詐欺師の9つの特徴とその手口とは?見分ける方法や対処法も紹介

詐欺師の9つの特徴とその手口とは?見分ける方法や対処法も紹介
証拠収集調査

普段生活していると詐欺師の被害に遭うことはないように思えます。しかし、詐欺師はさまざまな理由をつけて接触して金銭を騙し取ろうとします。例えば相手の恋愛感情を利用して近づくケースもあります。自分は投資などに興味がないから詐欺被害に遭わないと思っていても、恋愛感情を利用されて騙される可能性があるため注意が必要です。

詐欺は立件が難しいとされるため、被害に遭ってしまった場合、適切な対応が求められます。この記事では詐欺師の特徴や手口、見分ける方法、対処法などを解説します。

目次

詐欺師の9つの特徴

詐欺師の特徴として以下が挙げられます。

  • 口がうまい
  • 社交的で好印象
  • 人を褒めるのがうまい
  • 写真の撮影を嫌がる
  • 好意を持っていることをすぐ告げてくる
  • 著名人との関係をアピールする
  • 専門的な話をしてくる
  • プライベートの様子が分からない
  • 偽名を使ってる

上記のような特徴がひとつでは詐欺を疑うのは難しいでしょう。しかし、上記の特徴が複数見受けられるのであれば、詐欺師の可能性が疑われます。

1. 口がうまい

1. 口がうまい

詐欺師の特徴として口がうまいという点が挙げられます。詐欺師は事実ではないことを相手に伝えて相手を騙します。そのため実体がないことも、口のうまさによって本当のことのように相手を騙すことが得意です。

相手が詐欺師に核心をつくようなことを問いかけても、口のうまさで乗り切ってしまうこともあります。

2. 社交的で好印象

詐欺師は相手からポジティブな印象を持たれたいと考えています。そのため、初めて会った際には社交的な対応をしてきます。初対面であっても好印象なため、詐欺師でありながらも騙されてしまう人もいるでしょう。

3. 人を褒めるのがうまい

詐欺師は人を褒めるのがうまいというのも特徴です。人は褒められると心地よく感じるのが一般的です。そのため、詐欺師はさまざま事柄で褒めて、相手を心地よくさせます。

詐欺師に騙された人は、褒められたことで詐欺師を信用してしまい要求に応えてしまいます。

4. 写真の撮影を嫌がる

詐欺師は写真で撮影されることを嫌がる傾向にあります。

詐欺師は自分の情報をひた隠しにしようとします。そのため、自分の証拠が残ってしまうような写真撮影は拒否したがります。写真撮影を提案しても毎回断るようであれば、詐欺師の可能性が疑われるかもしれません。

5. 好意を持っていることをすぐ告げてくる

5. 好意を持っていることをすぐ告げてくる

詐欺師のなかでも異性を騙そうとしているタイプの場合、相手に好意を持っていることをすぐに告げてきます。例えば初めて会った日のうちに好意を伝えてくる可能性もあるでしょう。

好意を持たれたことで相手に気を許してしまい、詐欺師に騙されてしまいます。

6. 著名人との関係をアピールする

詐欺師は自分を信用させるために、著名人との関係をアピールします。また、著名人との関係をアピールすることで相手に尊敬の念を抱かせるという目的もあります。

著名人とのつながりを過剰にアピールしてくるのであれば、一緒に撮影した写真などを提示してもらいましょう。

7. 専門的な話をしてくる

詐欺師は自分を信用させるため、尊敬させるために専門的な話をしてくる傾向にあります。例えば投資詐欺を持ちかけてくる詐欺師の場合、投資についての専門的な話で相手を信用させようとします。

