行方が分からない人を自分で探す場合、インターネットを活用することがおすすめです。
インターネットを活用することで、さまざまな情報を収集することが可能です。上手に使いこなすことで、人を探し出すことができるかもしれません。
この記事ではインターネットでの人探しに役立つサイトや掲示板、SNSなどを解説します。
インターネットでの人探しで役立つサイト3選

インターネットで人探しをする際に役立つサイトは次の3つです。
- Yahoo!
- 都道府県の警察サイト
GoogleとYahoo!はどちらも検索エンジンですが、それぞれに違いがありますので、人探しをする場合は、両方の検索エンジンを活用するようにしましょう。
1. Google
普段検索エンジンとして多くの人が使用しているGoogleは、人探しの際にも大いに活用することができます。例えば、Googleの検索欄に探している人の名前を入れて検索すれば、対象の相手の情報が得られるかもしれません。
とくに相手がブログを運営していたり、会社のホームページに情報を掲載しているといった場合は、Googleの検索で情報を集められるでしょう。
2. Yahoo!
Googleと同じく検索エンジンとして利用されているのがYahoo!(ヤフー)です。
総務省の『令和4年 情報通信に関する現状報告の概要』によれば、検索エンジンの世界市場はGoogleが85%以上のシェアを誇っているものの、日本ではスマートフォンにおける検索でYahoo!も20%程度を占めています。(※1)
Yahoo!は、Googleと同じキーワードで検索しても表示される順位や検索結果が異なります。そのため、Googleではすぐには分からなかった情報に辿り着けるかもしれません。
また、Yahoo!の場合、Yahoo!ニュースやYahoo!知恵袋の検索結果は上位に表示されるため、探している人についてのニュースや質問に出くわす可能性があります。
(※1)総務省:令和4年 情報通信に関する現状報告の概要
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r04/html/nd236500.html
3. 都道府県の警察サイト
都道府県の警察サイトでは、行方不明になっている人の情報提供を呼びかけることが可能です。
また、すでに行方が分からなくなった人の情報も掲載されているため、自分が探している相手が掲載されているかもしれません。
インターネットでの人探しでおすすめの掲示板5選
インターネットにはさまざまな掲示板があります。そのなかでも人探しにおすすめの掲示板が次の5つです。
- 【NPO】日本失踪者捜索協力機構 MPSジャパン
- 【NPO】日本行方不明者捜索・地域安全支援協会
- 【企業】再会のためのサイト・いまどこ?青い糸、赤い糸
- 【個人】尋ね人(たずねびと)
- 【個人】人捜し掲示板
それぞれすでに多くの情報が掲載されているため、投稿する前にどのように掲載されるのかを確認してみましょう。
1. 【NPO】日本失踪者捜索協力機構 MPSジャパン

特定非営利活動法人である日本行方不明者捜索・地域安全支援協会が運営している掲示板です。
全国から寄せられた数多くの行方不明者の情報が掲載されています。また、自身が探している相手の情報を登録することもできます。

2. 【NPO】日本行方不明者捜索・地域安全支援協会

特定非営利活動法人の日本行方不明者捜索・地域安全支援協会が運営しているページです。
家出人・行方不明者の情報公開・情報提供を募集しています。
3. 【企業】再会のためのサイト・いまどこ?青い糸、赤い糸

アイティーセクレタリー(有限会社アイシーエス)が運営する人探し専門サイトです。
会員登録すると想い人へのメッセージを掲載したり、想い人との思い出を掲示板に書き込むことができます。
家出人や行方不明者の捜索というより、旧友や恩人、昔好きだった人など、思い出の人との再会を目的に利用されています。
4.【個人】尋ね人(たずねびと) -無料掲示板-

『尋ね人(たずねびと)』は無料で利用できる人探し用の掲示板です。
「探したい人」「失踪した」「探されたい人」のカテゴリーに分かれていて、それぞれエリア別に検索可能です。
『尋ね人(たずねびと)』は探したい相手の情報を登録できます。
登録した情報に対して謝礼金も設定でき、金額が高くなるほど有力な情報を得られる可能性があります。
5.【個人】人捜し掲示板

