LINEは浮気の証拠になる?認められるケース・認められないケースを解説

LINEは浮気の証拠になる?認められるケース・認められないケースを解説
浮気調査

メッセージアプリとして広く利用されているのがLINEです。人によっては浮気相手とLINEでやり取りをしている可能性もあります。LINEでやり取りされたメッセージは、浮気の証拠として機能するのでしょうか。また、LINE以外でも効果的な証拠があるのでしょうか。

この記事ではLINEが浮気の証拠になるのか、認められるケース、認められないケース、LINE以外の証拠について解説します。

目次

LINEは浮気の間接的な証拠になる

LINEは浮気の間接的な証拠になる

LINEは浮気の証拠になります。しかし、浮気の証拠としての効力はメッセージの内容によって異なります。そのため、LINEのメッセージは内容によって間接的な証拠として機能すると捉えておきましょう。

プラスアルファで用意しておきたい証拠

LINEを証拠として機能させるためには、次のような証拠もプラスアルファで用意しておくのがポイントです。

  • 電話やクレジットカードの明細
  • メッセージアプリ

これらの証拠をプラスアルファで用意しておくことで、証拠としての効力を高められます。

電話やクレジットカードの明細

電話やクレジットカードの明細なども間接的な証拠として期待できます。そのため、LINEのメッセージと合わせて用意することで、証拠としての機能を高められるでしょう。電話やクレジットカードの明細は本人でなければ入手できません。しかし、紙で郵送しているのであれば自宅に届いてる可能性があります。

なお、郵便で届いた明細を開ける際は、宛名が誰かを確認しましょう。自分宛てに郵送先を統一しているのであれば、郵便物の開封が可能です。しかし、パートナー宛てに届いている場合、勝手に開封してしまう信書開封罪に問われる恐れがあります。家族であってもプライバシーの確保が必要なため、取り扱いには注意を払いましょう。

メッセージアプリ

LINEは多くの利用者がいます。総務省発表『令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』によれば、LINEの利用率は全年代で94.0%にも達しています。

しかし、パートナーはLINE以外のメッセージアプリで浮気相手とやり取りしているかもしれません。(※1

そのため、LINE以外のメッセージアプリを使用していないか確認してみましょう。

『令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』によれば、メッセージのやり取りが可能なソーシャルメディア系サービス/アプリのなかでも利用者が多いのは次のとおりです。(※1

  • X(旧Twitter):全年代45.3%
  • Facebook:全年代29.9%
  • Instagram:全年代50.1%

特にInstagramは女性の利用者が多い傾向です。LINE以外にも上記のようなサービス、アプリで浮気相手と連絡を取り合っている可能性もあります。

そのため、LINE以外にもXやFacebook、Instagramを確認してみましょう

(※1)総務省:令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf P12

SNSからは浮気相手の情報も確認可能

パートナーが浮気相手とLINE以外のSNSで連絡を取り合っているのであれば、浮気相手についての情報も確認できるかもしれません。

浮気相手のアカウント情報を確認すれば、相手の詳細を把握できます。

浮気の証拠となり得るLINEの例

浮気の証拠となり得るLINEの例

浮気の証拠となり得るLINEメッセージは次のようなものです。

  • 不貞行為が分かるメッセージや画像
  • 2人でいたことが分かるメッセージや画像
  • 浮気を認めているメッセージや画像

特に不貞行為が分かるメッセージや画像、浮気を認めるメッセージや画像は単体でも証拠としての効力は強いでしょう。

不貞行為が分かるメッセージや画像

浮気を理由に離婚や慰謝料請求する際にポイントになるのが、不貞行為(肉体関係)の有無です。パートナーのLINEに不貞行為が分かる画像があれば、浮気の証拠としては十分でしょう。

