突然連絡が取れなくなった友達の安否や所在を確認したい場合は、まずは家族に連絡をしてみましょう。
家族も連絡が取れない、どこにいるかわからないなら、事件や事故に巻き込まれている可能性があります。
一刻も早く友達の消息を確認したい場合は、人探しのプロである探偵に依頼するの1つの方法です。
本記事では、友達と連絡が取れない5つの原因や音信不通になった時にやるべきこと、家族でも居場所がわからない場合の探し方について詳しく解説します。
友達が音信不通になる5つの原因
友達が音信不通になる主な原因としては、次の5つがあります。
- 人間関係を一度リセットしたいと考えている
- 学校の勉強や仕事が忙しい
- 病気を患い連絡できない状況にある
- 犯罪を犯した・犯罪に巻き込まれた
- スマートフォンを紛失した
それぞれ詳しく解説します。
1. 人間関係を一度リセットしたいと考えている
仕事やプライベートなど、人生が上手く行っていないと感じたときに、今の人間関係をリセットして一からやり直したいと考える人もいます。
縁もゆかりもない場所に引っ越してやり直そうと考えている人は、友達や知り合いと連絡を絶ってしまう場合もあるでしょう。
このようなケースでは、人間関係をリセットしたい本当の理由が本人にしかわかりません。もし居場所が判明したとしても、以前のような友達関係に戻るのは難しいかもしれません。
2. 学校の勉強や仕事が忙しい
音信不通になってから1週間〜10日程度であれば、単純に学校や仕事が忙しく、連絡が疎かになっている可能性があります。
普段から返信が遅い人は、学校や仕事が忙しくなると、友達との連絡を後回しにしがちです。
学生の場合は試験勉強でストレスを抱えている、試験結果が悪く友達と比べられたくない、などの理由も考えられます。
社会人で1ヵ月以上音信不通の場合でも、事業に失敗してしまい夜逃げしたケースや、女性の場合は水商売や風俗で働くようになって友人と疎遠になるケースもあります。
3. 病気を患い連絡できない状況にある
重い病気を患ってしまったことで音信不通になっている可能性もあります。
入院したために一時的に連絡が取れない状況になっているほか、病気を友人に知られたくない、心配かけたくないという理由で連絡を絶つ場合もあるでしょう。
また、うつ病などの精神疾患によって、他人と連絡が取れなくなっている可能性もあります。
メンタルの問題で音信不通になっているとしたら、無理に連絡を取ろうとする姿勢は大きな負担となってしまいます。
少しでもそのような噂を聞いた場合は、こちらからの連絡は控えたほうがよいでしょう。
4. 犯罪を犯した・犯罪に巻き込まれた
もし友人が犯罪に手を染めた場合に、逮捕・勾留されれば、外部への連絡はできません。反対に、犯罪に巻き込まれた場合も、連絡が取れなくなる可能性が考えられます。
犯罪に巻き込まれていることが判明した場合は、すぐに警察に通報しましょう。
5. スマートフォンを紛失した
スマートフォンを紛失して、連絡が取れなくなっているケースです。
紛失後に機種変更しても電話番号は変わりませんが、LINEやSNSのアカウントとパスワードがわからなくなり、ログインできずに連絡が取れない場合も考えられます。
友達が音信不通になったときにやるべきこと
友達が音信不通になった際に行うべき行動には、次の3つが挙げられます。
- まずは家族に安否確認する
- 無理に連絡を取らずに待つ
- 海外にいる場合は外務省のサイトを活用する
それぞれ詳しく解説します。
1. まずは家族に安否確認する
友達と連絡が取れず心配になったら、まずは友達の家族に連絡を取りましょう。
誰とも連絡を取りたくない、または病気を患っている場合でも、家族であれば事情を知っている可能性が高いからです。
実家暮らしをしている友達であれば、なおさら家族が事情を知っているでしょう。
家族の連絡先を知らない場合は、恋人や親友など、友達とより距離が近い人にそれとなく様子を尋ねてみるのも1つの方法です。
2. 無理に連絡を取らずに待つ
友達の家族に確認して所在や状況がわかった場合は、無理に連絡せずに友達からの連絡を待ちましょう。
音信不通になるのは、連絡したくない、会いたくない事情が何かあるはずです。無理に連絡すると、さらに距離を置かれる可能性があります。
もし今は、他人またはあなたと連絡を取りたくないと思っていたとしても、しばらく距離を置くことで友達の気持ちも落ち着いてくるかもしれません。
3. 海外にいる場合は外務省のサイトを活用する
海外にいるのは確かだけど、家族さえ安否の確認が取れていないという場合は、外務省の所在調査依頼を活用して消息を確認することが可能です。
外務省の所在調査依頼とは、海外に在留している日本人の所在が長期にわたって不明な場合に活用できる行政サービスです。
