パートナーに浮気されたら、すぐに相手を問い詰めてしまうかもしれません。しかし、急に問い詰めてしまってはパートナーとの関係が悪化する恐れがあります。パートナーに浮気されたからといって行動を焦らないようにしましょう。
この記事ではパートナーに浮気されたときの対処法を、やるべきこと、やってはいけないことに分けて解説します。
浮気をされたときの4つの対処法
パートナーに浮気をされたときには次のような対処法を検討しましょう。
- 気持ちを伝えて関係を修復する
- パートナーに事実確認をする
- 今後について話し合う
- 気分転換をしてショックから立ち直る
パートナーに浮気されたショックを抱えていても、冷静に対処することが大切です。
1. 気持ちを伝えて関係を修復する
浮気をされた場合、パートナーとの関係を修復したいかどうかがポイントです。パートナーとの関係を修復を希望するのであれば、自分の気持ちを伝えましょう。
浮気をされたことでどのような思いをしたのか、今後やり直したいということを伝えることで、関係修復が期待できるでしょう。
2. パートナーに事実確認をする
パートナーの浮気を疑った際、事実確認も大切です。パートナーが浮気をしているかもと思っても、あくまで自分が疑ってるだけかもしれません。自分による疑いが間違っていないかどうかを確認するために、パートナーに事実確認をしましょう。
例えば次のような質問によって事実を確認してみましょう。
- 〇月〇日は何をしていたの?
- 〇〇さんとはどういう関係なの?
- 浮気をしているの?
パートナーに浮気の事実を確認する際は、なるべくオブラートに包まずに直接質問することがポイントです。
3. 今後について話し合う
パートナーの浮気が事実であった場合、今後について話し合いましょう。関係を修復するのであれば信頼を再構築するためにルールを設ける、互いに非があったのであれば謝罪するといったことを心がけましょう。
一方、離婚をするのであれば慰謝料やどちらが家を出ていくのか、離婚後の生活をどうするのかなどを話し合うのが一般的です。
4. 気分転換をしてショックから立ち直る
パートナーに浮気をされると当然ショックを感じてしまうでしょう。そのため、パートナーに浮気をされたら気分転換をして、ショックから立ち直ることが大切です。
趣味に打ち込む、買い物をする、友人と食事するといったように、ショックから立ち直る方法はさまざまです。
浮気されたときにやってはいけない6つのこと
パートナーに浮気されたことが分かったらショックを受けてしまうでしょう。ショックのあまり思わぬ行動を取ってしまうかもしれません。
思わぬ行動がトラブルにつながってしまう恐れがあります。そのため、パートナーに浮気されたからといって次のような行動は避けましょう。
- 感情的に責める
- パートナー、浮気相手に嫌がらせする
- 浮気し返す
- 自責の念を持つ
- パートナーの実家や職場に浮気をバラす
- 浮気を放置しておく
感情的に責める
浮気されたことが分かるとパートナーを感情的に責めてしまうかもしれません。しかし、感情的に相手を責めてしまうと、逆上される恐れがあります。
特にパートナーと関係を修復したいと考えているのであれば、感情的に責めずに自分の思いを伝えるようにしましょう。
パートナー、浮気相手に嫌がらせする
浮気されたからといって、パートナーや浮気相手への嫌がらせも避けるべきです。パートナーや浮気相手についての誹謗中傷をSNSに書き込む、深夜や早朝に嫌がらせの電話をする、パートナーや浮気相手につきまとうといった行為は法に抵触する恐れがあります。
違法行為で罰せられることになってしまえば、精神的な負担はさらに増えるでしょう。余計なストレスを抱え込まないためにも、パートナー、浮気相手への嫌がらせは控えることが大切です。
浮気し返す
パートナーに浮気されたからといって、仕返しとして自分も浮気してしまう人がいます。仕返しとはいえ、自分も浮気をしてしまっては、その後の関係修復が難しくなるでしょう。
また、自分も不倫をしてしまうと、パートナーに慰謝料を請求したとしても認められない可能性があります。慰謝料を請求できないリスクを考慮すると、仕返しとしての浮気は控えましょう。
自責の念を持つ
パートナーが浮気をする理由はさまざまです。なかには、セックスレスや口論が増えたなど、夫婦関係の悪化が原因で浮気をする人もいるでしょう。このような際に自責の念を持って、自分を責め続けるのは避けましょう。自分を責めすぎてしまうと、よりストレスを感じてしまうかもしれません。
過度なストレスを抱いたことで、うつ病をはじめとした精神的な疾患につながりかねません。精神衛生を保つためにも、パートナーに浮気されたとしても自責の念を持つのは避けましょう。
パートナーの実家や職場に浮気をバラす
パートナーによる浮気の仕返しとして、相手の実家や職場に浮気をバラすのはリスクが高い行動です。浮気はされた相手を傷つけかねない行為ですが、あくまでプライベートな行為です。そのため、本人に無断で実家や職場に浮気をバラしてしまうと、プライバシー侵害に問われかねません。
