生き別れた兄弟の探し方は?再会するときの注意点も詳しく紹介 

生き別れた兄弟の探し方は?再会するときの注意点も詳しく紹介
人探し

幼い頃に別れた弟がいる、親が亡くなった後に血を分けた姉が発覚したといったように、兄弟がバラバラに育ってきたというケースがあります。

このような生き別れた兄弟は、親戚や関係者への聞き込みほか、戸籍やインターネットなど、さまざまな方法を駆使することで探し出すことが可能です。

この記事では生き別れた兄弟を自分で探す方法、兄弟に会う際の注意点、生き別れた兄弟を探すのが難しいケースなどを解説します。

目次

生き別れた兄弟の探し方

生き別れてしまった兄弟を自分で探すとなると、次のような方法を検討してみましょう。

  • 戸籍を辿る
  • 親戚や関係者に聞き込みをする
  • インターネットを活用する

1. 戸籍を辿る

戸籍を辿る

生き別れた条件によっては戸籍を辿ることで、兄弟の行方を知れる可能性があります。原則、兄弟の戸籍謄本を取得するには、相続手続きなどの「権利行使のための正当な理由」がない限り認められません。

このような理由がない場合は父母の戸籍謄本を取得しましょう。そうすることで、父母の戸籍に入っていた頃までの兄弟の痕跡を辿れます父母の戸籍謄本を取得する方法、必要な情報などは次のとおりです。

スクロールできます
取得できる場所本籍地である市区町村の役所
※同一戸籍であればマイナンバーを使ってコンビニで取得可能
必要な情報本籍地と戸籍の筆頭者の情報
※不明な場合は父母が住んでいる市区町村の役所で父母の住民票を取得。本籍や筆頭者の情報を確認する
手数料1通450円

兄弟が父母の戸籍を出た後の痕跡を追うには、さらに戸籍謄本を取得する必要があります。

例えば、両親が離婚して父親と自分、母親と兄弟に別れた場合、母親は父親の戸籍からは除籍されています。離婚によって除籍されると元の戸籍に戻るのが一般的です。

そのため、祖父母の戸籍謄本を請求して、母親と兄弟の足取りを調べましょう。

なお戸籍謄本は郵送で取得することも可能です。郵送には次のような書類などが必要です。

  • 戸籍謄本等郵送請求書
  • 請求者の本人確認書類の写し
  • 郵便局で購入した定額小為替の手数料
  • 切手を貼った返信用封筒

戸籍附票を入手する

転籍先の戸籍謄本からは現住所は判断できません。そのため、本籍を作ったとき以降の住所の変更履歴がすべて記録された戸籍附票を入手しましょう。

戸籍附票を入手するには、自治体の役所の窓口に自動車運転免許証やマイナンバーカードといった写真付きの本人確認書類を持っていく必要があります。また、1通につき手数料が300円発生します。

なお、戸籍附票から分かるのは親の現住所だけです。兄弟の居場所を探し出すには、親の現住所から調査範囲を広げていきましょう

2. 親戚や関係者に聞き込みをする

親戚や関係者に聞き込みをする

生き別れた兄弟について親に質問しても、当事者にあたるため、口を閉ざしてしまうかもしれません。

一方、当事者と一定の距離がある親戚であれば、親よりも生き別れた兄弟について教えてくれる可能性があります。

また、兄弟と別れる以前に住んでいた場所が分かるのであれば、近隣に当時を知る関係者がいるかもしれません。親戚や関係者に聞き込みをする際は、何故会いたいのかを丁寧に伝えるようにしましょう。

3. インターネットを活用する

インターネットの掲示板やSNSを活用して、生き別れた兄弟を探すという方法もあります。SNSにはさまざまな種類があるため、それぞれの特徴や利用者の年齢層などを考慮して活用しましょう。

スクロールできます
SNSの種類利用者が多い年齢層特徴
Twitter10代~40代
  • 匿名で利用できるため兄弟本人のアカウントは探しづらい
  • 拡散が拡散されれば兄弟についての情報を探しやすい
Facebook30代~60代
  • 原則本名で登録するため兄弟本人のアカウントを探しやすい
  • 出身校や出身地などで絞り込んで検索できるため関係者を探しやすい
Instagram10代~20代
  • 匿名で利用できるため兄弟本人のアカウントは探しづらい
  • 写真に特化しているため、兄弟本人のアカウントが分かれば近影を確認できる

