ドライブレコーダーは事故の記録や防犯目的でつけられるカーアクセサリーです。
映像だけでなく位置情報や車内の音声を取得できることから、浮気の証拠集めの際、重要な調査ポイントでもあります。
しかし、それを理解している人は、SDカードを抜く、電源ケーブルを抜くなど、車に浮気相手を乗せた形跡を残さないために証拠隠滅している可能性があります。
この記事では、ドライブレコーダーに残る浮気の証拠を隠滅しているかどうか見抜く方法ほか、隠滅されてしまったときの対処法などを詳しく解説します。
ドライブレコーダーの浮気情報を証拠隠滅する4つの方法
ドライブレコーダーで録画できた浮気情報を証拠隠滅する方法は、主に次の4つです。
- SDカードを抜く
- 電源ケーブルを抜く
- 音声の記録だけオフにする
- 容量の小さいSDカードを使う
上記の方法で証拠が消されていれば、撮れているはずの浮気の証拠が残りません。
それでは、以下で詳しく解説していきます。
1. SDカードを抜く
ドライブレコーダーで録画した映像はSDカードに保存されます。
逆にSDカードを指していないあいだは、ドライブレコーダーに映る映像は保存されないため、浮気相手と会うときだけSDカードを抜けば証拠を隠滅できます。
ドライブレコーダーを設置するときにSDカードを入れる位置は把握できるので、誰でもかんたんにできる方法です。
ログを確認した際、不自然に録画されていない部分が残っている場合は、この方法で浮気の証拠を隠滅した可能性があります。
しかし、証拠は残っていないため、問い詰めても言い逃れされてしまうでしょう。
2. 電源ケーブルを抜く
電源ケーブルを抜けば、ドライブレコーダーの録画は止まります。
一般的なドライブレコーダーはシガーソケットから電源を供給しているため、その部分を知っていれば誰でも抜けてしまうのです。
電源ケーブルの多くは、配線の都合上ダッシュボードの中に隠されています。
もしドライブレコーダーを後付けしているなら、シガーソケットが露出している可能性があります。その場合はもっとかんたんに抜き差しできてしまいます。
3. 音声の記録だけオフにする
ドライブレコーダーのなかには、音声記録のみオフにする機能がついたものがあります。
浮気相手との会話が残らないよう音声記録をオフにされてしまうと、浮気相手の音声や名前、デートの予定、外出先などを特定できません。
また、映像だけは撮れていることから、音声がとれていないのは故意じゃないと言い逃れしてくる可能性もあります。
4. 容量の小さいSDカードを使う
ドライブレコーダーは容量が小さいSDカードを使うと、上書きのサイクルが早くなります。
そのため、浮気の証拠が撮れたとしても、すぐに確認しないと古いデータは上書きされて、証拠が残らなくなってしまうのです。
目安ですが、32GBのSDカードで約3時間〜4時間ほどで古いデータが上書きされます。
もし、SDカードの容量が小さい、もしくはSDカードを買う際に小さい方を勧められた場合は、この方法で浮気の証拠を隠滅している可能性があります。
ドライブレコーダーの浮気情報が証拠隠滅されたか見抜く3つの方法
ドライブレコーダーに残っていた浮気の証拠が隠滅されたか見抜く方法は、以下の3つです。
- 映像・音声が不自然に途切れている
- GPS情報で定期的に立ち寄る場所がある
- 映像は残っているのに音声だけ消されている
映像や音声情報が残っていなければ、浮気の決定的な証拠はおさえられません。
しかし、ドライブレコーダーに記録された情報の一部が不自然に途切れている場合、相手にとって不都合な証拠を意図的に消去している=浮気の証拠隠滅という可能性が高くなります。
証拠隠滅されたかを見抜く3つの方法について、それぞれ詳しく解説します。
1. 映像・音声が不自然に途切れている
SDカードの記録を見て、映像・音声が不自然に途切れている部分があれば、その時間に浮気している可能性が高いでしょう。
浮気の最中だけ意図的にSDカードや電源ケーブルを抜いて証拠を隠滅しています。
SDカードや電源ケーブルは、体がぶつかって抜けたり車の振動で外れたりするような場所には設置されていないので、外す意思がないと外せないはずです。