詐欺師が専門的な話をしてくるのは相手を信用させるときだけではありません。相手から問い詰められたときも、専門的な話で煙に巻こうとするでしょう。

8. プライベートの様子が分からない

詐欺師はプライベートの様子が分からないというのも特徴です。詐欺師は自分がどのような生活をしているのか、どこに住んでいるかなどを隠そうとします。

プライベートが知られてしまうと、万が一、被害届を出された際にすぐに居場所を突き止められてしまいます。そのため、住所をはじめとしたプライベートを隠す傾向にあります。

9. 偽名を使ってる

詐欺師が名乗っている名前が本名とは限りません。偽名を使って相手に近づこうとするのが詐欺師の特徴です。例えば名刺を見せられたら思わず信用してしまうかもしれません、本名が記載されていない可能性があります。

本名に限らず社名や役職も嘘の可能性があるでしょう。

詐欺師の手口

詐欺師の手口

詐欺師が相手を騙そうとする手口は大きく次のような方法です。

  • 恋愛関係を装う
  • 偽の商品やサービスを提供する
  • 投資話を持ち掛ける

いずれの手口であっても、詐欺師は相手を騙して金銭を得ようとします。

1. 恋愛関係を装う

恋愛詐欺、結婚詐欺と呼ばれる詐欺は被害者と恋愛関係を装うのが手口です。例えば恋愛関係を結んだあとに次のような嘘を使って、相手から金銭を騙し取ろうとします。

  • 家族が大病を患っているため治療費用が必要
  • 借金があるため結婚できない

恋愛関係を装った詐欺は男女関係が背後にあるため、被害に気付きづらい傾向にあります。恋愛関係を装った詐欺かどうかは、交際期間や相手の素性などから判断しましょう。交際関係が短いにも関わらず大金を貸した、相手の素性が分からなかったという場合は詐欺の疑いがあります。

恋愛関係を装った詐欺のなかでも、増加傾向にあるのがロマンス詐欺です。ロマンス詐欺はSNSなどを通じて知り合った外国人が、恋愛関係を装って騙そうとする詐欺です。警察庁によると2023年12月のロマンス詐欺の件数は170件と過去最多でした。(※1

(※1)警察庁:SNS型投資・ロマンス詐欺の被害発生状況等について

https://www.npa.go.jp/bureau/criminal/souni/sns-romance/sns-romance20240311.pdf P3

2. 偽の商品やサービスを提供する

偽の商品やサービスを提供することも詐欺の手口のひとつです。例えばブランド物と偽った商品を提供します。本来よりも安くブランド品を提供してくるケースなどは、偽の商品を疑ってみましょう。

3. 投資話を持ちかける

詐欺のなかでも嘘の投資を持ちかけるのが投資詐欺です。投資詐欺の具体的な手口として以下が挙げられます。

  • 未公開株に関する詐欺
  • 外国通貨に関する詐欺
  • 権利に関する詐欺

投資詐欺は「必ず儲かる」と言われるケースが多くあります。しかし、株は必ず儲かるわけではありません。元本割れを起こす可能性もあるでしょう。そのため、投資話で「必ず儲かる」と言われた場合は詐欺の可能性を疑いましょう。

詐欺師に騙されやすい人の4つの特徴

詐欺師に騙されやすい人の特徴として以下が挙げられます。

  • 資産を持っている
  • 自己肯定感が低い
  • 断るのが苦手
  • 交友関係が狭い

十分な資産を持っていない場合であっても、自己肯定感が低い、押しに弱いといった人は詐欺師に騙される可能性があるので注意しましょう。

1. 資産を持っている

1. 資産を持っている

詐欺師に騙されやすい人の特徴として資産を持っているというケースがあります。詐欺師はいかに人を騙して金銭を得るのかを考えています。そのため、多くの資産を持っている人であれば効率的に金銭を騙し取れると判断され、詐欺師に狙われてしまいます。

また、潤沢な資産を持っている富裕層の場合、多少のお金がなくなっても被害を訴えない可能性もあるでしょう。

2. 自己肯定感が低い

自己肯定感が低い人も詐欺師に騙されやすいでしょう。自己肯定感が低い人は、自分でさまざまなことを判断するのが苦手な傾向にあります。詐欺師から「この投資がおすすめ」と言われた場合、鵜呑みにしてしまい騙される可能性があります。