プライバシーの侵害は刑法違反ではありません。しかし、民法で規定されているため、損害賠償を請求される恐れがあります。浮気をされたにも関わらず、慰謝料を請求されるという事態を防ぐためにも、パートナーの実家や職場に浮気をバラすのは避けましょう。
浮気を放置しておく
パートナーに浮気されたときに強いストレスを感じる人もいるでしょう。このようなストレスから目を背けようとすると、パートナーの浮気を放置しておくことになります。しかし、パートナーの浮気から目を背けて放置するのは避けましょう。浮気を放置していると、パートナーが浮気相手に本気になっていく可能性があります。その結果、パートナーから離婚を切り出されるかもしれません。
浮気を放置しておくリスクは離婚を切り出されるだけではありません。浮気に対しての慰謝料請求の時効を迎えてしまう可能性があります。時効を迎えてしまうと、本来であれば請求できたはずの慰謝料を手にすることができません。
慰謝料請求の時効は原則3年
パートナーの浮気についての慰謝料請求権は原則3年が時効です。(※1)
3年とはパートナーの浮気の事実、浮気相手の詳細を知ってからです。例えば浮気の事実を知ったとしても、浮気相手の住所や顔、氏名などの詳細を知らなければ時効は進行しません。
しかし、浮気の事実、浮気相手の詳細を知っているにも関わらず3年以上放置していると慰謝料は請求できません。
注意すべきなのが20年経過すると、浮気相手を特定できていなくても慰謝料を請求できなくなるという点です。(※1)
20年経過すると慰謝料を請求する権利がなくなってしまうので注意しましょう。
(※1)民法第724条:不法行為による損害賠償請求権の消滅時効
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089
浮気かも?パートナーが浮気をしている4つのサイン
パートナーに浮気されているのかどうかを判断するには次のようなサインを確認してみましょう。
- スマホにロックをかけている
- スマホをずっと持ち歩いている
- 服装や下着の趣味が変わった
- 残業や飲み会が増える
上記の行動が複数現れている場合、パートナーが浮気をしている可能性が高まります。
スマホにロックをかけている
浮気をしている人のなかには、スマートフォンにロックをかけている人が一定数います。スマホにロックをかけるのは浮気相手からのメッセージを読まれないため、浮気相手との写真を見られないためなどです。
いずれもパートナーに浮気相手の存在をバレないようにするためにロックをかけています。なかにはメッセージアプリにパスワードを設定して、ロックをかけるケースもあります。これまでスマホにロックがかかっていなかったにも関わらず、急にロックがかかるようになったのであれば、浮気が疑われます。
スマホをずっと持ち歩いている
ロックをかけるだけでなく、トイレやお風呂場など、どこにでもスマホを持ち歩くようになることも、浮気の兆候のひとつです。トイレやお風呂場といったように、周りからバレないところで浮気相手とメッセージのやり取りをしている可能性があります。スマホを置いておくと浮気相手とのやり取りを見られてしまうのではないかという不安からも、持ち歩くようになります。
浮気をしているとスマホの置き方にも変化が現れます。画面を下にしてスマホを置き始めます。画面を上にしておくと浮気相手からのメッセージ通知が見えてしまうためです。パートナーがどこにでもスマホを持ち歩くようになった、画面を下にして置くようになったのであれば、浮気を疑ってみましょう。
服装や下着の趣味が変わった
浮気を始めたことで服装や下着の趣味に変化が現れる人もいます。服装や下着に変化が現れる理由は浮気相手の趣味に合わせようとするためです。浮気相手により好かれたいと思うために、ファッションや下着を相手の趣味に合わせようとします。
また、浮気相手から服や下着、さらには小物をプレゼントされるケースもあります。パートナーが普段とは違う服や下着を着用しているといった場合は、浮気の可能性が考えられます。
残業や飲み会が増える
浮気を始めると残業や飲み会が増える傾向にあります。しかし、本当に残業や飲み会をしているわけではありません。
残業や飲み会はあくまでも浮気の言い訳です。本来であれば残業には法律で上限時間が設けられています。そのため、残業があまりにも多いのであれば、浮気の可能性が疑われます。また、残業や休日出勤した場合、賃金を上乗せして支払わなければなりません。パートナーの給与明細を確認して、残業手当、休日出勤手当が上乗せされていないのであれば、浮気の言い訳の可能性が考えられるでしょう。
パートナーと別れるなら証拠を集める
パートナーに浮気されたことをきっかけに別れることを決めたのであれば、可能な限り証拠を集めましょう。
証拠を集めることで、その後の行動にも移りやすくなります。
浮気の証拠を集める2つのメリット
浮気の証拠を集めることで、次のようなメリットにつながります。
- パートナーを問い詰められる
