場合、浮気や不倫の事実が判明したら離婚するしかない、と思っていらっしゃる方もいます。

しかし浮気・不倫調査は必ずしも離婚だけを目的として依頼するものではありません。
あくまでも真実を確かめ、今後の選択肢を増やすために行われるものです。
離婚をするつもりがなかったとしても、浮気・不倫調査をする意義はあります。

迷っているなら、一度探偵事務所に相談してみてもいいかも知れません。

(2)離婚以外の選択肢とは

浮気・不倫の事実があったとして、離婚以外の選択肢にはどのようなものがあるのでしょうか。
考えられるのは、「復縁」と「別居」です。
また、これらとは独立して「慰謝料請求」という手段があります。

復縁とは、パートナーを許し、今まで通りの生活を送ることです。
心情的には難しいかも知れませんが、パートナーが心から反省し「二度と浮気・不倫をしない」と誓うのであれば、今回だけは許そうという方もいらっしゃいます。
加えて、経済的事情を考えると、離婚しても生計が苦しくなるだけだという場合もあります。そうしてみると復縁も現実的な選択肢となるでしょう。

別居とは、パートナーを完全に許すとまでは行かないが、離婚もしたくはないという場合に、生活を分けて一種の猶予期間のようなものを設けることです。
別居したとしても「婚姻費用」という、夫婦が共同生活を送る上で必要な費用はパートナーに請求できます。
とりあえず別居した上で復縁か離婚かを改めて考えるという手もあります。
慰謝料請求については相場や相手方、注意点などがあるため、後述します。

浮気調査した後に浮気の事実が分かったらどのように対応するの?

浮気調査した後に浮気の事実が分かったらどのように対応するの?

(1)焦らずに対応方法を再考する

調査の結果、実際に浮気・不倫が行われていて証拠も入手できたとなれば、つい焦ってパートナーを責めたくなることもあるでしょう。
確かに浮気・不倫調査の後なら証拠を隠されるおそれも少ないですが、まだまだ油断は禁物です。
調査を依頼する前に方針を決めていたとしても、本当にそれでいいかどうかを再度考えてみることをおすすめします。

(2)復縁や別居、離婚に向けた心身のケア

復縁するにせよ離婚するにせよ、心身に相当の負担を強いられることとなります。
なかなか知人や友人に相談しやすい事柄でもないため、人知れず苦しむ方も少なくありません。

ストレスを軽減するために、カウンセリングを受けるのが望ましい場合もあります。
探偵事務所によってはカウンセラーが在籍し、大きな転機を迎えた依頼者のメンタルケアを行ってくれるところもあります。
自分自身の心や身体の健康を守るためにも、フォローやアフターケアを考えてみるといいでしょう。

(3)離婚へ向けた取り組み

離婚の90%近くは、話し合いによって行われる「協議離婚」とされています。
これに対し、「調停離婚」は約10%、「裁判離婚」は約2%と、かなり少ないものです。
ただ、当事者だけで話し合いをしてもこじれることが多いため、離婚問題を中心に取り扱う弁護士に立ち会ってもらい、冷静な協議を行うのがスムーズな解決を目指す方法といえます。
とはいえ、弁護士に知り合いがいて気軽に頼めるという方は多くないでしょう。

そこで、探偵事務所と提携している弁護士を紹介してもらうことで、弁護士を探し回る負担を解消することもできます。
離婚を視野に入れて探偵事務所を選ぶ際には、弁護士との提携があるかどうかもチェックしておくといいでしょう。

浮気調査した後に浮気の事実がなかった場合はどのように対応したらいいの?

浮気調査した後に浮気の事実がなかった場合はどのように対応したらいいの?

(1)浮気・不倫がなかったとポジティブに捉える

疑って調査まで頼んだのに浮気・不倫がなかったことがわかると、戸惑われる方も珍しくありません。
ただ、疑いの眼差しで見ると何でも怪しく見えてしまうように、疑わしいと思っていたパートナーが潔白だったという場合もあるのです。
ただ、浮気・不倫の事実がないというのは、本来喜ぶべきことのはずです。
考え方を「裏切られていなくてよかった」というポジティブな方向へ向けるといいでしょう。

(2)調査費用は損したのか?