また、自己肯定感が低く自分に自信がない人は、相手から好意を持たれることに大きな喜びを感じるでしょう。そのため、恋愛詐欺の被害に遭ってしまう可能性が考えられます。

3. 断るのが苦手

断るのが苦手という人も詐欺師の被害に遭いやすい傾向にあります。詐欺師から商品や投資を勧められた際、断ろうとしても断りきれずに詐欺の被害に遭ってしまいます。

恋愛詐欺であっても同様です。詐欺師に言い寄られたとしても断ることができず、そのまま交際に発展してしまい、詐欺の被害に遭う可能性があるでしょう。詐欺の被害に遭ったとしても、返金交渉するのが苦手でそのまま放置してしまうケースもあります。

4. 交友関係が狭い

交友関係が狭いことも詐欺の被害に遭いやすい人の特徴です。交友関係が狭いと詐欺師であってもついつい関係を続けてしまうでしょう。また、交友関係が狭いと知り合った相手が詐欺師かどうかを判断することも難しくなってしまいます。

友人が多ければ知り合った相手が詐欺師かどうかを相談できます。しかし、交友関係が狭く友人がいないという場合は詐欺師かどうかの相談は難しいでしょう。

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詐欺師を見分ける3つの方法

詐欺師を見分ける方法として以下が挙げられます。

  • 写真を撮らせてもらう
  • インターネットで検索する
  • 家を訪ねてみる

インターネットの検索、家を訪問するなどプライベートを掴んで詐欺師かどうかを見分けましょう。

1. 写真を撮らせてもらう

1. 写真を撮らせてもらう

詐欺師を見分ける方法として、写真を撮らせてもらうという方法があります。詐欺師は自分が逮捕される際の証拠を残さないようにします。そのため、先述のように写真を撮らせないのが一般的です。

知り合った相手が詐欺師かもしれないと思ったときは、写真を撮らせてもらえないか相談してみましょう。詐欺師でなければ問題なく写真を撮らせてくれます。しかし、詐欺師の場合、次のような反応を取るでしょう。

  • 言い訳をして写真を拒否する
  • すぐに写真を消すように激高する
  • 下を向くなど顔が分からないようにする

2. インターネットで検索する

インターネットで検索することも、知り合った相手が詐欺師かどうかを判断するのに効果的です。例えば相手が会社を経営していると言っている場合、会社名や相手の名前を検索してコーポレートサイトがあるかを確認しましょう。詐欺師の場合、情報が出てこない可能性があります。

また、SNSで相手の名前を検索するのも効果的です。SNSはプライベートではなく、ビジネス用にアカウントを作成しているケースもあります。そのため、企業の役職者であればビジネス用のアカウントを所有している可能性があるでしょう。もし知り合った相手が詐欺師だった場合、インターネットで検索すると被害情報が出てくる可能性があります。

3. 家を訪ねてみる

詐欺師は写真すら撮られないようにするほど、プライバシーを隠そうとします。そのため、自分の住居も隠そうとするのが一般的です。知り合った相手が詐欺師ではないかを確認するには、家を訪ねてみましょう。自分で家を探し出すのは難しいため、相手に家を訪ねていいか聞いてみるのがおすすめです。

家を訪ねていいのか聞いたとき、過剰に拒否するのであれば詐欺の可能性があるでしょう。

詐欺の被害に遭った際の対処法

詐欺の被害に遭った際は次のような対処法を取るのがおすすめです。

  • 警察に相談する
  • 弁護士に相談する
  • 探偵に相談する

1. 警察に相談する

1. 警察に相談する

詐欺の被害に遭った場合、警察に相談してみましょう。警察に相談する際は被害に遭ったことが分かるメモやメッセージのスクリーンショットなど、証拠となるものを持っていくことが大切です。一般的に詐欺は立件が難しい犯罪とされています。その理由は、加害者の内心に由来するからです。