『尋ね人(たずねびと)』同様、無料で利用できる人探し用の掲示板です。会員登録なしで探したい相手の情報を掲載できます。
反面、運営元の紹介がなく、情報の正確性(ストーカーなど)に不安がある点がデメリットです。金銭トラブルや詐欺被害関連の書き込みが多い点も大きな特徴です。
インターネットでの人探しで活用したいSNS5選
インターネットで人探しをする場合、検索エンジン・警察サイト・掲示板以外だと、SNSを活用することがおすすめです。人探しの際に活用したいSNSは次の5つです。
- X(旧Twitter)
- LINE
1. Facebook

Facebookは原則本名でアカウントを登録するSNSです。そのため、探している相手の本名で検索すれば、本人のアカウントに辿り着けるかもしれません。
なお、身元がバレるのを避けるために、ローマ字やひらがな、カタカナで登録している可能性があります。そのため、漢字以外の表記でも検索してみましょう。
該当のアカウントが見つかったとしても、同姓同名の他人の可能性があります。そのため、該当のアカウントにメッセージを送るのがおすすめです。
2. X(旧Twitter)
X(旧Twitter)はFacebookと異なり、本名以外でのアカウント作成が可能です。そのため、本人のアカウントを特定するのは難しいかもしれません。一方、Facebookよりも情報を拡散させる能力に長けています。
例えば、探している相手についての投稿が拡散されることで、有益な情報に結びつく可能性があります。投稿時には「#人探し」「#探しています」といった、「#(ハッシュタグ)」を付けるのがおすすめです。
3. Instagram

Instagramは画像や動画を投稿するのがメインのSNSです。
探している相手のアカウントが分かるのであれば、投稿された画像や動画の背景から、どこにいるのかなどがを把握することできます。
しかし、投稿された画像や動画の背景から、相手の住所を特定するには時間がかかってしまいます。
4. LINE
LINEは日本国内で多くのユーザーを誇るアプリです。
LINEは、一般的に特定の相手とのメッセージのやり取りに用いられますが、タイムライン機能を活用することで人探しにも役立ちます。
LINEのタイムライン機能は、友だちにお知らせや近況を報告するのに用いられますが、探している相手の特徴を投稿して情報を集めることも可能です。
タイムライン機能の公開範囲を全体公開にすることで、友だち以外にも情報が共有されるため、多くの人に人探しの情報を届けられます。
5. WhatsApp

WhatsAppはLINEのようなメッセンジャーアプリです。日本国内ではLINEほどの利用者はいませんが、海外では多くのユーザーが利用しています。
総務省の発表によれば月間アクティブユーザー数(2022年1月)がFacebook、YouTubeに次いで第三位となるほどです。(※1)
WhatsAppは、相手がいつログインしたか、ログイン情報を確認できます。
探している相手がWhatsAppを利用していれば、どのような生活パターンを送っているかを確認することが可能です。

インターネットで人探しをする際の注意点
インターネットを活用することで、個人でも人探しをすることが可能です。
しかし、個人がインターネットで人探しをする際は次のような点に注意が必要です。
- 情報が誤っている可能性がある
- 個人情報の取り扱い方によってはトラブルに発展するかもしれない
- トラブルに巻き込まれる可能性がある
- 調査に時間がかかる
- 本人を探し当てられるとは限らない
情報が誤っている可能性がある

インターネットで人探しをする際、入手した情報がすべて本当とは限りません。なかには情報に誤りがある可能性が考えられます。
そのため、どの情報が正しいのか?誤っているのか?を自身で選択しなければなりません。
個人情報の取り扱いに注意が必要
インターネットを使った人探しのなかでも、掲示板やSNSに投稿する際は、相手の個人情報の取り扱いに注意が必要です。
個人情報をむやみに投稿してしまうとプライバシーの侵害とみなされ、相手から損害賠償を請求されてしまうかもしれません。
さらに、投稿した個人情報を第三者に悪用されてしまう可能性もあるでしょう。
トラブルに巻き込まれる可能性がある