ただし、依頼できるのは配偶者及び三親等内の親族に限るという条件があります。友達の親・兄弟などの家族から依頼してもらいましょう。(※1)
(※1)外務省:所在調査(三振等内からの依頼)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/shozai/index.html
【消息不明】家族も居場所が分からない場合の探し方6つ
友達の家族も連絡が取れず居場所がわからない場合は、消息不明として友人の行方を探す必要がでてくるでしょう。消息不明となった友達を探す方法としては、次の6つが挙げられます。
- 警察に行方不明者届を出す
- 学校や職場の人に聞き取りをする
- 友達が行きそうな場所を探す
- 住民票を確認する
- SNSやインターネット掲示板を利用する
- 探偵に依頼する
それぞれ詳しく解説します。
1. 警察に行方不明者届けを出す
友達と連絡が取れず家族も所在がわからない場合は、まず警察に相談しましょう。親や兄弟、婚約者など、友達の身内であれば「行方不明者届」を提出できます。警察に相談する場合は、必ず友達の家族と一緒に行きましょう。
ここで覚えておかなければならないのが、たとえ行方不明者届が受理されたとしても「特異行方不明者」に該当しない場合は、本格的に捜索をしてもらえないということです。
特異行方不明者とは、事件や事故に巻き込まれている、他害や自害をする可能性がある、自救能力がなく、身体の危険や命の危険がある人を指します。(※2)しかし、行方不明者届を提出すれば、一般家出人として全国の警察官に情報が通知されます。
パトロール中などに偶然発見される可能性もあるため、「どうせ探してもらえない」と思わず、届出を済ませておくことをおすすめします。
(※2)e-GOV法令検索:行方不明者発見活動に関する規則 第二条第二項(定義)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=421M60400000013#Mp-At_2
2. 学校や職場の人に聞き取りをする
警察に相談したあとは友達の通っていた学校や職場の人に聞き取りを行います。
家族でも連絡が取れない場合、学校や職場にも行っていない可能性が高いでしょう。
いなくなる前の様子や変わったことがなかったかなど、どんな些細なことでもいいので細かく尋ねましょう。
音信不通の原因や現在の居場所につながる情報があるかもしれません。
3. 友達が行きそうな場所を探す
馴染みの飲食店や頻繁に足を運ぶスポットなど、友達の行きそうな場所を探すと何か手がかりが見つかるかもしれません。
もし友達の行きそうな場所の見当がつかない場合は、SNSを確認してみましょう。
連絡が取れなくなる前に投稿されている内容や写真、それ以外の投稿で頻繁に行っている場所があれば手がかりになります。
4. 住民票を確認する
友達が引っ越しており、住民票の異動届けを提出している場合に使える方法です。
住民票を異動している場合は、住民票や戸籍の附票を活用することで現住所を把握できる可能性があります。
しかし、住民票や戸籍の附票を取得できるのは、家族などの同一世帯人や本人からの委任状がある場合に限られます。
そのため、住民票を取得して現住所を調べる場合は、友達の家族にお願いする必要があります。
5. SNSやインターネット掲示板を利用する
SNSやインターネットを活用して友達を探す方法です。
現在はインターネット技術の発展やSNS利用者の増加によって、個人がいつでも情報を収集できる時代です。
また、日本全国や国をまたいで捜索網を広げられるので、探している人の情報を効率的に集めるのに有効な手段といえるでしょう。
1. Twitterを活用する
Twitterは最新の情報を得るのに適したSNSです。リツイートやハッシュタグ機能など、拡散性も高さも人探しでは大きなメリットになるでしょう。
たとえば「#人探し」「#友達を探しています」「#拡散希望」「#情報提供をお願いします」のようにタグづけして、Twitter利用者への拡散と情報提供を促します。
2. インターネットの掲示板を活用する
インターネットで「人探し 掲示板」と検索すると、人探しに役立つサイトが表示されます。
それらのサイトに情報を載せることで、友達の安否や所在につながる情報が得られる可能性があります。
インターネット掲示板の多くは無料登録で気軽に利用できる一方、デメリットも存在します。
それは、TwitterやFacebookのようなSNSと比べると、閲覧者数や拡散性が低い点です。
対策として、インターネットの掲示板だけを使うのではなく、他の調査方法と併用するのがおすすめです。
SNSやインターネット掲示板は最終手段と考える