中には調査費用を損したような気持ちになる方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、下手に自分で浮気・不倫を確かめようとしてパートナーに露見した場合、かえって相手の心象を悪くしてしまう可能性もあります。
そうなると、浮気・不倫がなかったのに夫婦仲が悪化し、離婚に至るというおそれもあるでしょう。
調査費用には、パートナーに疑いを知られることなく依頼者の不安を解消する、という意味もあるのです。

疑心暗鬼になっているだけで浮気の事実がない場合もある

疑心暗鬼になっているだけで浮気の事実がない場合もある

(1)疑いの心は目を曇らせる

パートナーを疑い始めると、相手のあらゆる行動が浮気や不倫に結びついてしまいます。
帰りが遅くなったのは浮気・不倫相手と話していたからで、スーツに香水の匂いが付いていたのは相手と接触していたからで、休日に出掛けるようになったのは相手とのデートだ、というように。
しかし、帰りが遅くなったのは単なる商談で、香水の匂いは打ち合わせの相手が強力な香水を付けていたからで、休日の外出は休日出勤だったからかも知れません。

このように、他の理由でも十分に説明のつくことを浮気や不倫と結びつけて考えてしまうのが、疑心暗鬼の恐ろしいところです。

(2)不安やショックを受けた気持ちは真実

ただ、「だから疑うべきではない」と言いたいわけではありません。
疑念というのは自然に湧いてくるもので、疑いたくて疑うわけではないからです。
問題は、浮気や不倫の事実があろうとなかろうと、疑いによる苦しい思い自体は真実だということです。
そういった苦しみを解消するには、疑いをしっかりと晴らす必要があります。

浮気・不倫調査をプロの探偵に依頼することで、「浮気・不倫がなかった」という事実が明らかになれば、苦しみや不安から解き放たれます。
パートナーをこれ以上疑いたくない、という思いから調査を依頼なさる方もいらっしゃるのは、そのためでしょう。

浮気を要因とする離婚慰謝料の相場

浮気を要因とする離婚慰謝料の相場

(1)浮気による離婚、その慰謝料は?

一般に、浮気によって離婚した場合、慰謝料の相場は100万円~300万円と言われています。
ずいぶんと金額に幅があるようですが、どうしてなのでしょうか。

これは、同じ「浮気が原因での離婚」だとしても、個別の事案によって金額を増減させる要因が様々にあるからです。

(2)慰謝料の金額を左右させる要因とは

たとえば子供がいるかどうかは、慰謝料額を左右する要因として大きなものです。
子供がいるということは、それだけ家庭としてのまとまりが強かったことを推認させ、浮気・不倫という裏切り行為による精神的な苦痛もそれだけ大きいと考えられるためです。

他にも、結婚してからの期間が長ければ長いほど、長年連れ添ったパートナーへの裏切りは重大なものとして捉えられますし、浮気・不倫が離婚の直接の原因だった場合も、ショックの大きさを窺わせ、慰謝料の額は高くなりがちです。

逆に、浮気・不倫の発覚前から夫婦関係が冷めきっていたとか、浮気・不倫の期間が短く回数も一度きりだったとか、そういった事情がある場合、慰謝料額は低く抑えられる傾向にあります。

(3)浮気・不倫による離婚での慰謝料請求のポイント

浮気・不倫で離婚する場合、慰謝料を請求できるためのポイントは4つあります。

  1. 慰謝料請求の時効(浮気・不倫発覚時から3年間)が過ぎていないこと
  2. パートナーと浮気・不倫相手との間に肉体関係があること
  3. 離婚と浮気・不倫との間に因果関係(原因と結果の関係)があること
  4. これらを示す証拠があること

浮気・不倫調査をして、しっかりとした証拠を入手しておけば、離婚にあたって慰謝料を請求する際にもスムーズにいきます。
示談や裁判で有効と認められる証拠には条件があります。詳しくは探偵事務所もしくは弁護士にご確認ください。

離婚せずに浮気相手に慰謝料を請求する際の相場

離婚せずに浮気相手に慰謝料を請求する際の相場

(1)復縁や別居するときの慰謝料は?

まず復縁する場合、慰謝料の相場は50万円~100万円とされています。
次に別居する場合、慰謝料の相場は100万円~200万円とされています。

いずれも離婚した場合と比べてやや少なくなっていますが、これは精神的な苦痛がそれだけ少なく見積もられてしまうためです。

(2)「慰謝料が少ない = 経済的に損」ではない

ただ、慰謝料が少なければ経済的に損失を被るとは限りません。
離婚しない場合、上でも触れたように婚姻費用という夫婦が共同生活を送る上で必要な費用を受け取ることができるからです。
慰謝料(養育費などは除く)は、あくまでも一回きりの支払いですが、婚姻費用は継続的に支払われます。
特に子供がいる場合は、離婚ばかりが最善の道とは限らないでしょう。
今後の生活を考え、敢えて離婚せずに復縁や別居を選択するという手段もあります。