直接的な画像でなくとも不貞行為があったと第三者でも判断できるようなメッセージがあれば、浮気の証拠として利用できます。

2人でいたことが分かるメッセージや画像

2人でいたことが分かるメッセージや画像は、間接的な証拠として機能します。

例えば、2人でデートをしたときの感想や写真などが挙げられます。

2人でいたことが分かる画像は、メッセージだけでなくアルバム機能からも確認できるかもしれません。そのため、メッセージだけでなく、アルバム機能もチェックしてみましょう。

浮気を認めているメッセージや画像

浮気を認めているメッセージや画像は、本人たちが浮気を自白している証拠ともいえます。

例えば、パートナーが「2人の関係は妻(夫)には内緒だよ」といったようなメッセージを送っているのであれば、浮気を認めていると判断できるでしょう。また、浮気相手から「この関係大丈夫?」と言ったメッセージに対して、「大丈夫」といったように返答している場合も、浮気を認めていると判断できます。

LINEのメッセージを見つけたときの対応

LINEのメッセージを見つけたときの対応

パートナーと浮気相手とのLINEのメッセージを見つけたときは次のような対応を取りましょう。

  • LINEの履歴を自分のスマホで撮影
  • 浮気を決定づけるメッセージをすべて撮影

LINEのメッセージは可能な限りすべて撮影しておきましょう。撮影のチャンスを逃すと証拠がなくなってしまう恐れがあります。

LINEの履歴を自分のスマホで撮影

パートナーと浮気相手とのLINEの履歴は、自分のスマートフォンで撮影します。

パートナーのスマートフォンでスクリーンショットを撮り、自分に送るといった方法もあります。しかし、スクリーンショットでは加工した画像と判断されかねません。証拠としての信ぴょう性を高めるには、自分のスマートフォンでパートナーと浮気相手とのメッセージを撮影しましょう。

浮気を決定づけるメッセージをすべて撮影

自らのスマートフォンで撮影する際は、浮気を決定づけるメッセージすべてを撮影しましょう。

例えば「昨日は気持ちよかったね」というメッセージから、肉体関係を推測できるかどうかは前後のやり取りによって異なります。マッサージに行った感想である可能性もあります。そのため、前後のメッセージも含めて浮気を決定づけるものは撮影しましょう。

なかには勘の良い人もいます。LINEを見られたと勘づいて相手とのやり取りを削除するかもしれません。証拠隠滅を図られたときのためにも、すべてのメッセージを撮影することが大切です。

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パートナーのLINEを見るときの注意点

パートナーのLINEを見るときの注意点

パートナーのLINEを見るときは次のような点に注意しましょう。

  • データを転送しない
  • 無断でロックを解除しない

これらの注意点を押さえておかないと、思わぬトラブルにつながりかねません。いずれも法律に抵触しかねない注意点です。

違法な方法で収集した証拠は効力が認められません。それどころか、罰則を科せられる恐れがあります。

データを転送しない

パートナーのLINEの内容を、スクリーンショットに収めて転送するのは避けましょう。スクリーンショットを転送してしまうと、不正アクセスに問われかねません。

不正アクセスに問われると、3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられてしまいます。

また、データの転送は操作ミスで自分以外の人にも送ってしまうリスクがあります。パートナーと浮気相手とのメッセージを見て冷静さを失っている状態では、誤操作の可能性は高いでしょう。誤操作を避けるためにもデータは転送しないようにしましょう。

無断でロックを解除しない

無断でLINEのロックを解除することも不正アクセスの対象です。人によってはLINEにログインするのにセキュリティとしてロックをかけています。

特に浮気相手とLINEでメッセージをやり取りしているのであれば、ロックをかけている可能性が高いでしょう。

婚姻関係にあったとしても、パスワードを使って人のLINEを勝手にロック解除することは認められません。

もちろん不正アクセスが認められるのはLINEに限った話ではありません。XやFacebook、Instagramであってもパートナーのアカウントに勝手にログインすることは認められません。アカウントへの無断ログインは避けましょう

LINEよりも慰謝料請求や離婚に有効な証拠は?

