パートナーが浮気をしていたとしても、相手に対して本気になっているかどうかは人によって異なります。浮気をしていても、相手に本気になっていない可能性があります。パートナーが浮気相手に対して本気になってしまうと、さまざまなリスクにつながりかねません。
この記事では浮気の本気度を把握するポイントや本気度の高い浮気を放置しておくリスクなどを解説します。
長期間浮気している場合は本気度が高い
浮気相手に対しての本気度を把握するうえでは、浮気している期間に着目しましょう。パートナーが浮気相手と長期間浮気しているのであれば、本気度が高いといえます。
一方、浮気の期間が短いのであれば、一時的な熱量が高くても本気度が高いとまではいえません。浮気が始まったときは互いに熱量が高くても、時間の経過とともに本気度は下がっていきます。
浮気が長期化する理由
浮気が長期化してしまう理由は大きく次の2つです。
- 顔を合わせる機会が多い
- 電話やメッセージの回数が少ない
頻繁に連絡をとっている方が浮気が長期化するように思えますが、浮気が長期化してしまっている人は互いに適度な距離を取っている傾向にあります。
顔を合わせる機会が多い
パートナーの浮気相手が同僚、取引相手といった場合、頻繁に顔を合わせるでしょう。このように顔を合わせる機会が多い浮気関係であれば、浮気の期間も長期化しがちです。
浮気の期間が長期化した結果、どんどんと相手に対しての本気度も高まってしまうでしょう。
電話やメッセージの回数が少ない
電話やメッセージの回数が少ない点も浮気が長期化してしまう理由です。パートナーが浮気相手にのめり込んでしまった場合、頻繁に電話やメッセージをしていて不安になるかもしれません。しかし、最初に電話やメッセージが頻繁に行われた場合、徐々に熱が冷める可能性があります。
一方、電話やメッセージの回数を抑え、一定の距離を維持している関係の方が浮気の長期化につながってしまいます。
浮気の本気度が高い人のポイント
浮気の本気度が高い人は次のようなポイントから判断可能です。
- 浮気相手を第一に考え始める
- お金使いが荒くなる
パートナーにこのような様子が見られたら、浮気相手に対して本気になっているかもしれません。
浮気相手を第一に考え始める
浮気相手に対して本気になっている場合、家族や配偶者ではなく浮気相手を第一に考え始めます。例えばGW、お盆、クリスマス、年末年始といった親戚とも会うような行事であっても、浮気相手を第一に考えてしまいます。
そのため、GWやお盆などの休日であっても、仕事が忙しいと言い訳をして、浮気相手と会っている可能性があります。
浮気相手を第一に考え始めるとデート先も変わってくる
浮気相手に本気になり、第一に考え始めるとデート先にも変化が出てきます。あくまで浮気相手とは肉体関係のみだった場合、デート先はホテルや温泉旅館などです。
しかし、浮気相手に対しての本気度が高まり、相手を第一に考え始めるとデート先が変化します。それまではホテルや旅館がデート先だったのが、一緒にいて楽しいと感じ始めるため映画館や食事といったように、普通のカップルのようなデートに変わります。
お金使いが荒くなる
長期間の浮気によって浮気相手に対して本気度が高まると、お金使いが荒くなってしまうのが一般的です。
当初はただの肉体関係であったにも関わらず、関係が長引くことで浮気相手にプレゼントを贈る、浮気相手と一緒に旅行に行くといったようになると、お金使いが荒くなってしまいます。パートナーのお金使いが荒くなってきたのであれば、浮気相手に本気になっている可能性が高いでしょう。
パートナーの浮気を放置するリスク
パートナーが浮気をしている場合、放置していると本気度が高まっていくかもしれません。パートナーの浮気の本気度が高まると、次のようなリスクにつながる恐れがあります。
- 離婚を言い出される
- 不倫相手との間に子供ができる
- 慰謝料請求の時効を過ぎる