また、インターネットの掲示板に生き別れた兄弟の情報を掲載することで、有力な情報を得られるかもしれません。

インターネット上に生き別れた兄弟の情報を載せる際は、個人情報の取扱いに注意しましょう。プライバシーの侵害に問われてしまい、損害賠償を請求される恐れがあります

生き別れた兄弟と再会するときの注意点3つ

生き別れた兄弟と再会するときの注意点3つ

兄弟は大切な家族の一員です。そのため、生き別れた兄弟と再会する際は感動的な場面を想像するかもしれません。

しかし、生き別れてしまった兄弟は一般的な家族とは関係性が異なります。このような点から生き別れた兄弟と再会する際は以下に注意しましょう。

  • 事前に会いたい理由を伝える
  • 第三者がいる場所で会う
  • 自分の想像とは違う結果の可能性を理解しておく

1. 事前に会いたい理由を伝える

生き別れた兄弟を見つけたら、すぐにでも会いたくなるかもしれません。しかし、急に会いに行くのは避けましょう。事前に何故会いたいかの理由を伝えておくことが大切です。

自分の気持ちを伝えて、相手が了承したら会いにいきます。相手の了承を得られていないにも関わらず会いに行ってしまうとトラブルに発展するかもしれません。

2. 第三者がいる場所で会う

生き別れた兄弟が再会を望んでいない可能性があります。そのような状態でネガティブな話題をしてしまうと、お互い感情的になってしまう恐れがあります。

不要なトラブルを避けるために、喫茶店やファミリーレストランといった第三者の目が届く場所で会うようにしましょう。

3. 自分の想像とは違う結果の可能性を理解しておく

先述のとおり、自分が会いたいと思っていても、生き別れた兄弟は会いたいと思っていない可能性があります。また、自分に対して強い不満を抱いている可能性もあるでしょう。

そのため、生き別れた兄弟と会ってみたものの、自分の想像とはまったく異なる結果になってしまうケースも想定しておきましょう

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生き別れた兄弟を自力で探すのは難しい?

生き別れた兄弟をなんとか自力で探そうとしても、一般的にはなかなか見つかりません。そのため生き別れた兄弟を自力で探すのは難しいとされています。

生き別れた兄弟を自力で探してもなかなか見つからない理由、難しいとされている理由は次のとおりです。

  • 戸籍を辿るのが難しい
  • 家族が話したがらない
  • 兄弟の記憶が曖昧もしくはない
  • 児童養護施設で育つと足取りが追いにくい
  • 母子生活支援施設に入所している

戸籍を辿るのが難しい

戸籍を辿るのが難しい

兄弟同士は特別な理由がない限り、それぞれの戸籍を確認することはできません。そのため、親の戸籍から辿っていけば生き別れた兄弟に辿り着ける可能性はあります。

しかし、この作業は手続きが複雑なうえ、確実に兄弟本人の居所を把握できるわけではありません。また、生き別れた兄弟が結婚していたら親の戸籍を出てしまっているため、足取りを追えなくなってしまいます。

家族が話したがらない

生き別れた兄弟がいる場合、家族、特に親が多くを語ってくれない可能性があります。生き別れることになるには、相当の理由があったと考えられます。

このような家族の過去の事実に触れてしまうため、親から詳細を教えてもらえず捜索が行き詰ってしまいます。

また、家族が話してくれたとしても、自分は知りたくない事実と向き合う必要が出てくるかもしれません。そうなった際に不安や不快感から捜索を止めてしまう可能性も考えられます。

兄弟の記憶が曖昧もしくはない

物心がつくまで兄弟と住んでいて生き別れたのであれば、特徴をはじめ兄弟の記憶があります。

一方、生き別れた際に幼く兄弟の記憶がない、もしくは兄弟がいた記憶がない状況では、すぐに捜索が暗礁に乗り上げてしまうかもしれません。

児童養護施設で育つと足取りが追いにくい

児童養護施設で育つと足取りが追いにくい

生き別れた兄弟が児童養護施設で育っていると、足取りを追いにくい傾向にあります。公益財団法人日本財団の発表によれば、国内には生みの親のもとで育つことができない子どもが約42,000人もいるとされています。

そのうち、約80%が乳児院や児童養護施設といった施設で暮らしています。(※1)