(3)浮気・不倫相手に慰謝料を請求できる場合、できない場合

浮気・不倫相手に慰謝料請求をできるのが当然と考える方もいらっしゃいますが、場合によっては請求できないこともあります。

それは、以下のようなときです。

  1. 相手に浮気・不倫をしているという意識がなく、それに気づける状況でもなかったとき
  2. 浮気・不倫前から夫婦仲が冷めきっており、夫婦関係が破綻していたとき

つまり、結果として浮気・不倫になってしまっただけで、相手は独身者だと信じていた場合や、パートナーが無理やり性交渉に持ち込んだような場合は慰謝料請求が認められません。
さらに、夫婦仲が悪く長年別居していたような場合も同様です。
どういうケースで慰謝料が請求でき、あるいはできないのかは、夫婦生活の実情に応じて様々です。

これも詳しくは探偵事務所や弁護士へご確認ください。

浮気調査・不倫調査でよくある質問

浮気調査・不倫調査でよくある質問

(1)匿名でも相談は可能ですか?

ほとんどの探偵事務所において、匿名での相談・見積もりを依頼することは可能です。
なかには匿名不可の探偵事務所もありますので、事前に各社のホームページ、または電話で確認しておきましょう。

絶対に身バレしたくない場合は、対面相談ではなく電話やメール、チャットで相談する方法がおすすめです。
ただし、相談や見積もりまでは匿名で対応している探偵事務所でも、本格的に契約を交わすときは実名が必要になります。
多くの場合、運転免許証などの身分証明書の提示が求められますので注意しておきしましょう。

(2)調査結果は他人に知られる可能性はある?

探偵業には国で定められた「探偵業法」というものがあり、そのなかの第10条(秘密の保持等)には次のようなことが記載されています。

第十条 探偵業者の業務に従事する者は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。探偵業者の業務に従事する者でなくなった後においても、同様とする。
2 探偵業者は、探偵業務に関して作成し、又は取得した文書、写真その他の資料(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られた記録をいう。)を含む。)について、その不正又は不当な利用を防止するため必要な措置をとらなければならない。

引用元:e-Gov法令検索

個人情報や調査内容、また調査を依頼したことなど、すべての事柄について法律で守秘義務が定められています。
よって、他人に知られる可能性は限りなくゼロに近いといって良いでしょう。

万が一他人に情報が漏れた場合、たとえそれが故意では無かったとしても刑事罰や民事訴訟の対象になります。
最悪の場合、業務停止命令が課せられることもあり得るため、情報管理は徹底的におこなわれているのが一般的です。

心配な場合は、探偵社に依頼する前に過去に行政処分を受けていないか調べてみることをおすすめします。

(3)浮気調査はなぜ高額?費用の内訳は?

浮気調査の費用相場は、調査員1名1時間あたり5000円~10000円です。
なぜこんなに高いのか、その理由には次のようなものがあげられます。

  • 暗視カメラや望遠カメラ、盗聴・盗撮器発見機など、特殊機材の購入費
  • 事務所運営費(家賃・光熱費・人件費など)
  • 広告費(ネット広告費、看板設置費など)
  • 探偵社の数に対して需要が少なく薄利多売ができないため

もちろん、すべての探偵社が上記すべてに該当するわけではありません。
いくつかの理由が重なることで調査費用が高額になってしまうのは、ある意味致し方ないことといえるでしょう。

調査費用が安い探偵社のなかには、人件費を安く抑えるためにアルバイト探偵を雇ったり、型落ちや中古の機材を仕入れたりしているところもあります

必ずしも「調査費用が安い=良心的な探偵社」とは限りませんので、探偵社を選ぶときは費用の安さだけで決めてしまわないよう注意してください。

(4)探偵に依頼できない内容は?

配偶者の浮気相手が不利益を被る依頼、また犯罪に抵触するような依頼はできません。
具体的例をあげると、次のような依頼です。

  • 浮気相手宅の盗聴
  • 浮気相手に嫌がらせ行為をおこなう依頼
  • 金銭面に関する調査(預金残高、借金額、借入金、クレジットカードや電子マネーなどの利用履歴など)
  • 犯罪歴や逮捕歴の調査
  • 差別に繋がりかねない調査(出身地や宗教など)

上記以外にも、犯罪に繋がりかねない調査や難易度が高すぎる調査は断わられる可能性があります。
探偵事務所は、探偵業法の第六条「違法行為や、人々の平穏な生活や権利を侵害するような行為をしてはならない」という決まりを守らなければなりません。
もしもお金を積むことで上記のような依頼を受ける探偵事務所があったら、それは悪徳な探偵事務所と考えて良いでしょう。

(5)探偵事務所で面談する前に準備しておくことはありますか?