LINEはメッセージの内容によっては浮気の証拠になり得ます。しかし、LINEよりも慰謝料請求や離婚に有効な証拠もあります。例えば次のような証拠です。

  • 性行為を捉えた写真や動画
  • 肉体関係が推測できる写真や動画

これらはLINEのメッセージ上にあった場合も証拠として機能します。しかし、パートナーによっては迂闊にLINEのメッセージで送らない可能性があるでしょう。そのため、尾行や張り込みによって直接的な証拠を集めることが大切です。

個人であっても尾行や張り込みは可能?

個人であっても尾行や張り込みは可能?

肉体関係が推測できる証拠として、パートナーと浮気相手がラブホテルに入室、退室する姿を捉えた写真や動画が挙げられます。

このような証拠を押さえるには尾行や張り込みが必要です。しかし、個人で尾行や張り込みは困難です。尾行や張り込みには専門的なスキルが求められます。

専門的なスキルもないままに尾行や張り込みをしてしまっては、パートナーと浮気相手にバレる恐れがあります。尾行や張り込みがバレてしまうと、今後証拠を集めるのが難しくなってしまいます

ストーカー規制法に抵触しかねない

自力で尾行や張り込みをしようとしても、法律に抵触する恐れがあります。ストーカー規制法では付きまとい行為などを禁止しています。

個人による尾行や張り込みは付きまとい行為に該当するでしょう。実際に付きまといをしないでGPSを使用して位置を把握することも避けましょう。ストーカー規制法は改正され、令和3年8月26日からGPSなどを用いた位置情報の確認も規制対象になっています。(※2

(※2)警察庁:ストーカー規制法が改正されました!

https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/stalker/R03kaisei/index.html

LINEよりも有効な証拠は探偵に収集を依頼

LINEよりも有効な証拠は探偵に収集を依頼

LINEよりも有効な証拠は自力ではなく探偵に収集を依頼しましょう。探偵であればパートナーや浮気相手にバレるリスクを減らせるうえに、スムーズな証拠収集を実現してくれます。

探偵に浮気の証拠収集を依頼した場合、調査内容に応じた費用が発生します。一般的に調査期間が長引くと調査費用も高くなります。

浮気調査にかかる費用を抑えるには、可能な限り、パートナーと浮気相手の情報を共有しましょう。情報を共有することで、探偵が調査に費やす時間を削減でき、調査費用を抑えられます。そのため、パートナーの行動を観察して浮気相手と会っているであろう日を推測しておくのがポイントです。

探偵は浮気相手についても調査可能

探偵にパートナーの浮気調査を依頼するメリットは、スムーズな収集や調査がバレるリスクの軽減だけではありません。

探偵であれば、浮気相手についても調査可能です。浮気相手の情報は非常に重要です。例えばパートナーと離婚をしない場合であっても、浮気相手のみに慰謝料を請求可能です。慰謝料を請求するにあたっては、内容証明郵便を送るのが一般的です。そのためには、当然浮気相手の名前や住所を把握する必要があります

パートナーを問い詰めても、浮気相手については教えてくれないかもしれません。また、SNSのアカウントを確認しても本名で利用しているとは限りません。このような際、探偵であれば浮気相手についても調査可能です。探偵の調査によって浮気相手の詳細を把握することで、慰謝料請求にスムーズに進めるでしょう。

パートナーの浮気はLINE以外でも証明しよう

LINEは浮気の証拠として認められるケースがあります。特に肉体関係が分かるメッセージや写真、浮気を認めているメッセージや写真などは単体で浮気の証拠として効力を発揮するでしょう。

一方、浮気相手との単なるメッセージのやりとりだけでは証拠として機能しない可能性があります。このような場合は他の証拠と複合的に活用しましょう。

浮気の証拠はLINEだけでなく、ホテルに入室する写真や動画などでも証明可能です。
アイヴィ・サービスではLINEよりも効力を発揮する証拠集めをサポートしています。パートナーの浮気の証拠が集められないと悩んでいる方はぜひご相談ください。

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