これらのリスクは心的なストレスにつながりかねません。自身のストレスを増やさないためにも、パートナーの浮気は放置しないようにしましょう。
離婚を言い出される
パートナーが浮気相手に対して本気になってしまうと、離婚を言い出してくるかもしれません。例えば夫婦関係が悪いと、パートナーは家庭に不満を抱いている可能性があります。
このような状態で浮気相手に優しくされると、安心感を得て離婚を検討してしまう恐れがあります。また、セックスレスが続く夫婦であれば、パートナーが浮気相手との関係に満足してしまい離婚を伝えてくる可能性があります。
不倫相手との間に子供ができる
パートナーの浮気を放置した結果、不倫相手との間に子供ができてしまうリスクもあります。パートナーとその不倫相手との間に子供ができてしまった場合、取れる行動は男性、女性で異なります。
いずれのケースであっても不倫相手とパートナーとの間に子供ができてしまうと、さまざまな負担が発生します。そのため、パートナーの浮気は放置しないようにしましょう。
妻が不倫相手との子供を妊娠した場合
妻が不倫相手との子供を妊娠した場合、生まれてくる子供と親子の関係を持つかどうかを判断しなければなりません。
生まれてくる子供と親子の関係を持たないと決めた場合、嫡出否認と呼ばれる申し立てが必要です。嫡出否認の申し立ては夫側が1年以内に申し立てる必要があります。
夫が不倫相手を妊娠させた場合
夫が不倫相手を妊娠させてしまうケースもあります。夫が不倫相手を妊娠させてしまった場合、不倫相手が出産を希望しているかどうかをまず確認しましょう。不倫相手が出産を希望しないのであれば、夫が手術費用を負担しなければなりません。
一方、不倫相手が出産を希望する場合、養育費を負担するかどうかを確認する必要があります。
慰謝料請求の時効を過ぎる
パートナーが浮気をしている場合、慰謝料の請求が可能です。しかし、浮気(不倫)による慰謝料請求には時効が存在します。浮気の慰謝料請求は原則3年が時効です。
3年のもととなるのは、配偶者の浮気(不貞行為)と不倫相手の詳細を知った日からです。不倫相手の詳細を知ったというのは、不倫相手の顔が分かるなどではありません。不倫相手の名前や住所が分かるといった状態です。
除斥期間によって20年以内であれば慰謝料請求は可能
パートナーが浮気した場合の慰謝料請求は不倫の事実と相手のことを知ってから原則3年で時効です。しかし、不倫の事実を知らないまま3年が経ってしまうケースや、不倫相手のことが分からないまま3年が経過することもあります。このような不利益を解消するために設けられているのが除斥期間です。
除斥期間は20年間です。例えば、パートナーの浮気から6年が経過したとしても、20年以内であれば慰謝料を請求できます。しかし、除斥期間を過ぎてしまうと慰謝料は請求できません。
パートナーと相手を別れさせる方法
パートナーの浮気を長期間放置していると、相手に本気になってしまい、さまざまなリスクにつながりかねません。
そのため、パートナーと浮気相手を別れさせたいと考えている人もいるでしょう。パートナーと浮気相手を別れさせるのであれば、次のような方法を取りましょう。
- 誓約書を書いてもらう
- 気持ちを伝えて今後について話し合う
- 離婚・慰謝料請求に向けて証拠を集める
誓約書を書いてもらう
パートナーと浮気相手を別れさせるためには、誓約書を書いてもらうのがおすすめです。パートナーと浮気相手が浮気の事実を認めたのであれば、誓約書に再度会わないことを記載してもらいましょう。
口約束であっても再び会わないことを誓ってもらうことはできます。しかし、口約束では約束が守られない可能性があります。そのため、誓約書として残しておきましょう。
誓約書には違反時のペナルティを記載できます。違反時のペナルティを記載することで浮気の再発を防止可能です。誓約書を作成する際は次のような点に注意しましょう。
- 公正証書にする
- サインを強要しない
- ペナルティは現実的な金額にする
公正証書にする