加害者の内心とは被害者を騙して金銭を得ようとしていたかどうかです。加害者が最初から騙すつもりであったかどうかを明らかにするのは難しいため、詐欺は立件が難しいとされています。加害者が詐欺をしようとしていたことを証明するためには、電話やメールの履歴、口座の振り込み情報など、客観的な証拠を集める必要があります。

2. 弁護士に相談する

詐欺の被害に遭ってしまった場合、弁護士に相談してみましょう。警察の場合、事件性がなければ捜査を進めてくれません。しかし、弁護士であれば事件性の有無は関係なく詐欺について調査を進めてくれます。弁護士に詐欺についての調査を進めてもらうため、返金交渉が期待できるでしょう。

個人で詐欺師や詐欺グループと返金交渉を進めるのは、心的負担になりかねません。弁護士にあいだに入ってもらうことで、心的な負担を感じずに返金交渉を進められます。なお、詐欺被害の相談をする場合は経験豊富な弁護士に相談するのが大切です。

3. 探偵に相談する

3. 探偵に相談する

詐欺師の被害に遭っているかもと思ったら、探偵に相談するのもおすすめです。探偵は詐欺師と返金についての交渉はできません。しかし、居場所をはじめ詐欺師を特定する情報の収集には長けています。

例えば恋愛詐欺によって騙されていても証拠を抑えられないといった場合、探偵に相談することで証拠を抑えられる可能性があるでしょう。探偵に相談して証拠を集めてから弁護士や警察に相談することで、スムーズな対応につながります。

探偵に詐欺師の調査を依頼するメリットは次のとおりです。

  • 犯罪巻き込まれるリスクを減らせる
  • 違法な調査をする必要がない
  • 詐欺師に気付かれるリスクを減らせる

犯罪に巻き込まれるリスクを減らせる

探偵に詐欺師の調査を依頼することで、犯罪に巻き込まれるリスクを減らせます。詐欺は犯罪活動のため、自分で調査を進めると何かしらの犯罪に巻き込まれかねません。なかには単体ではなく犯罪グループに属して詐欺をしている犯人もいるでしょう。

このように、犯罪グループと接触するリスクを減らすためにも、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。

違法な調査をする必要がない

詐欺師の証拠を集めようと個人で調査をすると、違法な方法を選択しかねません。例えば詐欺師の自宅を見つけ出そうと尾行すると、ストーカー規制法に問われる可能性があります。違法な方法で集めた証拠は機能を認められないかもしれません。

一方、探偵に依頼すれば違法な方法を選択せずに調査を進めてくれます。

詐欺師に気付かれるリスクを減らせる

詐欺師とやり取りしている本人が調査を進めてしまうと、相手に気付かれる可能性があります。相手に気付かれてしまっては目の前から姿を消してしまい、返金交渉に進めなくなります。また、詐欺師に調査を気付かれてしまうと何かしらの報復を受ける恐れもあるでしょう。

詐欺師に気付かれるリスクを軽減するためには探偵に調査を依頼するのがおすすめです。

詐欺師かもと思ったら証拠を集めておこう

詐欺師は口がうまい、社交的で好印象、人を褒めるのがうまい、写真の撮影を嫌がる等の特徴があります。詐欺師は恋愛関係を装ったり、投資を装ったりして相手の財産を騙し取ろうとします。特に資産を豊富に持っている、断るのが苦手、交友関係が狭いなどという人は、詐欺師の標的になりがちなので注意しましょう。

知り合った相手が詐欺師かもと思ったら警察や弁護士、探偵に相談するのがおすすめです。特に探偵は浮気の返金や立件に欠かせない証拠集めに適しています。アイヴィ・サービスはさまざまな証拠収集に対応しています。詐欺師について悩んでいるのであればぜひご相談ください。

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