ただし、SNSやインターネット掲示板を使って友達を探すには、友達の顔写真やプロフィールなど、個人情報をネット上に公開することになります。
後々トラブルに発展するケースもあるため、最終手段と考えておいたほうがよいでしょう。
また、インターネット上に友達の情報を公開する場合は、友達の家族に相談し、事前に許可をもらってから実行しましょう。
6. 探偵に依頼する
友達と連絡が取れず、友達の家族も居場所がわからない場合は、何らかの事件や事故に巻き込まれている可能性も考えられます。
しかし、警察は事件や事故に巻き込まれている証拠がないと動いてくれません。
できるだけ早く友達の安否を確認したい場合は、人探しのプロである探偵への依頼がおすすめです。
探偵に依頼するメリット
探偵に依頼するメリットは以下の通りです。
- 事件性がなくても探してくれる可能性が高い
- 発見率が高い
- 迅速に動いてくれる
探偵は事件性がなくても人探しをしてくれるため、「自分たちでは居場所を探せない」「不安だからなるべく早く見つけたい」という場合に大変有効な手段です。
また、探偵には数多くの人探しの経験や豊富な知識があります。
ヒアリングをする力も長けているため、相談するなかで、依頼者も気づいていないヒントを引き出してくれるでしょう。
依頼を受けたら迅速に解決に向けて調査してくれるので、発見に至るまでの時間も早くなります。
探偵に依頼するデメリット
探偵に依頼するデメリットは、費用がかかるところです。
探偵への費用は、調査の難易度や日数によって変わります。依頼先によっても異なりますが、長期間に及んだ場合は100万円を超えることもあるでしょう。
また、探偵と一口にいっても、ろくに調査せずに高額な調査費用を請求してくる悪徳業者も存在します。探偵に依頼する際には、次の「探偵に依頼する際のポイント」をしっかり確認しておきましょう。
探偵に依頼する際の2つのポイント
探偵に依頼する際の重要なポイントは次の2つです。
- 知っている情報をすべて提供する
- 依頼する探偵は慎重に選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
2. 知っている情報をすべて提供する
人探しのプロとはいえ、何も情報がない状態では調査に時間がかかったり、そもそも調査ができない場合もあります。
そのため友達に関して知っている情報はすべて伝えましょう。伝える情報としては次のようなものがあります。
- 本人の名前
- 住所
- 電話番号
- 家族の名前と住所
- 学校や職場
- よく訪れる場所
- SNSアカウント など
伝え漏れがないよう、ご家族と確認して書き出しておくのがおすすめです。
3. 依頼する探偵は慎重に選ぶ
探偵事務所には、所属している調査員の人数や活動場所、過去の実績、料金体系、基本料金、無料相談の有無など、さまざまな違いがあります。
探偵事務所を見極める際のポイントは、以下の通りです。
- 調査員の数が多い
- 経験・実績の数が多い
- 担当者が親身になって話を聞いてくれる
- 基本料金や料金体系がはっきりしている
- 利用者の口コミや評価がある
- 公安委員会に探偵業の届出を提出している
探偵を選ぶ際にまず重要なのは「調査員の数の多さ」と「経験・実績の多さ」です。
人探しは聞き込み調査が主な業務になるため、調査員の人数の多い方が有利です。
さらに、蓄積してきたノウハウや実績が豊富であれば、経験に基づいた調査によって、迅速な解決が期待できるでしょう。
各都道府県の公安委員会に探偵業の届出を出しているか、探偵や調査関係の団体に所属しているかも、探偵事務所を見極める際のポイントです。
公安委員会にきちんと探偵業の届出を提出している場合は、優良な探偵事務所の可能性が高いからです。
実績の数や探偵業の届出の有無は各探偵事務所の公式ホームページを確認できます。
人探しでお困りの方は「アイヴィ・サービス」にご依頼ください
本記事では、友達と連絡が取れない理由と音信不通の友達の探し方を解説しました。
友達と急に連絡が取れなくなった場合は、まずは家族に確認し、安否確認が取れた場合は向こうから連絡が来るまで待ちましょう。
家族でも連絡がつかず所在がわからない場合は、まずは警察に相談したのち、学校や職場での聞き込みや活動範囲の確認など、自力でできることを実践してみてください。
家族も友人の居場所がわからない場合は、事件や事故に巻き込まれている可能性も否定できません。できるだけ早く問題を解決したい、自力で捜索が難しい場合は、探偵事務所への依頼がおすすめです。
アイヴィサービスは12年間の経験と実績を持つ探偵事務所です。年間に2万件以上の相談を受けております。友達の居場所がわからず不安を感じている方はぜひご相談ください。