個人情報の取り扱いとは関係なく、個人でインターネットを使った人探しをしていると、トラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
行方が分からない相手が事件に巻き込まれている場合、探している自分も事件に巻き込まれてしまうかもしれません。
特にインターネットの場合、集まった情報のなかに事件に巻き込もうとするメッセージが紛れ込んでいる可能性があります。
調査に時間がかかる
個人でインターネットを使って人探しをする場合、調査に時間がかかることを忘れてはいけません。
調査に時間がかかってしまうと、関係者の記憶も薄らいでくるため、有益な情報が集まりづらくなってしまいます。その結果、さらに調査に時間がかかるでしょう。
本人を探し当てられるとは限らない
インターネットやSNSは人探しに活用可能ですが、本人を探し当てられるとは限りません。
先述のように、インターネットやSNSで集めた情報が正しいというわけではありません。
また、そもそも情報が集まらない可能性もあります。そのため、時間がかかっても有益な情報を得られずに本人を見つけられないかもしれません。
インターネット以外で人探しをする方法
人探しをする方法はインターネット以外にもあります。インターネット以外で人探しをする場合、次のような方法を検討しましょう。
- 住民票や戸籍附票から探してみる
- 警察に相談する
- 探偵に依頼する
どの方法を選択するかは状況によって変わるため、自分に適した方法を選ぶことが大切です。
家族・親族の場合は住民票や戸籍附票から探してみる

家族や親族を探している場合、住民票の除票や戸籍附票から住所を探し出せる可能性があります。住民票の除票、戸籍附票を閲覧できる人は次のとおり相手との続柄によって異なります。
- 住民票の除票:本人と同一世帯として住民票に記載されている
- 戸籍附票:配偶者もしくは直系血族(祖父母・父母・子・孫など)
しかし、同一世帯者であっても、本人以外が住民票の除票を取得するには委任状が必要です。また、住民票の除票や戸籍附票の取得が認められていない親族の場合、第三者として取得申請が可能です。
第三者として住民票の除票や戸籍附票を取得申請するには、正当な申請理由が求められます。そのため、申請理由によっては取得が認められないかもしれません。

事件・事故の可能性が高いなら警察に相談する
行方が分からなくなってしまった相手が、事件や事故に巻き込まれている可能性が高いのであれば、警察に相談しましょう。
いなくなったときの住所地を管轄する警察に行方不明者届を提出することで、全国の警察に情報が共有されます。さらに事件性が高いと判断されれば、捜索もしてくれるでしょう。
早く見つけたい・手がかりが少ない場合は探偵に依頼する

住民票の除票や戸籍附票の取得、警察への相談はすぐに相手が見つからない可能性があります。
また、探している事情や相手との関係によっては住民票の除票や戸籍附票を閲覧できない、警察に行方不明者届を出せないでしょう。
そのため、どこにいるのか分からなくなった相手を早く見つけたい場合は、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。
探偵であれば迅速に調査を開始してくれるうえに、手がかりが少なくても調査が可能です。
しかし、手がかりは探偵への依頼費と大きく関係するため、可能な限り情報を集めておきましょう。多くの情報を共有すれば、調査の依頼にかかる費用や調査期間を短く抑えられます。

インターネットでの人探しはサイトやSNSを活用する
インターネットで人探しをする際は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンはもちろん、警察サイト、各種掲示板を活用してみましょう。
また、FacebookをはじめとしたSNSも人探しの際に役立ちます。本人のアカウントが見つけられなくても、有益な情報を他のユーザーから得られるかもしれません。
しかし、インターネットで人探しをする場合は、情報が誤っている可能性がある、個人情報の取り扱いによってはトラブルに発展しかねないなどの注意点を抑えておく必要があります。そのため、インターネット以外の人探し方法も検討してみましょう。
例えば、住民票の除票や戸籍附票を取得する、警察に行方不明者届を提出するといった方法が挙げられます。しかし、いずれもすぐには見つけられないため、急いでいるのであれば探偵に依頼してみましょう。
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