財布や小物が見当たらなくなったときに活用されているのがAirTagです。AirTagはその機能の特徴から、浮気調査に用いられるケースがあります。
しかし、AirTagを用いた浮気調査はパートナーにバレてしまうリスクがあります。また、AirTagによる浮気調査は法律に抵触するかもしれません。
この記事ではAirTagによる浮気調査がバレる理由や違法性について紹介します。
AirTag(エアタグ)とは
AirTag(エアタグ)とは500円サイズの小さな発信器です。
アップルが4,980円(税込)から販売していて、iPhoneユーザー、iPadユーザーであれば利用できます。
Airtagは小型なため、財布やキーケースに忍ばせておくことで紛失を防げます。
具体的にはAirtagを取り付けた財布が見当たらなくなっても、どこにあるのか位置情報がiPhoneやiPadで確認可能です。
このような機能はGPS端末に似ているため、浮気調査に用いられることもあります。
AirTagでの浮気調査がバレる3つの理由
AirTagは小型なうえにGPSのように使用できるため、浮気調査に向いているように思えます。
しかし、次のような3つの理由からAirTagによる浮気調査はバレてしまう可能性が高いといえるでしょう。
- 相手にも通知が届いてしまう
- 一定の動作を行うと警戒音が鳴る
- Appleによって不正利用対策が行われている
1. 相手にも通知が届いてしまう
パートナーのカバンや持ち物の中にAirTagを仕込んだ場合、相手にも通知が届いてしまいます。
パートナーのiPhoneにAirTagが近くにあることの通知が届くため、浮気調査をしていることがバレてしまうでしょう。
もしパートナーがAndroidユーザーであっても、通知を受け取る可能性があります。Androidユーザーであってもアプリをインストールしていれば通知の受信が可能です。
そのため、パートナーがAndroidユーザーだとしてもアプリがインストールされていれば、AirTagを使って浮気調査していることがバレてしまうでしょう。
2. 一定の動作を行うと警戒音が鳴る
AirTagは一定の動作に反応して警戒音を発します。具体的にはAirTagが所有所から一定期間離れた際に警戒音が鳴るようになっています。
そのため、パートナーの持ち物にAirTagを忍ばせたとしても、離れることで警戒音が鳴ってしまい、浮気調査に気付かれてしまうでしょう。
3. Appleによって不正利用対策が行われている
AirTagの目的は紛失物を見つけることです。
そのため、AirTagを浮気調査のために用いることは不正利用として対策が講じられています。
例えば、先述のような警戒音の発生も不正利用対策のひとつです。Appleによる不正利用対策は常に向上しているため、今後も対策が厳しくなることが予想されます。
そのため、今後もよりAirTagが浮気調査に使用しづらくなるでしょう。
AirTagでの浮気調査は違法行為になるケースもある
AirTagによる浮気調査は違法行為と見なされるケースがあります。
具体的にはストーカー規制法違反、プライバシーの侵害です。
罰則や損害賠償を請求されてしまってはせっかくの浮気調査が無駄になってしまいます。
ストーカー規制法違反となるケース
AirTagやGPSによる浮気調査はストーカー規制法に違反する可能性があります。
従来、ストアー規制法では、つきまといや執拗にメッセージを送るなどの行為が禁止されていました。
しかし、ストーカー規制法が改正されたことで、2021年からGPS機器などで位置情報を無断で取得する行為も禁止されています。
そのため、AirTagによる浮気調査はストーカー規制法に抵触し、次のような罰則が科せられてしまいます。(※1)
- ストーカー行為をした場合:1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金
- 禁止命令等に違反してストーカー行為をした場合:2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金
- 禁止命令等に違反した場合:6ヶ月以下の懲役もしくは50万円以下の罰金
(※1)警視庁:ストーカー規制法
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/dv/kiseho.html
プライバシーの侵害となるケース
カバンや持ち物など、パートナーの私物にAirTagを取り付ける行為は、プライバシーの侵害になり得るでしょう。
プライバシーの侵害は民法で定められているため、罰則が科せられるわけではありません。しかし、プライバシーの侵害を問われると、損害賠償を請求される可能性があります。
AirTagで浮気調査をする場合は設置場所に注意
AirTagで浮気調査をする場合は設置場所に注意しましょう。例えば、先述のように個人の私物に取り付けるとプライバシーの侵害に問われかねません。
そのため、夫婦共有の財産に設置することがポイントです。
例えば、夫婦で共有している車があれば、設置してもプライバシーの侵害にはあたらないでしょう。
なお車内に設置するのであれば、トランクの中などAirTagから発せられる通知音や警告音が聞こえないような場所を選ぶことがポイントです。
決定的な証拠を手に入れるなら探偵に相談するのがおすすめ
AirTagによる浮気調査はパートナーの行動範囲を把握する程度に留まります。そのため、パートナーが浮気をしていることを決定づけるような証拠は掴めないでしょう。
パートナーの浮気によって離婚や慰謝料の請求を検討しているのであれば、不貞行為を裏付ける決定的な証拠が求められます。
自分だけで不貞行為を裏付ける証拠を掴むことは不可能ではありません。
しかし、証拠を掴むのに時間がかかるうえに、パートナーや浮気相手に気付かれてしまう可能性もあります。
パートナーや浮気相手に、浮気調査に気付かれてしまっては、警戒されて証拠を掴みづらくなってしまいます。
このようなリスクを避けるには探偵に浮気調査を依頼しましょう。探偵であれば法律を遵守したうえで、パートナーや浮気相手にバレることなく不貞行為の証拠を掴んでくれます。
AirTagの浮気調査のリスクを把握しておこう
AirTagは小型なうえにGPSのように使用できるため、浮気調査に用いられることがあります。
しかし、AIrTagは相手にも通知が届いてしまう、一定の動作を行うと警戒音が鳴るといった機能が備わっているため、パートナーにバレてしまう可能性が高いでしょう。
また、AirTagによる浮気調査はストーカー規制法やプライバシーの侵害に問われる可能性があります。
AirTagではパートナーの行動程度しか把握できないため、浮気の証拠を押さえるには探偵に調査を依頼しましょう。
探偵であれば法律に違反することなく、適切に浮気調査を進めてくれます。
アイヴィ・サービスはこれまで何件もの浮気調査に対応してきました。尾行や張り込み、聞き込みなど、探偵ならではの専門的なスキルを駆使して浮気の証拠を確保します。
パートナーの浮気調査にAirTagを使おうか悩んでいた、GPSでパートナーの浮気調査をしようとしていたといった方は、ぜひアイヴィ・サービスにご相談ください。