生き別れた兄弟が親のもとで育つことができなくなった場合、児童養護施設に入所している可能性が高いと考えられるでしょう。

児童養護施設は従来、原則18歳になると施設を出ていかざるを得ませんでした。施設を出てしまうと、足取りを追うのが難しい環境に身を置いている可能性が考えられます。

なお、2024年4月から施行された児童福祉法改正によって18歳という上限は撤廃されます。そのため、改正以降は足取りを追いやすくなるかもしれません。(※2)

(※1)公益財団法人日本財団:養子縁組と里親制度の違い
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/nf-kodomokatei/infographics

(※2)衆議院:児童福祉法等の一部を改正する法律(令和4年法律第66号)の概要
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_housei.nsf/html/housei/20820220615066.htm

母子生活支援施設に入所している

母子生活支援施設とは、DVなどを理由に生活が困難な母子が入所する施設です。社会福祉法人全国社会福祉協議会 全国母子生活支援施設協議会の発表によれば、2007年度中に入所した世帯のうち48.7%もの世帯の入所理由が「夫などからの暴力」と回答しています。(※3)

このようにDVの被害にあっている母子の住所は、加害者に居場所が特定されないように伏せられているのです。施設から抜けた後も、住所が特定できなくなるので、生き別れた兄弟の居場所を知るのはとても難しくなります。

(※3)会福祉法人全国社会福祉協議会 全国母子生活支援施設協議会:施設を利用されている方々
https://www.zenbokyou.jp/outline/trend/

生き別れた兄弟を探すなら探偵事務所へ依頼すべき?

生き別れた兄弟を探すなら探偵事務所へ依頼すべき?

生き別れた兄弟を探すのであれば、人探しのプロである探偵事務所への依頼を検討してみましょう。自分で生き別れた兄弟を探す方法は、戸籍を辿り、親戚や関係者に聞き込みをする、インターネットやSNSを活用するくらいです。

しかし、プロである探偵であれば、このような方法に加えて、独自のネットワークを活かして生き別れた兄弟を探してくれます。

生き別れた兄弟の調査はどんな探偵事務所に依頼する?

生き別れた兄弟の調査を探偵事務所に依頼する際は、依頼先が人探しの経験が豊富かを確認しましょう。

探偵事務所にはさまざまな依頼や相談が持ち込まれます。その代表例が浮気調査でしょう。浮気調査は浮気を疑われている人の動向を追えば、調査可能です。なかには、対応可能な調査を浮気調査のみに絞っている事務所もあります。

一方、生き別れた兄弟の調査のように、限られた情報で人を探すのには経験とスキルが求められます。そのため、このような人探しを得意としている探偵事務所はホームページにもその実績をしっかりと載せています。

生き別れた兄弟の調査を依頼する場合、人探しを得意とする探偵事務所に依頼しましょう。

探偵事務所に伝えるべきこと

人探しに長けている探偵事務所であっても、何も情報がない状態から生き別れた兄弟を探すのは時間を要してしまいます。

そのため、これまで自分で集めた情報を探偵事務所に伝えるようにしましょう情報を提供することで、生き別れた兄弟の居場所を早く突き止められるかもしれません。調査にかかる日数を短縮できるため、結果として調査費用の削減にもつながります。

生き別れた兄弟は可能な範囲で自分で探して探偵事務所に共有

生き別れてしまった兄弟の探し方は戸籍を辿る、親族や関係者に聞き込みをする、インターネットを活用するといった方法が挙げられます。もし生き別れた兄弟の居場所が分かったとしても、急に会いに行くのは避けましょう。

会いたい理由を伝えたうえで、第三者の眼がある喫茶店やファミリーレストランなどで会うことで不要なトラブルを避けられます。

生き別れた兄弟の動向は戸籍やインターネットなどで調べられます。しかし、戸籍を辿るには時間がかかってしまいます。また、児童養護施設などに入所していると足跡を追うのが難しくなってしまいます。

生き別れた兄弟を探す際は探偵事務所に依頼しましょう。探偵事務所のなかには人探しに対応していない事務所もあるのでホームページを確認してから依頼するのが大切です。

アイヴィ・サービスは浮気調査、素行調査などに対応しており、なかでも得意とする調査は人探しです。

インターネットを使った調査、関係者への聞き込み調査、尾行調査はもちろん、独自のネットワークを活かしたアイヴィ・サービスでしかできない調査で、生き別れた兄弟を探します。専門のライフアドバイザーによる無料面談後に最適なプランと見積りを提示するので、安心して依頼可能です。

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