時間を有効に使うためにも、次のようなものを準備しておきましょう。

  • 最近撮った配偶者の写真(全身・上半身・横顔)
  • 配偶者の身体的特徴(ほくろ・傷・メガネの有無・良く使うバッグの写真・ファッションの傾向)
  • 勤務形態(就業時間・スケジュール・外回りの有無)
  • 通勤手段(家から最寄り駅までのルート、乗降する駅名、車やバイクの場合は車種やナンバーなど)
  • 分かる範囲での浮気相手の情報(名前、連絡先、写真、SNSのアカウントなど)
  • 浮気の証拠・経緯など
  • 最終的にどうしたいのか考えておく(離婚・慰謝料請求・再構築希望など)
  • 探偵にかけられる予算を決めておく

探偵と相談するとなると、緊張や感情の高ぶりなどからうまく話せなくなる可能性もあります。話したい内容をメモにまとめ、いざというときに備えておきましょう。

(6)探偵に浮気調査を依頼した時の流れは?

一般的には、次のような流れになります。

  1. 事前相談・見積もり
  2. 本契約
  3. 浮気調査開始
  4. 調査結果の報告

契約書を交わしたらすぐに調査がスタートするのか、あるいは着手金の支払い後に調査開始となるのか、探偵社によって相違するため事前に確認しておきましょう。

調査方法は尾行調査と張り込み調査が中心になり、確実な浮気のシーン、または浮気が疑われてもおかしくないシーンに遭遇したら写真・動画による証拠撮影をおこないます。「こんな証拠がほしい」などの希望がある場合は、相談の際に伝えておきましょう。

調査終了後には証拠写真・動画を盛り入れた調査報告書が渡され、詳しい結果説明がおこなわれます。ここで調査を終了するのか、追加調査をおこなうのかは依頼者次第。探偵社によっては弁護士・行政書士・カウンセラーなどの紹介をおこなうアフターサービスを付帯していますので、上手に活用しましょう。

(7)探偵事務所で面談の際に必要なものはありますか?

面談当日は、前述した準備物とメモ帳、筆記用具を持参しましょう。
面談は依頼者だけが一方的に話すのではなく、探偵士からの説明も意外と多いものです。

例えば、浮気調査にかかる費用の内訳や調査方法について、また契約に関する注意事項や途中解約する場合の取り決めなど多岐に渡ります。
あとになって忘れないように、メモに控えておきましょう。
スマホなどで録音する場合は、きちんと探偵士に許可を取ってからにしてください。

また、本契約する際に備えて、身分証明書と印鑑を持っていくのもおすすめです。
そのほかにも探偵事務所によっては準備して欲しいものを指定してくるときがあります。面談日を決めるときには、準備物や持参するものを確認しておくと安心ですよ。

(8)調査中は待つだけ?経過報告はある?

ほとんどの探偵社では、調査途中に経過報告をおこなっています。報告回数は探偵社によって、または契約内容によってさまざまです。

  • 2~3日に一度
  • 毎晩、その日の調査結果を電話、またはメールで報告する
  • パートナーに怪しい行動があったときはリアルタイムで電話報告する

契約期間内であっても、確実な証拠が取れた場合はそこで調査を打ち切ることができる探偵社もあります。途中経過が気になる場合は、小まめに報告してくれる探偵社を選ぶようにしましょう。

(9)浮気調査の期間や結果はいつわかりますか?

一概に「何日後に分かる」とはいえませんが、ひとつの目安として「調査から報告書の作成まで2~5週間ほど」と考えておいて良いでしょう。

調査期間は、配偶者と浮気相手の行動によって変わります。
早めに証拠が掴めれば早期終了しますし、なかなか証拠が掴めないときは調査が長引き、場合によっては追加調査を提案されることもあるでしょう。

「予算以上の調査はしないで欲しい」「1つでも証拠が取れたら調査を終わらせて欲しい」などの希望がある場合は、面談の際に伝えておくことをおすすめします。

(10)他の探偵会社の調査結果が思わしくなかった。再調査は可能ですか?

探偵社や案件によって異なります。例えば「パートナーの浮気は確実だが、タイミングが悪く証拠が取れなかった」「調査方法を変えれば証拠が掴める可能性が高い」など、浮気の証拠が入手できる可能性がある案件についてはほとんどの探偵社で再調査が可能です。

逆に「パートナーが浮気をしていない可能性が高い」「公序良俗を逸脱した調査を求めてくる」などといったケースは再調査を断られることがあります。

いずれも再調査の可否は各探偵社の判断次第。相談時には必ず前回の調査報告書を持参し、詳細を説明したうえで判断を委ねましょう。

(11)浮気調査の依頼人の男女比・割合は?

