自分で人探しをする際には、聞き込みやインターネット掲示板への投稿などが挙げられます。加えて、SNSアプリを活用することでも相手を探し出せるかもしれません。
現代では多くの人がスマートフォンを使用しているため、SNSアプリであればすぐに調査を開始できます。
この記事では人探しに利用できるSNSやアプリの紹介と、利用時の注意点などを解説します。
人探しに利用できるSNSアプリ5選
人探しに利用できるSNSアプリとして次の5つが挙げられます。
- Twitter(X)
- LINE
Facebookは人探しに利用可能です。Facebookで人探しをする際は、探している相手のアカウント名を確認してみましょう。
Facebookのアカウントは原則本名で作成することになっています。そのため、探している相手の本名でアカウントを検索してみます。なお、検索する際には漢字だけでなくローマ字やカタカナ、ひらがなも試してみましょう。身元の特定を避けるためにローマ字やカタカナ、ひらがなでアカウントを登録している可能性があります。
該当するアカウントがあったとしても同姓同名の別人という可能性があります。アカウントが本人であるかどうかを確認するには、メッセージを送るのがおすすめです。
また、Facebookにはスマートフォンに登録した電話番号と自動で同期する機能もあります。探している相手の電話番号もスマートフォンに登録していれば、自動同期機能によってアカウントが見つかるかもしれません。
Twitter(X)
Twitter(X)はFacebookのように本名でのアカウント作成を原則しているわけではありません。そのため、探している相手のアカウントがニックネームで登録している可能性があり、本人のアカウントを特定するのは難しいでしょう。
そこでTwitter(X)で人探しをする際は、自身のフォロワーに探している相手の特徴を発信することがオススメです。フォロワーがさらにフォロワーに情報を伝えることで、有益な情報を得られる可能性があります。
Instagramは写真や動画を共有するのに特化したSNSです。そのため、投稿された写真や動画を基に相手の住所を特定できるかもしれません。
探している相手のアカウントが分かっていれば、投稿された写真や動画に登場する風景を参考に、どこに住んでいるかを探してみましょう。ただし、写真や動画が撮影された場所を特定するのには多くの時間を費やしてしまうでしょう。
LINE
LINEは日本国内で多くのユーザーを誇るメッセージアプリです。総務省の発表によれば、日本国内の2021年のLINEユーザーの割合は90%を超えるほどです。(※1)
LINEに備わっているのは、特定の相手にメッセージを送る機能だけではありません。タイムライン機能も備わっていて、人探しに活用可能です。タイムライン機能を使って、人を探していることや、探している相手の詳細を記載することで、人探しに役立つ情報を得られるかもしれません。
タイムライン機能は投稿内容を全体公開に設定すれば、友だち以外であっても内容を確認可能です。さらに、LINEは自分の位置情報をタイムラインに掲載できます。もし探している相手が位置情報を投稿して全体公開していれば、どこに住んでいるかを把握できます。
WhatsAppは日本よりも海外で利用者が多い傾向にあるSNSです。WhatsAppは利用者のログイン情報が分かります。WhatsAppにログイン中かどうかはもちろん、前回いつWhatsAppにログインしたか履歴を確認することが可能です。
そのため、行方が分からなくなった人がWhatsAppを使用していれば、ログイン情報から生活リズムや動向が把握できます。
人探しに利用できる位置情報アプリ5選
人探しに利用できるのはSNSアプリだけではありません。次のような位置情報アプリも人探しに利用できます。
- Find My
- デバイスマネージャー
- SnapChat
- Life360
- Googleマップ
Find My
Find MyとはiPhoneにもともと備わっているアプリです。Find Myがオンになっていれば、Apple IDのログイン情報から該当のiPhoneがどこにあるかを確認できます。
そのため、探している相手がFind Myをオンにしている、相手のApple IDのログイン情報が分かる場合は、どこにいるかを把握できるでしょう。
デバイスマネージャー
該当のiPhoneがどこにあるのかを確認できるFind Myに対して、Androidの位置情報を検出できるのがデバイスマネージャーです。
デバイスマネージャーで該当のAndroidがどこにあるのかを調べるには、相手の電話番号や暗証番号などが必要です。また、Googleのアカウント情報も求められます。
デバイスを探す
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SnapChat
SnapChatは写真共有アプリです。SnapChatで相手の位置情報を確認するには次の条件を満たす必要があります。
- 探している相手がSnapChatを利用していて位置情報を公開している
- 探している相手とSnapChat上で友人になっている
上記の条件を満たしていない場合は、SnapChatで相手の住所情報を確認することはできません。
Snapchat スナップチャット
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Life360
Life360は位置情報を共有するためのアプリです。Life360の目的は家族や友人同士で位置情報を共有することです。
しかし、探している相手がLife360を使用していた位置情報を共有していれば、どこにいるかを把握可能です。
Life360: 友達や家族と今どこにいるかを共有
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Googleマップ
地図アプリとして利用されるGoogleマップも、位置情報を把握するのに役立ちます。
探している相手が、Googleマップでの位置情報を共有する設定のままでいれば、どこにいるのかリアルタイムで確認できます。