誓約書は公正証書にしましょう。公正証書とは公証人が作成する証書で、法的拘束力を持ちます。例えば誓約書に反して再度浮気をした場合、ペナルティとして罰金をパートナーに科せられます。
しかし、相手が必ず罰金を払うとは限りません。このような際、通常の誓約書では裁判所に申し立てが必要です。一方、公正証書であれば、証書の内容に基づいて強制執行が可能です。そのため、スピーディに相手に財産などを差し押さえできます。
サインを強要しない
誓約書を作成したとしても、パートナーや浮気相手がサインをしない可能性があります。
誓約書へのサインを拒否されたとしても強要は避けましょう。強要したサインでは、誓約書としての効力が認められません。それどころか強要罪などの罪に問われる可能性があります。強要罪に問われると、3年以下の懲役が科せられてしまいます。
ペナルティは現実的な金額にする
誓約書に記載するペナルティの金額は現実的な額にしましょう。現実的ではない額では誓約書の内容が認められない可能性があります。
また、金額以外のペナルティを記載する場合も常識の範囲に収めましょう。公序良俗に反する内容ではペナルティが認められません。
気持ちを伝えて今後について話し合う
パートナーが長期間浮気をしている場合であっても、今後夫婦関係を再構築したいと考える人もいるかもしれません。夫婦関係の再構築を検討しているのであれば、自分の気持ちをしっかりと伝えましょう。
注意すべきなのが感情的にならないという点です。つい気持ちが高ぶり感情的になってしまうと口論に発展して、関係の修復が難しくなります。
浮気をしたパートナーによってはストレスや思うところがあって、浮気をしたかもしれません。浮気を責めるだけでなく、理解を示すことも大切です。自分の気持ちを冷静に伝えて、夫婦関係を再構築するために話し合いましょう。
離婚・慰謝料請求に向けて証拠を集める
パートナーの浮気によって離婚や慰謝料請求を検討しているのであれば、証拠を集めましょう。離婚や慰謝料を請求するためには証拠集めが欠かせません。
離婚や慰謝料請求に効果的な証拠として以下などが挙げられます。
- 性行為の写真や動画
- 肉体関係が分かる写真や動画
- 浮気を自白しているメッセージ
これらの証拠を自力で集めるのは難しいかもしれません。そのため、探偵に調査を依頼するのがおすすめです。探偵であれば個人よりもスムーズに証拠を集めてくれます。
個人での浮気調査は法的なリスクをはらんでいます。一方、探偵による調査であれば法的なリスクを回避して調査可能です。そのため、安心して調査を依頼することが可能です。
探偵による調査報告書も証拠として機能する
探偵に浮気調査を依頼した場合、調査報告書を受け取るのが一般的です。探偵が提出する調査報告書は浮気の証拠として活用できます。探偵による調査報告書には、パートナーと浮気相手の様子を捉えた写真や、探偵による客観的な報告などが記載されています。
調査報告書はすべてが証拠として機能するわけではありません。添付されている写真がピンぼけしていて分かりづらい、報告内容が主観的といった報告書は証拠として機能しない場合が多いでしょう。証拠として機能する調査報告書かどうかを確認するためには、依頼予定の探偵にサンプルの提出を依頼してみましょう。
パートナーが浮気相手に本気になる前に証拠を集めよう
パートナーが長期間浮気している場合、浮気相手に対しての本気度が高くなりかねません。パートナーが浮気相手に対して本気になっている場合、家族よりも浮気相手を優先してしまいます。
パートナーが浮気相手に本気になっているのを放置していると、離婚を言い出される、慰謝料請求の時効が過ぎてしまうなどのリスクがあります。このようなリスクを回避するためには、早めにパートナーと向き合いましょう。
パートナーの浮気を原因に離婚を検討しているのであれば、探偵に調査を依頼してみましょう。アイヴィ・サービスは数々の浮気調査に対応してきました。パートナーの浮気調査を検討している方はぜひご相談ください。