探偵社に浮気調査を依頼する男女比の割合は、男性が4割弱、女性が6割強になります。浮気調査は女性の依頼が圧倒的に多いイメージが持たれがちですが、実は男性の依頼も多いのが現状です。

依頼者が男性であれ女性であれ、目的は「離婚したい」「慰謝料を取りたい」「再構築に向けて頑張りたい」などさまざま。
どの道を選ぶにしろ、スタートラインに立つためには確固たる証拠が必要です。
探偵社によっては男性相談員も女性相談員も在籍し、どちらに相談したいか希望を聞いてくれるところもあります。

まずはお気軽に問い合わせてみましょう。

(12)浮気調査の依頼人の年齢層は?

探偵社の浮気調査は、20代から60代まで幅広い人が利用しています。なかでも一番多いのは、30代から40代。
この年代は結婚や出産、家事や育児など、環境の変化が生じやすい年代であると同時に、配偶者に異性としての魅力を感じなくなる人が多い年代でもあります。

浮気をした側の理由は「もう一度恋愛をしてみたかった」「家事や育児から解放されたかった」「性欲が抑えられなかった」など、軽い気持ちであることがほとんど。
しかし、調査を依頼する側の気持ちは相当なものです。

  • 配偶者が家事・育児に非協力。大変なことから目を背けて浮気を楽しんでいることが許せない。
  • 妊娠中(または不妊治療中)に浮気された。ショックが大きい。
  • 家族と過ごす時間よりも浮気相手と一緒にいる時間を優先していることが腹立たしい。
  • 浮気をするような配偶者とは離婚一択。経済的に自立しているため、離婚しても大丈夫

30~40代は夫婦の協力が必須である時期。にもかかわらず裏切りるような行為をしたわけですから、それなりの対処は必要です。

離婚や慰謝料の請求を望んでいる人は、弁護士や行政書士と連携している探偵社、また調査後にカウンセリングをおこなうなどのアフターフォローがしっかりしている探偵社への依頼をおすすめします。

(13)調査したい相手との関係は?

浮気調査を依頼したい人とターゲットの関係は、夫婦関係であることがほとんど。夫が妻の浮気調査を、逆に妻が夫の浮気調査を依頼するケースが大半です。
また、夫婦関係以外にも次のような依頼もあります。

  • 配偶者の浮気相手がどこに住んでいるのか、どのような仕事をしているのか調べてほしい
  • 浮気相手に慰謝料を請求したい。連絡先を入手してほしい
  • 恋人が浮気しているかもしれない。婚前調査を兼ねて調査を依頼したい。

上記のほかにも、依頼人とターゲットの関係はさまざまです。「こんな調査を依頼してもいいのかな」と悩んだときも、探偵社に探偵社に相談してみましょう。

(14)探偵事務所に浮気調査を依頼するメリットは?

浮気調査を探偵に依頼するメリットは、次のようなものがあります。

  • ターゲットにバレることなく確実な証拠が入手できる
  • 自分の時間を削らなくて済む
  • 夜間でも鮮明な撮影が可能
  • 弁護士と提携している探偵社は、調査後のアフターフォローも完備している
  • 確実な証拠が入手できるため、裁判になっても勝てる可能性が高い

浮気調査は費用がかかるため、自分で調査をおこなう人も少なくありません。しかし、自分で浮気調査をするメリットは「費用が最小限で抑えられる」ことだけ。デメリットは上記で紹介した「探偵社に浮気調査を依頼するメリット」のすべて逆であり、リスクだらけのためおすすめはできません。

探偵社のなかには調査に役立つ特殊機材を貸し出したり、尾行調査のノウハウを伝授したりなど、「自分で調査をしたい人をサポート」するプランを設けているところもありますので、相談だけでもしてみることをおすすめします。

まとめ

浮気・不倫調査の目的は大きく分けて二つあります。一つは不安や疑いを解消し、精神を安定させることです。
そしてもう一つは、今後の選択の幅を広げることです。
復縁するにしても別居や離婚をするにしても、きちんとした証拠を手に入れておくのは非常に大事です。
自力での調査や悪質な探偵事務所による調査では、望ましい成果が得られない可能性は高いでしょう。

サポートとケアが充実した信頼の置ける探偵事務所に任せることで、有力な証拠を入手でき、望ましい再スタートを切ることができるはずです。

現在、パートナーに疑いをいだいている、浮気・不倫の可能性が高く悩んでいるという方は、浮気・不倫調査の相談をなさってみてはいかがでしょうか。

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