- 離婚や慰謝料請求に役立つ
特に離婚や慰謝料請求を検討しているのであれば、パートナーが浮気をした証拠の収集は欠かせません。
パートナーを問い詰められる
パートナーが浮気をした際、証拠を集めることで相手を問い詰められます。証拠もなしにパートナーを問い詰めたとしても、相手がシラを切る可能性が高いでしょう。また、証拠がなければパートナーが本当に浮気をしたかが分かりません。パートナーが浮気をしていないにも関わらず問い詰めてしまうと、その後の関係が悪化するでしょう。
浮気の証拠を使ってパートナーを問い詰める際、注意すべきなのが相手に提示する証拠の種類です。例えばパートナーが浮気相手とラブホテルに入室している写真のように、肉体関係が疑われる重要な証拠は、提示しないようにしましょう。
先に手の内を見せてしまうと、離婚や慰謝料請求の調停、裁判の際に浮気相手と口裏を合わせて否定するかもしれません。簡単な証拠から提示して、徐々に相手の矛盾をついてパートナーの矛盾を問い詰めていきましょう。
離婚や慰謝料請求に役立つ
パートナーが浮気している証拠を集めることは、離婚や慰謝料請求の際に役立ちます。パートナーの浮気が原因で離婚や慰謝料請求をするには、本当に浮気をしていたのかを証明する必要があります。
浮気(不貞行為)があったことを第三者に伝えるためには、詳細な証拠を集めて提示することが効果的です。
自分で浮気の証拠を集める2つのデメリット
パートナーが浮気をしているかどうか、証拠は自分でも集められます。しかし、自分でパートナーの浮気の証拠を集めるのは次のようなデメリットにつながりかねません。
- 証拠集めがバレる可能性がある
- 法律に抵触する恐れがある
パートナーの浮気の証拠集めをする際は、メリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。
証拠集めがバレる可能性がある
自分で浮気の証拠集めをしようとすると、パートナーや浮気相手に行動がバレてしまう可能性があります。パートナーや浮気相手に証拠集めがバレてしまうと、それまでの準備が水の泡となりかねません。例えば、パートナーや浮気相手は証拠集めに気付いたことで、より決定的な証拠隠滅に走る可能性があります。
また、証拠集めに気付いたことで、パートナーと浮気相手が距離を置いてしまうかもしれません。
法律に抵触する恐れがある
パートナーが浮気をしているかどうか、証拠は自分で集めることができます。
しかし、浮気の証拠集めは方法によって法律に抵触する恐れがあります。例えば、浮気相手が誰なのか調べようと家の周りをつきまとうといった行為はストーカー規制法につながりかねません。
また、婚姻関係にあるパートナーであってもGPSを使って相手の居場所を把握する行為もストーカー規制法の対象です。(※2)
ストーカー規制法以外にも、浮気調査にかかわる法律はいくつもあります。個人での浮気調査は注意を払っていても法律に抵触する恐れがあるため、注意しましょう。
(※2)警察庁:ストーカー規制法が改正されました!
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/stalker/R03kaisei/index.html
浮気の証拠集めは探偵に依頼する
パートナーに浮気された場合は証拠集めが欠かせません。しかし、個人での証拠集めは先述のようにパートナーや浮気相手にバレる、法律に抵触する恐れがあるため避けましょう。浮気の証拠を集めるのであれば、探偵に依頼するのがおすすめです。
探偵は当然、パートナーや浮気相手に顔を知られていません。そのため、2人に気付かれるリスクは少ないでしょう。さらに、複数人の調査員で調査するため、相手に気付かれるリスクを軽減可能です。
探偵であれば浮気相手についても調査してもらえる
探偵にパートナーの浮気調査を依頼するメリットは、バレずに証拠を集められるだけではありません。探偵に浮気調査を依頼すれば、パートナーの浮気相手についても把握できます。
慰謝料はパートナーだけでなく、浮気相手にも請求可能です。浮気相手に慰謝料を請求するには相手の詳細を把握しなければなりません。浮気相手の詳細をパートナーから聞き出すのは難しいでしょう。そのため、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。
パートナーに浮気されたときは冷静に対処しよう
パートナーに浮気されたことが分かると、強いショックを感じてしまうでしょう。そのため、つい取り乱してしまうかもしれませんが冷静に対処することが大切です。ショックのあまりパートナーを感情的に責める、嫌がらせをするなどの行為はその後のトラブルにつながりかねません。
まずは冷静に今後どうしたいのかを考えて必要によっては浮気の証拠を集めましょう。浮気の証拠集めは自分でもできますが、探偵に依頼するのがおすすめです。
アイヴィ・サービスはこれまで数多くの浮気を調査してきました。経験豊富な調査員が調査するため、パートナーの浮気の証拠を確保したいという方は安心してご相談ください。