近隣トラブルが嫌がらせに発展!その6つの原因や対処法を解説

近隣トラブルが嫌がらせに発展!その6つの原因や対処法を解説
証拠収集調査

生活しているとさまざまな生活音が発生します。このような生活音が大きい場合、近隣とトラブルになりかねません。近隣トラブルの原因はさまざまです。生活音だけでなく、異臭や駐車などが原因になり得ます。

近隣トラブルを放置していると嫌がらせがエスカレートする可能性があるため、早めに対処しましょう。具体的には証拠を収集して犯人を特定するのが大切です。

本記事では近隣トラブルの原因やパターン、証拠収集の方法などを解説します。

目次

近隣トラブルの6つの原因

近隣トラブルが発生してしまう原因は主に次のとおりです。

  • 騒音
  • 異臭
  • 駐車
  • ゴミ出し
  • ペット
  • 敷地

いずれも日頃の生活に関わる行動です。そのため、毎日のちょっとした行動が近隣トラブルにつながりかねません。

騒音トラブル

騒音トラブル

日常生活を送るうえで、近隣トラブルの原因を代表するのが騒音です。特に集合住宅では、上下や左右の部屋で発生する生活音や子どもの足音、テレビやオーディオの音量などがしばしば問題となります。戸建て住宅であっても騒音トラブルと無縁ではありません。隣家での楽器演奏や庭作業、夜間の車やバイクのエンジン音などが騒音被害を訴えられることがあります。

音の感じ方は人によって異なります。例えば自分は気にならないといっても、相手にとっては耐えがたいストレスとなっている可能性があるでしょう。

異臭トラブル

次のような生活にまつわるニオイ(異臭)も近隣トラブルの原因です。

  • 料理のニオイ
  • 放置したゴミ
  • ペットの排泄物
  • 散布した害虫駆除剤や殺虫剤

集合住宅の場合、共有部分のゴミ置き場から上がってくるニオイがトラブルにつながる可能性があります。さらにベランダで喫煙していると、同じフロアの隣家や上階のベランダに煙やニオイが届いてしまい、受動喫煙トラブルに発展してしまいます。

駐車トラブル

駐車スペースを巡るトラブルも近隣トラブルの代表です。例えば自宅の駐車場が確保されていない場合や来客用の駐車場が少ない場合、路上駐車や無断駐車などが問題となります。また、車両が自宅前の通路を塞いでしまったり、他人の駐車スペースに勝手に車を停められたりすると、トラブルの火種になります。

駐車スペースに関するトラブルだけでなく、車についた傷やゴミの投げ込みなどもトラブルの原因です。

ゴミ出しトラブル

ゴミ出しの日付や分別ルールは地域ごとに決められているのが一般的です。しかし、住民によってはゴミの日や分別ルールを守らないこともあります。このようなルールを守らないゴミ出しも、近隣トラブルの原因です。

例えば指定の日以外にゴミを出してしまうと、収集されるまで放置され、異臭やカラスの増加、景観の悪化などにつながりかねません。

ペットトラブル

犬の鳴き声や散歩時の糞尿処理、猫のマーキング行為など、ペットの飼育に関するトラブルも発生しがちです。住民によってはアレルギーを抱えている人や犬(猫)嫌いの人もいるでしょう。このような人たちからすると、管理が行き届いていないペット飼育は不満の対象になり得ます。

敷地トラブル

隣の家との敷地が曖昧になっていることでもトラブルが発生します。敷地が曖昧になっていることで不法侵入してしまう、監視カメラを設置して隣の家を撮影してしまうなど、トラブルが発生する行動を取ってしまいます。

近隣トラブルの3つのパターン

騒音や異臭、駐車などが原因で近隣トラブルが発生すると、次のような嫌がらせ行為を受ける可能性があります。

  • 壁を叩かれる
  • 手紙が届く
  • 管理会社からクレームが入る

壁を叩かれる

壁を叩かれる

集合住宅で近隣トラブルが発生した場合、最も代表的な嫌がらせ行為として壁を叩かれるということが挙げられます。特に生活音のトラブルで受けやすい行為です。

壁を叩かれる状況が続くと、被害を受ける側は精神的ストレスを強く感じます。夜間に大きな音を立てて叩かれることで、睡眠不足や不安に悩まされる人も少なくありません。もしこうした被害を受けている場合は、管理会社や自治体への相談を検討し、同時に証拠を記録しておくことが大切です。