1〜2週間に1回程度、SDカードの記録を確認してみましょう。ただし、確認のしすぎはパートナーに浮気調査を勘づかれるので注意が必要です。
2. GPS情報で定期的に立ち寄る場所がある
ドライブレコーダーのGPS情報を確認して、自宅と職場以外に定期的に立ち寄る場所がないかチェックしましょう。
コンビニやスーパーもない住宅街に立ち寄っていたり、自宅と職場からは遠いマンションに止まる機会が多かったりした場合、浮気相手と会っているかもしれません。
ただし、SDカード・電源ケーブルが抜かれていたらGPS情報は記録されません。どちらも抜かれずに映像・音声が消されている場合の見抜き方となります。
もし、GPS情報で浮気調査をしたい場合は、専用アプリでリアルタイムで確認できるタイプのドライブレコーダーを取り付けましょう。
3. 映像は残っているのに音声だけ消されている
浮気相手を車に乗せる場合、車内の会話を聞かれないように意図的に音声だけオフにしている可能性があります。
一般的なドライブレコーダーは車の前と後ろを記録するもので、360°対応の機種じゃない限り車内の映像は映りません。
しかし、音声の証拠が残るのは浮気当事者にとって都合が悪いため、ドライブレコーダー内の記録が怪しまれないよう、音声だけをオフにして浮気の証拠を隠滅するのです。
音声をオフにする理由を問い詰めたとき、「歌を歌いたいから恥ずかしい」「会社の人と話をするから情報漏洩防止」といった理由を返してくるかもしれません。
普段の態度や行動から浮気が疑われる場合は、GPS情報も合わせてチェックしてみましょう。
ドライブレコーダーの浮気情報が証拠隠滅されたときの対処法3つ
ドライブレコーダーに記録されている浮気情報が証拠隠滅されていた場合は、以下の方法を試してみましょう。
- こっそり別のレコーダーを設置する
- 記録が残っていないことを問い詰める
- 別の方法で証拠を集める
隠したい情報がある場合、浮気している確率が高いため、浮気をしている証拠が他に残っている可能性があります。
1. こっそり別のレコーダーを設置する
ドライブレコーダーの電源・SDカードが抜かれている場合、その時間に浮気相手と会っている可能性があります。
それを逆手に取り、車内にボイスレコーダー・隠しカメラを設置して決定的な証拠を掴みましょう。
ボイスレコーダーならダッシュボードやシートの下、隠しカメラなら天井やエアコンのスキマなどに隠せます。
ちなみに、ボイスレコーダーを設置して音声を記録する行為は法律的に罰せられません。盗聴=犯罪行為という印象がありますが、多くの場合不法侵入などで罰せられています。
ボイスレコーダーや隠しカメラの存在がバレたら意味がないので、パートナーが絶対に見ていない時間を狙って設置しましょう。
2. 記録が残っていないことを問い詰める
シンプルに「この時間の記録がないけど何をしていたの?」と問い詰める方法です。
この方法で、パートナーの動揺で浮気の疑いが確信に変わったり、場合によってはパートナーから自白を促したりできる可能性があります。
しかし、問い詰めるのはリスクも高く、パートナーがいわゆる「逆ギレ」をしてくる可能性も考慮しなければいけません。
「浮気を疑っているの?」と喧嘩に発展したり、その時ははぐらかされて、以降は証拠が出ないようにもっと慎重に浮気をする可能性もあります。
浮気を問い詰めて自白してくれれば一気に問題解決しますが、一度こじれると解決までに時間がかかるリスクについて事前に理解しておきましょう。
3. 別の方法で証拠を集める
ドライブレコーダーの情報を意図的に証拠隠滅されていると感じたら、別の浮気調査を試してみましょう。
証拠隠滅している時点で浮気の確率は高いです。そのため、ドライブレコーダー以外から浮気の証拠が集められる可能性があります。
たとえば、クレジットカードの請求書や財布の中のレシートなどに、デートスポットやラブホテルを利用した形跡が見つかるケースもあります。
レシートは車のダッシュボードや上着のポケットに入れっぱなしにしている場合もあるため、パートナーの身の回りをよくチェックしてみましょう。