人探しアプリを利用するメリット・デメリット
行方が分からなくなってしまった相手を個人で探す場合、人探しアプリを活用することはオススメです。
しかし、人探しアプリはメリットがある一方で、当然デメリットもあります。以下に人探しアプリのメリット、デメリットをご紹介いたします。
人探しアプリを利用するメリット
人探しアプリを利用するメリットは費用がかからないという点です。
FacebookやTwitter(X)といったSNS、SnapChat、Googleマップなどは無料で利用できます。そのため、行方が分からなくなってしまった相手を、費用をかけずに探し出すことができます。さらに、人探しアプリを利用すれば相手にバレることなく住所を特定可能です。
張り込みや聞き込みなどをすると、相手に「誰かに探されている」と思われてしまうかもしれません。その結果、距離を置かれてしまう可能性があります。しかし、人探しアプリであれば、相手に気付かれずに住所を探し当てられます。
人探しアプリを利用するデメリット
人探しアプリは費用がかからない反面、本人に辿り着けないかもしれないというデメリットがあります。
例えばFacebookで人探しをする場合、探している相手がアカウントを持っていることが条件です。また、位置情報を調べようとしても、相手がアプリを持っていない、位置情報をオフにしている場合は有益な情報を得られません。
人探しアプリを利用する際の4つの注意点
人探しアプリを利用する際は次のような4つの点に注意しましょう。
- すべてが本当の情報とは限らない
- 個人情報が流出してしまう
- 必ずしも探し出せるわけではない
- トラブルに巻き込まれる可能性がある
すべてが本当の情報とは限らない
人探しアプリで誰かを探す場合、情報の真偽に注意が必要です。
例えば、SNSで情報を集めていく場合、寄せられた情報がすべて真実とは限りません。なかには嘘の情報も混じっている可能性があります。人探しアプリを活用して誰かを探すには、真偽を見極めて情報を取捨選択しなければなりません。
個人情報が流出してしまう
人探しアプリのなかでもSNSを活用する際の注意点が個人情報の取り扱いです。
探している相手を見つけ出したいからといって、名前や顔写真といった個人情報をSNSにアップしてしまうとプライバシー侵害を問われる可能性があります。さらにアップした個人情報を第三者に悪用されてしまうケースもあるでしょう。
必ずしも探し出せるわけではない
人探しアプリを利用したからといって、必ずしも相手を探し出せるわけではありません。
そもそも、先にご紹介した人探しアプリを使っていなければ、情報を収集することはできませんし、もし探し出せたとしても調べるまでに時間がかかってしまうでしょう。
トラブルに巻き込まれる可能性がある
どこにいるのか分からない相手が、何らかのトラブルに巻き込まれてしまっている場合、探している自分もトラブルに巻き込まれる可能性があります。場合によっては犯罪に巻き込まれてしまうかもしれません。
アプリでの人探しが難しい場合はプロに相談する
人探しアプリを使用したとしても、相手を見つけ出せない可能性があります。また、個人で人を探し出すには時間がかかってしまうものです。
そのため、アプリで人探しが難しい場合はプロである警察もしくは探偵に相談してみましょう。警察、探偵にどちらに相談するかは、次のように状況に応じて使い分けます。
- 事件性が高い:警察に行方不明者届を提出する
- 迅速に対応してもらいたい:探偵に人探し調査を依頼する
事件性が高い:警察に行方不明者届を提出する
行方が分からなくなってしまった相手が、事件に巻き込まれた可能性がある場合、警察へ行方不明者届を提出しましょう。
行方不明者届を出すことで、全国の都道府県警察に情報が共有され、家出人のデータや警察に保護された人のデータと照合してくれます。
行方不明者届は誰でも提出できるわけではありません。行方不明者届を提出するには以下のような条件を満たす必要があります。(※2)
- 行方不明者の親権を行う者又は後見人
- 行方不明者の配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)その他の親族
- 行方不明者を現に監護する者
- 福祉事務所(社会福祉法(昭和26年法律第45号)に定める福祉に関する事務所をいう。)の職員その他の行方不明者の福祉に関する事務に従事する者
- 上記の者のほか、行方不明者の同居者、雇主その他の当該行方不明者と社会生活において密接な関係を有する者
(※2)大阪府警:Q3 行方不明者の届出は、誰でもできるのですか。
迅速に対応してもらいたい:探偵に人探し調査を依頼する
警察に行方不明者届を提出することで、行方が分からなくなった相手を捜索してくれる可能性があります。
しかし、行方不明者届を提出できる人は限られるうえに、事件性がないと満足いく結果が得られないかもしれません。さらに、すぐに捜索が始まるわけではありません。そのため、迅速に人探しに対応してもらいたいのであれば探偵に相談してみましょう。
探偵であれば迅速に人探しをしてくれます。また、事件性の有無に関係なくどのような関係の人であっても調査を依頼することが可能です。
人探しアプリに限界を感じたら探偵に相談してみよう
行方が分からなくなった人を個人で探す際は、まず人探しアプリを活用してみましょう。例えばTwitter(X)であれば、本人のアカウントを見つける以外に情報収集も可能です。また、Find MyやSnapChatでは相手の位置情報も把握できます。
人探しアプリを使用して人を探すことで、費用を抑えて調べていくことが可能です。
しかし、人探しアプリで得られる情報はすべてが本当ではありません。虚偽の情報も混じっているため、情報の選択が求められます。また、人探しアプリで確実に相手の居所を突き止められるわけではありません。
もし、人探しアプリに限界を感じたときは、状況に応じて警察や探偵に相談してみましょう。とくに迅速な調査を希望する場合は、探偵への依頼がおすすめです。
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