手紙が届く

直接的に顔を合わせて抗議するのではなく、嫌がらせやクレームの手紙を投函されたり、ポストにメモを残されたりするケースもあります。

手紙の内容がただのクレームであれば、行動を見直すことで改善が可能です。一方、脅迫めいた文章や差出人不明の中傷文が続くと、精神的に大きな負担となります。脅迫や中傷は脅迫罪名誉棄損にあたる行為です。そのため、手紙は捨てずに証拠として保存しておきましょう。

管理会社からクレームが入る

集合住宅の場合、隣人からの直接的な苦情ではなく、管理会社からのクレームによってトラブルの存在を知るケースもあります。管理会社は住民同士の紛争を穏便に処理する立場にあるため、相手方からの苦情をまず管理会社が受け止め、該当の住民に指摘するのです。

この時点で対処が適切に行われれば、大きなトラブルへ発展しない場合もあります。しかし、苦情を入れた側と入れられた側の溝が埋まらず、話し合いが平行線をたどってしまうと、管理会社の介入だけでは解決が難しくなってしまいます。さらにエスカレートすると、嫌がらせ行為や法的手段に発展する可能性もあるため注意が必要です。

嫌がらせをしてくる人の特徴

嫌がらせをしてくる人の特徴

近隣トラブルが発生したからといって、すべての人が嫌がらせをしてくるわけではありません。一部の人がトラブルの報復として嫌がらせをしてきます。

近隣トラブルで嫌がらせをしてくる人の特徴として以下が挙げられます。

  • 恨みを抱いている
  • 相手に興味がある
  • 被害妄想を抱いている

恨みを抱いている

相手への恨みから近隣トラブルを機に嫌がらせをする人もいるでしょう。

例えば過去に挨拶をしなかった、騒音やマナー違反で迷惑を被ったほか、些細なすれ違いが原因で相手に強い恨みを抱く人もいます。こうした人は、自分の中で一度負の感情が生まれると、それをどんどん増幅させていく傾向があります。結果として、直接的な抗議や話し合いではなく、嫌がらせで相手を追い詰めようとするのです。 

相手に興味がある

相手に対して強い興味を抱いているからこそ、嫌がらせをしてくる人もいます。このような特徴を持つ人は相手への興味から行動やプライバシーを調べ、接触手段のひとつとして相手に嫌がらせをしてくるのです。状況が悪化するとストーカー行為をうけかねないため、証拠を押さえたらすぐに警察へ相談しましょう。

被害妄想を抱いている

自らが抱える被害妄想に基づいて嫌がらせをしてくる人もいます。日常的な生活音や近隣住民の行動を過敏に受け取り、自分に嫌がらせをしている、自分を監視しているといった被害妄想に駆られ、嫌がらせをしてきます。

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近隣トラブルを受けた際のNG行動

近隣トラブルによって嫌がらせを受けたときは、冷静な行動を心がけましょう。互いに冷静さを欠いてしまうと言い争いが徐々にエスカレートしていき、事態が深刻化しかねません。

相手と対峙する

相手と対峙する

嫌がらせをしてくる相手と直接対峙するのは避けましょう。怒りを抑えきれないからといって、相手の家へ乗り込む、強い口調で詰め寄るなどの行為は避けるべきです。

対峙したことで相手も感情的に反応し、トラブルがさらに深刻化する可能性があるでしょう。場合によっては傷害事件に発展して察沙汰となるケースもあるため、第三者や専門家に相談することが重要です。

どうしても相手と対峙する必要がある場合は、証拠をそろえたうえで話し合いをしましょう。いずれにせよ当事者だけでなく、管理会社や自治体の担当者など第三者の立ち会いのもとで進めることが望ましいです。

近隣トラブルを受けた際の相談先

近隣トラブルによって嫌がらせを受けたのであれば、次のような場所に相談してみましょう。

  • 管理会社や自治体
  • 警察
  • 役所

管理会社や自治体

マンションやアパートなど集合住宅に住んでいる場合は、まず管理会社に連絡し、状況を報告しましょう。管理会社は建物や設備の管理責任があり、住人同士のトラブルに関しても一定の調整役を担う立場にあります。管理会社によっては防犯カメラの映像提供や、住民への注意喚起の文書を作成してくれる場合もあるでしょう。