一番浮気の証拠が残っている可能性が高いのが、LINEのやり取りです。ただし、LINEのやり取りを確認するにはパートナーのスキを見て証拠を探る必要があります。
浮気調査がバレるリスクもあるので、もし難しければ探偵に浮気調査を依頼するのがおすすめです。
ドライブレコーダー以外で浮気の証拠を掴む3つの方法
ドライブレコーダー以外でも、車内からは浮気の証拠が見つかる可能性があります。具体的には以下の3つが考えられます。
- シートに匂いや髪の毛がついていないか
- ティッシュやレシートが落ちていないか
- 走行距離・ガソリンの増減が早くないか
パートナーが外出していたりお風呂の最中など、バレないタイミングを見計らって車内をチェックしにいきましょう。
1. シートに匂いや髪の毛がついていないか
助手席のシートにあなた以外の匂いや髪の毛がついていないか確認してみましょう。車に浮気相手を乗せる頻度が多いほど、上記の証拠は残りやすいのです。
髪の毛を探すなら、掃除用の粘着カーペットクリーナーを使うと探しやすいでしょう。
匂いの変化や他の女性の毛髪は決定的な証拠にはなりませんが、浮気の疑いがより強くなることは間違いありません。
2. ティッシュやレシートが落ちていないか
車内にティッシュやレシートなどのゴミが落ちていないか見てみましょう。
浮気相手と食事やショッピング、ラブホテルに行ったときのレシートが落ちているかもしれません。先ほど説明したとおり、ダッシュボードの中も忘れずに確認しましょう。
また、車内で性的な行為に及んでいた場合、後処理に使用したティッシュが出てくる可能性もあります。
浮気相手と性的な関係を結ぶことは、民法770条における不貞行為に該当します。(※1)
万が一体液が付着したティッシュが見つかり、それが浮気相手のものだと証明されれば、不貞行為の物的証拠になります。
浮気相手に慰謝料を請求する際などに有利ですが、見つけたときのショックも大きいでしょう。浮気の証拠探しをする際は、あらかじめ心の準備をしておきましょう。
(※1)e-Gov法令検索:民法第七百七十条「裁判上の離婚」
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089&keyword=%E6%B0%91%E6%B3%95#Mp-At_770
3. 走行距離・ガソリンの増減が早くないか
極端に走行距離が増えていたりガソリンの減りが早かったりしないか、メーターをチェックしてみましょう。
浮気相手との合流地点の距離が遠ければ明確な変化を確認できます。
パートナーが普段は職場と自宅しか移動しない場合は、Googleマップなどを使って職場と自宅間の距離を測ることで、浮気相手に会いに行っているか判定しやすくなります。
たとえば、職場と自宅が4kmの場合、単純計算だと1週間で20km増えますが、30km以上増えていたら寄り道していると判断できます。
毎日の走行距離に誤差があるか調べるのが一番いいのですが、それだけパートナーに浮気調査をしていることがバレるリスクがあるので注意が必要です。
ドライブレコーダーで浮気の証拠が掴めないときは探偵への浮気調査がおすすめ
この記事では、ドライブレコーダーに残されている浮気情報が証拠隠滅されていないか見抜く方法と、その対処法についてご紹介しました。
浮気相手を車に乗せている場合、ドライブレコーダーには多くの証拠が残されているはずです。
しかし、警戒心の強いタイプであれば、SDカードを抜く、電源を抜く、音声記録をオフにする、容量の小さいSDカードで証拠が上書きされるのを狙うなど、さまざまな方法で証拠隠滅を図るでしょう。
「浮気の証拠隠滅」の形跡が残されていれば、浮気している可能性は濃厚になります。
他にも浮気の形跡が残っている可能性もあるので、別の方法で浮気調査を進めましょう。
どうしても浮気の証拠を集められない場合は、探偵への浮気調査依頼がおすすめです。プロのスキルやノウハウによって、決定的な浮気の証拠を掴んでくれるでしょう。
パートナーの浮気に困っている、証拠を掴みたいという方は、アイヴィ・サービスに一度ご相談ください。