警察

警察

嫌がらせの内容が脅迫めいたものであったり、身体的な危害が及ぶ可能性がある場合は、迷わず警察に相談してください。騒音程度であれば警察が動かない可能性があるものの、暴行や傷害など、以下のように刑法に抵触する行為が疑われる際には、警察が捜査を行うことがあります。(※1)(※2

  • 暴行罪:2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金
  • 傷害罪:5年以下の懲役または50万円以下の罰金

警察に相談する際には、客観的な証拠(録音や映像、写真、メモなど)があるかどうかが大きな判断材料となります。トラブルの内容を正確に伝え、時系列や被害内容をきちんと整理しておくことで、警察が対応しやすくなるでしょう。

役所

近隣トラブルは市役所や区役所、町役場の生活課の窓口に相談することで、地域のルールやマナーに基づいたアドバイスをもらえることがあります。

ただし、役所では近隣トラブルや揉めごとの仲裁には対応していません。このような揉めごとの仲裁については、地域の弁護士会や司法書士会、法テラスに相談してみましょう。

近隣トラブルを受けているのであれば証拠を集める

近隣トラブルを受けているのであれば証拠を集める

近隣トラブルを受けているのであれば、証拠収集が欠かせません。証拠がなければ、言った・言わない、やった・やっていないといった水掛け論に発展しかねません。

そのため、次のようなポイントを押さえて証拠を集めておきましょう。

  • 録音や録画を活用する
  • 日記やメモに記載する
  • 投函された手紙
  • 難しい場合は探偵に相談

録音や録画を活用する

壁を叩かれたり、相手が暴言を吐いてきたりする場面をスマホで録音・録画することで、具体的な被害状況を客観的に示すことが可能です。騒音の場合は、騒音計を使って音の大きさを記録する、時間帯と音の特徴を記録するなどしておくと役立ちます。

日記やメモに記載する

日記やメモに嫌がらせの実情を記載するのも有効です。小さな嫌がらせや騒音は見逃しがちですが、積み重なることで深刻な被害となることがあります。日記やメモは裁判の際に証拠能力を持つ場合もあり、また管理会社や自治体に相談する際にも、事情を正確に伝えるために有用です。

投函された手紙

差出人不明の嫌がらせ手紙や、誹謗中傷が書かれた張り紙などは、重要な物的証拠です。捨てずに保存し、封筒やポストに投函された状況なども記録しておくと、後々の調査や訴訟手続きで役立ちます。筆跡鑑定や指紋採取が行われる可能性もあるため、なるべく触れる部分を最小限にして保管するのが望ましいでしょう。

難しい場合は探偵に相談

嫌がらせの証拠がなかなか集められないのであれば、探偵に相談してみましょう。探偵は浮気調査や人探しだけに対応しているわけではありません。近隣トラブルをはじめとした、さまざまなトラブルの証拠収集に対応しています。

自力で証拠を集めようとした場合、嫌がらせをしている相手と対峙する可能性もあり、危険に直面しかねません。一方、探偵に依頼すれば自らが調査する必要がないため、相手に気付かれるリスクがありません

嫌がらせの証拠が集まらない、相手に気付かれたくないという場合は探偵への依頼を検討しましょう。

トラブルがエスカレートする前に証拠を集めよう

騒音や異臭、駐車、ゴミ出しなどさまざまな理由で近隣トラブルが発生することがあります。近隣トラブルが発生すると壁を叩かれる、手紙が届くなどの嫌がらせを受けかねません。ちょっとしたトラブルと考えて放置していると、嫌がらせがエスカレートして取り返しのつかない状況に陥る可能性すらあります。

嫌がらせをしてくる相手を自力で特定しようとすると、さまざまなトラブルにつながりかねません。そのため、自力ではなく探偵に調査を依頼しましょう。探偵であれば自らが調査する必要がないため、危険な目に遭遇するリスクを回避し、相手に調査がバレる心配もありません。

アイヴィ・サービスは近隣トラブル解決に有効な証拠収集に対応しています。近隣トラブルに悩んでいる方はぜひご相談ください。

(※1)e-Gov法令検索「刑法」 第二百八条(暴行)

https://laws.e-gov.go.jp/law/140AC0000000045#Mp-Pa_2-Ch_27-At_208

(※2)e-Gov法令検索「刑法」 第二百四条(傷害)

https://laws.e-gov.go.jp/law/140AC0000000045#Mp-Pa_2-Ch_27-At_204

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